★★★ Excellent!!! ☆☆☆生身でぶつかるごりっごりの泥臭い本格バトルファンタジー 藤浪保 とにかく戦闘シーンの臨場感がすごい。傭兵団と一緒の大規模戦闘も、乱戦の中、ゴブリンを蹴散らし、強敵と命の削り合いをしている様子も、手に汗握って読んだ。魔法を使わない剣や弓矢による泥臭い戦闘なのだけれど、生身でぶつかっていくところがハイファン好きにはたまらない。 男二人の汗臭い戦闘だけではなく、街での様子や他の登場人物との絡みも上手い。だんだん女性も増えてくるので、暑苦しさもやがて解消する。 文章が整っていて読んでいて苦にならない。内容もゴツいけど、文章も硬派。主人公寄りの三人称を上手く使いこなせている。 一話の文字数が多く、かつスロースタートな作品だけれど、第二部第三部とどんどん面白くなっていく。戦闘描写を噛みしめつつ、ぜひ途中でやめずに読み進めてもらいたい。 続きを超楽しみにしている。 ※第三部「終章 未知への再出発」まで読了 レビューいいね! 0 2017年11月19日 00:55
★★★ Excellent!!! 骨太ファンタジー あがつま ゆい 戦闘描写が書き込まれており、頭の中で彼らの動きが見えてくるほど。 まだ読んだばかりですが今後の展開に期待しています。 レビューいいね! 0 2017年8月24日 20:00
★★★ Excellent!!! 「生き抜くための力」剣に託して 美鶏あお 冒頭の少年を襲う悲劇から、それに続く一見淡々とした傭兵の人生へ。その鮮やかなコントラストに、秘められた物語の本流がどこへ向かっていくのか、強い興味をそそられます。主人公フィルにとって、剣を振るうことは生き抜くこと。ゆえに彼が力を爆発させる戦闘シーンは、読み手の心に迫る迫力あるものとなっています。 始まりのタイトルは『逃亡』です。しかし、読み進むにつれ、彼らが前へ前と『進撃』していると感じる、これは力強い物語。誰もが彼らの旅の仲間になりたくなるはず! ちなみにファンタジー初心者の私は、映画『指輪物語』や『ホビット』の映像世界で脳内再生し、タンノーしております。押しメンは、酒を愛する陽気なゴーシェ様。 レビューいいね! 0 2017年7月6日 06:33
★★★ Excellent!!! 彼等は此処に、『生きている』 毛糸 ガッツリとした重厚な物語の中で、主人公達はもちろん、他のキャラクター達もしっかりと、この世界で生きているんだというのが文章から伝わってきます。凄いです…… 戦闘シーンの命懸けだと感じさせる臨場感──瞬きする間もありません 日常シーンから感じさせる生活感──彼等の吐息を感じます。 どちらもいい塩梅で書かれているのではないかと感じます。 もう一度言います。凄いです…… レビューいいね! 0 2017年6月26日 23:16
★★★ Excellent!!! 現実を見るファンタジー @lalabox 無骨な感じに仕上がっており、甘い夢は見せない。都合のいいような魔法がある世界とは違い、復活や回復魔法もありえない。そこで繰り広げられる人間ドラマと世界の謎に魅了されます! レビューいいね! 0 2017年6月24日 20:41
★★★ Excellent!!! これぞ男の闘い! 戦闘シーンは必見! 邑弥 澪 父の形見である魔晶石を受け継いだフィル、どことなくお気楽な傭兵ゴーシェ、成長著しく高いポテンシャルを秘めた少年トニ。 この三人が魔物との闘いを繰り広げる、硬派なハイファンタジーです。 魔物や賊との臨場感溢れる戦闘シーンは、必見です! 渋い男の生きざまに憧れる男性に、読んで欲しい! 戦う男の姿が格好いいと思う女性にも、読んで欲しい! これぞ男の闘いだ!! レビューいいね! 0 2017年6月16日 23:40
★★★ Excellent!!! こんなハイファンタジーは中々にお目にかかれないです。 えるみにゃ まず、本格的なハイファンタジーなので内容を語るより是非手に取って読んで頂きたいのです。 設定に裏付けされた戦闘と行動理由。 ちょっとダークな中に散りばめられた日常。 軽い気持ちで手に取ると、作者の技量に変な声が漏れます。 賊や魔物の恐ろしさなどが非常に分かりやすく書かれており、この没入感は中々味わえません。 これが紙媒体の文庫だったら休日ずっと読んでしまいそうです。 そして、今後の展開を見据え、私も一読者として永く応援したいと思います。 レビューいいね! 0 2017年6月16日 12:26
★★★ Excellent!!! 臨場感あふれる戦闘描写! 上崎 司 (かみざき つかさ) この作品の一番の魅力は戦闘描写にあると思いました! 世界観もよく練り込まれており、プロ顔負けの作品だと思います! レビューいいね! 0 2017年6月14日 23:39
★★★ Excellent!!! 傭兵の世界で生きる戦士たちの力強さに感服 宮川和輝 淡々と進む物語でありながら、剣がせめぎあう攻防は興奮の一言。 また、魔物と砦を奪い合う攻防もあるという、大小のスケールを描いた二種類の戦いは必見です。 また、それだけでなく、傭兵であるフィルたちのリコンドールでの日常も見所だと思っています。 何気ないながらも、刹那的で、しかし日々を力強く生きている彼らの姿は、もしかしたら中世では本当にあった姿なのかもしれない、と思わされます。 応援しています、頑張ってください! レビューいいね! 0 2017年6月14日 17:17
★★★ Excellent!!! 傭兵の活躍する正統派ファンタジー コハク 異世界召喚やチートといったジャンルでは無く、しっかり落ち着いた正統派ファンタジーです。 戦略がきっちり説明されている所や、戦闘描写が丁寧なのがとてもいいと思います。 あと、「付呪」と書いて「エンチャント」とルビが振ってあるのがかっこよくて好きです。 私のように、指輪物語やロードス島戦記が好きな人には、おすすめですね。 レビューいいね! 0 2017年6月13日 00:28
★★★ Excellent!!! これが、ファンタジーを読むということ 角増エル ファンタジーと魔法を切り離して考えられなくなっていたのは、一体いつからだろう——。 確かに、ファンタジーには魔法的要素がつきものだ。 現実とは異なる法則が存在するというのは、それだけで心躍るものがある。 だから、(ある意味ではその気安さ、手軽さに、)気を抜くと魔法が大きく幅を利かせる作品に傾倒するようになり、いつしかそれがファンタジーの本流であると考えるようになっている。 けれど。 幼い頃に心躍らせたあの物語は、果たしてそれほど魔法がちだっただろうか? 外が白み始めるまで読みふけったあの物語は? 胸にこみ上げる展開に涙したあの物語は——? そうだ。私の決して多くない読書体験の中にも確かに、魔法がなくても魅力的な"ファンタジー"は存在した。 多様な定義があると思うが、少なくとも私の愛するファンタジーとは、魔法の気配の強弱にかかわらず、現実では決して有り得ない幻想的な空気に、或いは手に汗握る展開に、或いは一つずつ積み上げていくその"生きている"という感覚に、心が踊り、震え、気付けば何かが込み上げる——まさしく本作のような物語のことだったのだ。 ページを閉じた後、あなたもきっと幸せのため息と共にこう思うだろう。 これが、ファンタジーを読むということだ——、と。 レビューいいね! 0 2017年6月3日 01:53