齊藤 紅人

世界を巻き込む戦争により、本国の戦線は各地で崩壊寸前にあった。 そして最前線での戦いの他に、本国の海を守る子どもがいた。 通称「海の子」――得体の知れない「彼ら」をおびき寄せ、…

匿名短編コンテストシリーズのスピンオフ企画です。 皆さんから募集した最大20個のお題から、好きなものを好きな数選んで短編を執筆。使用したお題の数に応じて得点が優遇されます。 ター…

自分っていつから小説書き始めたっけ？　って思い出してみたら結構記憶が薄れ始めていたので、書き出して記すことにした。 とりとめもない、物書き変遷備忘録。 ※この作品は小説家になろ…

流浪の底辺魔法少女リーザロッテは空腹で行き倒れていたところを王子様に助けられ一目惚れ。だが彼の国は横暴な隣国の前に風前の灯火だった。その上、隣国で暗躍する魔法少女も彼に熱烈求愛！…

板野かもです。 ここでは、過去の作品にまつわる諸々の思い出や、当時表に出さなかった（出せなかった）情報、予定していたその後のプロットなどを語っていこうと思います。 遺品整理のつも…

※現在訴訟パートのみ公開中（理由は近況ノート参照） 『今回は無償です』と言い放って連絡を絶った依頼者。 小説の挿絵を受理したら払うと言われ納品したら、感染症の所為で現金がない…

　脳梗塞からの脱出の意味で、新作を書きます。　 　前に『怪獣文藝の逆襲』に書いた「廃都の怪神」のシリーズです。時間的にはこっちの方が先なんですけどね。 　ちなみにニャ―マトウは『…

　前に連載してた『地平線から来た少年』と同じシリーズ。前作は古代の邪神が復活するクトゥルフ神話っぽい話でしたが、今回はナチスのマッド・サイエンティストが出てくるSFっぽい話です。…

　橘チユリ、27歳。彼氏いない歴＝年齢のアラサーオタク。そんな彼女が一念発起、恋人アンドロイドを注文。自分の理想を過積載したイケメンの代わりに届いたのは…なんと、全然趣味じゃない…

セックスが免許制になってはや十五年。 数々のトラブルが起こる中、保険会社がこぞって立ち上げたその名も「セックス保険」 これは、セックス保険コールセンター担当の松島美智子の、性…

デッキを手に取れ！ 知恵を駆使しろ！ 相手の裏をかけ！ 異世界を舞台としたカードバトルが今、始まる！

村を襲われた少女は町外れにいるという勇者の元を訪ねるが、 そこにいたのは危ない葉っぱで恍惚の表情を浮かべる廃人のような男だったーー。 剣と魔法の世界で、きっと日の当たらない物語…

【本編完結済（約50万字）・番外編完結済（約3万字）・後日談完結済（約5万字）】 ◾️イラスト置場◾️ 　https://kakuyomu.jp/users/Hatori/ne…

一年中氷と雪に閉ざされ、春が来ない島国グラスリード。 王女のティアは療養のため滞在していた別荘地で裏切りに遭い、海に突き落とされてしまう。 しかし目が覚めたら、キリアと名乗る吸…

大学生の俺は同じバイト先の黒木沙織のことが気になっている。 地味で真面目なこの女を気になるきっかけは手首に残った傷痕だった。 これは一人の男の、情けなくて独りよがりな恋の物語だ…

1980年に生まれて、2000年に20歳になり、2020年に40歳になる。生きていれば。 その時代の話をする。

　脳梗塞で4ヶ月も入院。退院後3ヶ月が経過し、どうにか病状が安定してきたので、リハビリの意味をこめて日記を書くことにする。 　この病気に苦しんでいる人たちに希望をあたえたい。この…

フード女子合同2　に寄稿したフード女子文学です。 人間が滅亡し、氷河期が訪れた冷凍都市でフード女子は電気羊の夢を見るのか？

異世界転生したなんJ民高校生・青島エージ。ひょんなことから女子プロチーム「百合ケ丘野球団」監督となったエージは、現代世界の野球戦術＆セイバーメトリクスを駆使し全米チームと威信をか…

獣が闊歩する市場はベトナムと同じ匂いがする。 今日もヒツジが作ったウシ料理を食う。 干し肉を食うと思い出す。 オオカミ、イヌ、そして彼らと過ごしたあの戦場を。 ～飯沼道明大全集よ…

近未来のある日。ヒースロー空港のカフェで主人公はある男性と相席になる。

【SFマガジンにて紹介されました！】 宇宙船の航行においては、燃料や酸素の積載量が乗組員の命に関わるため厳しく制限されている。 民間事業者の航行においては、従業員の安全のため…

真野 文奈（まの ふみな）。背が高く細身で黒茶色の髪を肩甲骨まで伸ばしている少女。そんな彼女は考古学というマニアックな趣味を持っている。 彼女と付き合っているのは食べる事が趣味、…

【完結！】 「わたしはアンバー」 「トシロウ、わたしを逃がして」 ジェムと呼ばれるドラッグが蔓延した街「霧の都」。 極度に発達したサイバー技術に依存するこの街では、アウトローは…

【NOVEL 0　特別賞】　小説家とは、過酷な職業である。　なぜならば戦う描写を追求するためにために剣術を学び、王の生涯を描くために内政を学び、恋愛を語るために数多くの恋をもてあ…

邪悪なる魔王が倒されてから10年。 魔法が全盛だった時代は終わり、世界は工業化への道を進み始めようとしていた。 田舎の教会で枯れたような日々を過ごすクリス・ルシフエル神父。 そ…

次々と現れるどこかで見たようなヒロイン。繰り返される、いつか読んだような世界観とストーリー。 ハーレムラノベのテンプレ世界の中、主人公は果敢にもそのすべてのフラグを無視しようとす…

母を喪い天涯孤独となって、中等学舎を中退し、魔石動力への学びと飛行機乗りへの道を断たれてから、一年。シルディアナの帝都、南街区の酒場「竜の角」に住み込みで働くラナは、ある日地下室…

やぁ初めまして、俺はノワールだ。……ん、「いきなり何者だよ」って？　そんなの本編読みゃ分かるから焦りなさんな。 さて、これから旅を始める君たちへ簡単に説明しておこう。 この世界…

　荒野を往く緑の幌馬車は《踊り一座》の標。 　一神教が席巻しつつある大陸で、座頭とその踊り子たちは仕事を求めて放浪する。 「問う問う。御内は古きよりの祭儀を識る者か」 「いか…

刀と霊力で怪異に立ち向かう女子高生（異能力者）。 心理推理で犯罪に立ち向かう若き刑事（無能力者）。 そして巻きこまれたサバイバルゲーマーたち（無能力者）。 三者三様に陸の孤島とな…

ごく普通の高校生である夕雅有斗はある日、わけも分からず異世界に召喚され、いきなり王に祭り上げられた。 美少女に頼まれたというだけで、ラノベやアニメのノリで深く考えずに王様業を安請…

■第一章（完結）■ 年若い見習い騎士に与えられたのは、領主の子を宿した娼婦の護衛だった。戦渦に巻き込まれる前に、果たして騎士クライフは娼婦とその仲間たちを守り切り、無事に領都まで…

平和に慣れた豊かな辺境領ヘイルラント。この地を突如西方の覇者、カイザンラッド皇国の部隊が襲う。絶体絶命の危機に見舞われる女城主コーデリアの前に現れたのは、阿呆鳥《アルバトロス》の…

　ガロンツァール王国北西部の、国境線と王都ツァールに挟まれた街『トゥリエス』。 　そんなトゥリエスで、零細探偵事務所を開く魔術剣士エドワード・デフトは、ある日を境に数々の事件に…

　ヤクザである香食《こうじき》禮次郎《れいじろう》は事務所からの帰り道に、早春の路上で気絶した少女を発見してしまう。このまま放置すれば死ぬと考えた彼は少女を自らの部屋まで連れ帰っ…

文明は滅び、幾星霜── 地には毒素がみち、珪素と重金属に蹂躙されていた。 地獄のような環境で、人類は〝神樹木〟と呼ばれる存在に頼り、わずかな日々の糧を手に入れていた。 荒野をい…

【完結済】 ★★★エリオット＆アンナシリーズ第一弾★★★ 貧乏商人エリオットは高利貸しアンナへの借金返済が迫っていた。 エリオットは返済の為、アンナと共に訪れた家で死体を発見する…

魔剣。それは魔物に対抗するための唯一の武器。 数十年前から現れた魔物により、世界は争いの一途をたどり人間達はその領土を追いやられた。 大陸内に残る人間の国家は、『アルセイダ国』…

仕事の合間にふと思いついて書いた話です。軽い気持ちでお楽しみください。

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自殺を図るぼくの目の前に死んだはずの初恋の相手が現れる。そのとき彼女は何をぼくに語るのだろうか。 （注:作者の個人的な意見をかなり含みます）

どうやったら★１０００とか２０００とかいくんだろう。そもそも１００すらも到達できていない。その理由をリラックスした雰囲気で自己分析。

　唐沢純とその恋人・字廻ミヤコは旅人のような生活を送っている。日銭を稼いで放浪を続ける日々、移動手段はもっぱら安価な高速バスだ。その日も二人は数え切れないほど利用した交通機関へと…

エンバーミング。それは死体に防腐処理を施し、永劫この世にとどめ続ける技術。 エンバーマーの家に生まれたノゾムは幼い頃からエンバーミングの訓練を受けていた。 ある日ノゾムは、祖父の…

【『5分で読書 驚愕のミライ』収録作】今よりも少しロボットが普及した近未来の日本。親に捨てられ、ロボットによって育てられてきたという『ロボット少女』のミライのニュースがセンセーシ…

　おめでとうございます！　あなたは死亡ガチャで見事Sレアを引き当てて、転生の権利を獲得しました！ 　ようこそ、こちらは転生ハローワークです。あなたの未来を鷲掴み、でお馴染みの私…

　あのね、おやつのぷりんをね、たべようとね、おもったの。 　でもね、れーぞーこにね、なかったの。 　あたちね、しってる、はんにんは、このなかにいる！ 　――開始三行で真相究明、…

私たちの街では道を歩くということは、坂を登ること坂を下ることを意味します。

居酒屋のカウンターは斜めになっていた。年代物の厚い木のカウンターであった。 日本酒の兆子を置くと、ツツーと滑り落ちそうであったが、実際にはそうはならない。 『居酒屋１００選』とい…