創作論や小説論……いろいろ読んできたけど。
木村さんの言葉ほど、すとんと腑に落ちたものは、他にありません。
薄々気づいてはいた。でも、つい自分の好きなように、楽しさを第一に考えてしまって……おろそかになっていた部分。
そこを、ちょっと変えただけでも、ぐっと小説が読者の方の目に留まりやすくなる。読み続けてもらえるようになる。
そんな、ちょっとしたポイント。
それを、ズバッと教えてくれる木村さん。私には貴重な存在です。
きっと、これからも何度もこのエッセイは見返してみるんだろうなと思います。それくらい、大事なエッセンスが書いてあるものだから。
そして、なにより。
木村さんがユニークで。その掛け合いが楽しくて。
読み物としても、とても面白い。私も脳内に友人が欲しくなりました。
こちらのカクヨムに来て、一番大切だと思ったのは己ではなく、他のモノカキさんの思考を知ること。
他のサイトとの違いは筆者同士の交流が盛んだということです。
物書きさんに受ける話を書けば、読んで貰える回数は増える、これは間違いないです。僕自身の経験ですから。
もちろん、読んで貰ってからが始まりです。
他者との交流から、得られるもの、与えられるもの、それにはまず相手の作品を読むことです。
作品の面白さだけでなく、相手の思考を知る。すなわち『読者』の視点で物語を書くということ。
それこそが小説家になるための第一歩ではないでしょうか。
筆者様のこれからを応援するために、星3つ送らせて頂きます。