失楽園のネクロアリス ‐Garten der Rebellion‐

作者 雪車町地蔵(そりまち じぞう)

93

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★★★ Excellent!!!

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重厚な文体で綴られる世界観は、読みながらにおいまで漂ってきそうです。

SF特有の荒廃した世界を描写する地力は、読んでいて読者を引き込みます。

しかも、セリフ回しもカッコいいのです。
重厚な文体の合間合間に垣間見えるカッコイイ台詞。
それを追いながらでも、この世界に存在する登場人物達の姿を楽しんで追うことができます。

また、作者様の漢字で書かれた単語訳。
このセンスが光りますね。
弾体加速装置-ハンド・ガン-
強化硝子-アンブレイクグラス-
この辺は私のお気に入りです。

そして、魅力はそんなハードな世界観だけではありません。

ヒロインと言えるツェオちゃん。
彼女の魅力はこの重厚な文章を読み飛ばさず、きちんと読み進めば次から次に出てきます!
彼女のかじり癖や小さい体ということを忘れさせない仕草。
眠たげな瞳――ええ、ええ!好きな人は好きですよね!
無表情、小柄、無敵!
作中ピンチな場面もありますが!
むしろだからこそ彼女はヒロインしてる!

物語にちりばめられた情報を集めながら、この終末の後に浸りましょう!

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★★★ Excellent!!!

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面白い。しびれる。こういう男性性に満ちた世界ってのは男の人にしかかけないのかなあと思う。
おそらく行く手にあるのは破壊であり虚無であり絶望であろうと思うわけだけれど。ほろびゆく世界に唯一残された希望、その蜘蛛の糸みたいな残酷さが美しい。

面白いです。

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★★★ Excellent!!!

――

退廃的でありながら重厚な世界観をともない展開するSF作品。
本作は初っ端から圧倒的情報量で読者の処理能力に挑戦してくる。
けれど……決して読みに難いということはない。
逆に読み解けば読み解くほど、容易には見通せない世界がどこまでも続いてた。
それはまさにあの精緻に描かれた漫画作品、BLAME!を彷彿とさせ、私を荒涼とした世界へ迷い込ませていく……。

そうかと思えば一転、幕間で語られる物語にはどこか優しい雰囲気が漂い始める。
荒廃した世界を旅する主人公達、そのつかの間の休息。
そこでは長く険しい旅を続けた彼らの日常が垣間見える。
人類の生存空間が分断され、交易がといものが満足に行われていない世界。
ゆえに生存空間ごとに変わる人々の文化、それらに関わる主人公一行の姿はどこかキノの旅をような独特の世界観を私に感じさせる。

一度は終わった世界で、けれど必死に生きようとする人々。
そんな世界である目的のために旅を続ける主人公。

星の雫――その希望を求める旅路はどこまでも果てしなく続いていく……。
願うなら、彼らの長い道のりに幸せがあらんことを――。

★★ Very Good!!

――

最新話(第4幕後の幕間)まで読了。
人の身体が金属に置換されるという奇病に冒された世界で、相棒の死体少女を人間に戻すために旅を続ける男の話である。

「おすすめレビュー」とは、その名の通り作品を人に勧めるものであるから、何をもって「おすすめ」なのかを明記する必要があろう。
この点、本作に関して、私が自信を持って人に勧められる点は大きく二つ。一つは重厚かつ精緻な設定構築であり、一つは卓越した文章表現の技量である。

「奇病に冒され滅びゆく世界」という発想自体は決して目新しいものではないが、本作の作者は深い考察と取材を重ね、人間の身体が金属に置き換わるという荒唐無稽な話に一定の現実味を与えることに成功している。化学知識に基づく説明が差し込まれる場面もあり、作者の知識や研究の深さが垣間見える。
死体を蘇らせ使役する技術や、主人公の操る武器など、作劇の根幹を司る種々のガジェットについても、あくまで超自然的な何かではなく科学技術に寄った説明がなされており、ケレン味の利いた形容表現と相まって、SF好きを唸らせる内容になっているように思う。

文章表現については非の打ち所がない。誤字脱字や文法・語彙の誤りといったイージーミスがほぼ見られないのは当然のこと、一読して状況がわからないという箇所がほぼなく、その場で誰が何をしているのかが鮮明な映像のように理解できる。次から次へと読者の知らない事物が登場するこうした作品において、「何が起きているのか一読しただけでわかる」というのは何気に凄いことであり、この一点だけを見てもこの作者がWEB小説の平均的な水準を上回る筆力を有していることがわかる。

以上、本作に関して私がお勧めできる点について書いてきたが、不勉強な私の口から語れるのは、設定と文章のレベルが極めて高いということまでである。本作のキャラクター造形や物語の展開にどのような魅力を見出すかは…続きを読む

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★★★ Excellent!!!

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最初の出だしから引き寄せられ感がハンパないです。
しっかりと世界観がはっきりしているし、ハードボイルド感に魅力が感じられました。実に歯応えのある作品なので、皆さんも是非読んでほしい作品です。

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★★★ Excellent!!!

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赤い大地と鉛色の空。静謐な世界を旅するのは、死者の手を引き棺桶を背負う、牧師姿の男。
罪を背負って罰と共に続ける旅を、乾いた筆致ながら情感豊かに描く大人向けの物語。
終わらない愛の物語でもあるこの旅路が、終末の景色の中、どのような終焉を迎えるかに期待。

さんがに★で称えました

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★★★ Excellent!!!

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とても面白いです。
しっかりと固有の世界観があり、
それを描ききれる筆力があり。
読み手はしっかりと緊張感を持たされて、
この世界に感情移入している自分に気づきます。
自分が描きたい世界の描写が全然独りよがりになっていない。
それが本当にすごいと思いました。
オススメです。

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★★ Very Good!!

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※評価をつけるのは苦手で、特に星の数に意味はありません。どこで書いても星は二つです。

さて、第一幕までの感想です。

ちょうど昨日、『ローガン』という、超強い少女とやさぐれたオッサンのロードムービーを観ました。この小説の主人公はそこまでオッサンではなさそうですが、やはりこの組み合わせは面白いと思いました。

決して長い文章ではないですが、重厚で、詩的、読み応えがあります。専門用語が多いですが、それほど分からなくなることはありません。作者の知性を感じます。

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