藤浪保

なんで読めるんだろ(笑)

面白かった。第六感で犯人をぴたりと当ててしまう名探偵という設定に、上手いこと恋愛要素が絡んできていてとてもよい。テンポよくさくさく読めて、鮮やかなオチ。短編としての完成度がとても高…続きを読む

途中から知らないことも出てきて勉強になった。きちんと神話になっていて、救いもあって、とてもよい物語だと思う。

タイムループもの。一人称がうまいこと効いていて読みやすかった。清々しい青春ものでした。

さらっと読んで、ああ面白かったなと思って、レビューを書こうとして手が止まった。たぶん、物語としてきれいにまとめるのなら、違う嘘をついた方がよかった。嘘をつかないこともできた。「僕」…続きを読む

自分がやったことを伝えるというのは案外難しいもので、どうしても結果に目が行きがちだ。だけれどもこのエッセイは、ちゃんとその「過程」にも焦点を当て、工夫した事や大変だったことをきちん…続きを読む

まず思ったのは本文中に画像が入っててずるいってこと。運営権限か。ほんとずるいな。 （でも自分はイラスト導入反対派） とてもわかりやすいです。カクヨム初心者におすすめ。もっと早く欲…続きを読む

衝撃の本文。思わず笑ってしまった。最後の文がまたいい味出してる。

せっかく高い知能を得たのに……というあの物語の最後にもやっとしたのは小学生の頃でした。この作品はそんな人に読んで欲しい。タイトルやキャッチからはわかりにくいけれど作者の得意な宇宙の…続きを読む

女教師が不良女子中学生を更生させる話かと思いきやまさかの逆パターン。でも話の運びが上手く、教師が中学生に話を聞いてもらうことに違和感はなかった。女教師の過去と現在が繋がって、二人が…続きを読む

どこでもドアって通ってる途中で反対側から見たら内臓モロ見えじゃないかって思ったことはないだろうか。じゃあ転送装置が途中で止まったら？　そして再始動したら？　まあそう設計するよね………続きを読む

幼馴染のためにド文系の女子高生が「本物」のロケットの打ち上げに奮闘するお話。花火をバラして作ったロケット花火からスタートして（真似しちゃダメ絶対）、友人や部活のメンバー、果ては大人…続きを読む

めっちゃカッコイイ自設計の高速輸送船にごっつい改造を施して、超スピードの異星人の宇宙船を追いかけます。後半は潜水（違）します。超天才設計者＆操縦者のヒーローと、超天才プログラマーの…続きを読む

笑うと免疫力が高まるのは有名な話。これはウィルス完全勝利と言っても過言ではない。面白かったし、ご時世的に平和な話でほっとした。あとゲラの語源が結構好き。

踏み出せなくて温めていた告白の言葉。思い出と共に語られるそれはピュアの一言に尽きます。踏み出せなかったのがいつだったのかも現在の関係も明言されていませんが、だからこそ想像がかきたて…続きを読む

内容の割に評価が低すぎる。 火星の基地に宇宙船が墜落、生き残ったのは主人公ら二人だけ。主人公は負傷、埋もれた基地にはガレキが邪魔で入れず、通信不可、別の基地に行く手段なし、酸素は…続きを読む

悪役令嬢に転生したのに、駄女神のせいであんなことにwww　これは面白い。王道を上手く使った見事な急展開。テンポよくて最高。主人公と一緒に見事にキュン死しました。

まず非常に読みやすい。そして並行世界というモチーフを上手く使っている。ちょっとしたズレにより生まれた並行世界。そしてできたルームメイト。 うんうん、女の子ってこうだよね。そこががい…続きを読む

現実と乙女ゲーム内を行ったり来たりする話。乙ゲーの中に居続けるには試験の成績が良くなければならない。悪ければ現実に戻され、上位をキープすれば乙ゲーに戻れる、という設定がいい。 勉…続きを読む

凍りついた少女の肉体を解体していく描写はこの作者ならではの美しさがある。 その行為は狂気以外の何物でもない……と思ったのに、最後に考えを180度変えさせられてはっとした。今の世界と…続きを読む

大体一話に一本魔剣が出てくる連作短編なのだけれど、それぞれの魔剣が持つ特性は実に多様で、それ故物語も様々。大元に流れているのが魔剣研ぎ師とその助手の話で、短編を追いかけることで彼ら…続きを読む

現実でラブコメ展開なんざあるわけねぇよと思ったら、ありました。まごうことなき実話でした。でも「爆発しろ！」と最後まで言い切ることはできなかったですね。その理由は読んだらわかります。

絵本のような文体の素敵な作品。絵をつけたらそのまま売り出せるのではないだろうか。 右往左往する人間の様子を知ってか知らずか淡々と伸び続けるヘビーが好き。 途中どうなるのか不安になっ…続きを読む

この男、クソである。ブ男……なのはまあ仕方がないとして、見栄っ張りで、にわか知識のうんちくを垂れ流し、偉そうな振る舞いをする。読んでいるこっちがイライラするほどにクソである。なのに…続きを読む

突然警察から息子さんに殺人事件の話を聞きたいと言われたら、その両親はどうするだろうか。がひたすらにリアルに描かれている。息子に限ってそんなはずはと思う一方で、自分たちが思っているほ…続きを読む

ことごとく予想を裏切ってくる作品。最終章は熱かった。熱か……った？　とにかく一気読みした。ラストがすごくよかった。 王国の危機を防ぐため勇者として召喚されたら、素っ裸だし言葉は通…続きを読む

はっきり言って主人公ら二人の男子中学生は馬鹿だ。リバースサイド（裏面）では最悪死ぬのに、ゲーム感覚で気軽に入っていく。そして案の定命の危険にさらされる。なのに懲りずにまた行く。 …続きを読む

異世界行って最初にやるのが重力加速度の測定。空は青いからレイリー散乱はあるね。生きてるから空気の組成は問題なさそうだ。って、そんなんばっかり。異世界きて気にする所？　ねぇそこ気にす…続きを読む

ダンジョンで遭遇したのは、ダンジョンマスターの転生者。魔王を倒したパーティの仲間達が、たった一人の男にさらわれ、壊され、嬲られ、殺されていく。 死線をくぐり抜けてきたはずの彼らは、…続きを読む

かわいい妹と、なんだかんだでかわいがっている兄の会話で構成された作品。
とにかく妹かわいい。

空を飛ぶという子供じみた夢を捨てきれない主人公は、高校の選択授業で魔法学を受けることに。 そこにいたのは箒に跨がる中年のおっさん、恋の魔法を操る可憐な女子、闇の魔法使い、笑って会心…続きを読む

とにかく戦闘シーンの臨場感がすごい。傭兵団と一緒の大規模戦闘も、乱戦の中、ゴブリンを蹴散らし、強敵と命の削り合いをしている様子も、手に汗握って読んだ。魔法を使わない剣や弓矢による泥…続きを読む

これを無料で読んでよいものか。ふわふわ浮くカボチャ、底なしの海に引きずり込まれないように浮いている島々、下から上に気まぐれに流れる川。三つの異界はどれもこれもヘンテコで、デタラメで…続きを読む

結局なんだったのかはわからない。だからこそ不思議な出来事なのだと思う。実は前半部分は話の本筋とはほとんど関係ないのだが、そこを読んでいる間にその淡々とした口調に取り込まれ、まんまと…続きを読む

完結してしまったことにショックを受けた。毎回更新を楽しみにしていた。なぜか読み続けてしまう不思議な魔力のある作品。 人が人形や像にされる話はたくさんあるが、その過程をここまで精緻に…続きを読む

複雑に絡み合った人間関係、前後する時間軸、変わる視点。最初は点でしかなかった数々の出来事が、次第に繋がっていくのが見事。最後の最後ですべてのピースがぴったりとはまり、謎がすべて解け…続きを読む

書くことや自己表現をすることへの意気込みや理想が大きい。今しか書けないエッセイだと思う。そのうち、みんながみんなそういうわけではないと身に染みると思うけれど、自分だけはこの気持ちを…続きを読む

膨大な本に囲まれ、時折ページをめくる音が聞こえてくる図書館。そこに流れる空気や、本が好きだという気持ちがとてもよく伝わってくる。異世界にバイトに行って帰ってくるという非現実的な出来…続きを読む

これは酷い。戻れるよって言う方も言う方だ。女ってマジ怖ぇと思いました。知らない人を軽々しく信じてはいけません。

読むのは能動的な行為だからいつでもやめられる。のに、読むなと言われると読んでしまう。主人公の語りが軽妙すぎて、途中でやめろというのも無茶な話だ。僕は読んでよかったと思うけれど、人に…続きを読む

タイトルや「死ねばいいのに」なんて言葉から想像するのとは少し違う話。人間なんてそんなもんよというある種開き直りのような心境で、なんだかちょっとすっきりする。そして最後は少し寂しい。…続きを読む

武力でもって次々に北方地域を飲み込み、得られた作物や技術で発展していく大国。その勢いはとどまることを知らないが、そこには大きな秘密があった。それを知ったとき、男は英雄になる。

主人公の感情がリアル。こんな状況になったら、自分だって姉ちゃんに憧れるだろうし妬むだろうと思った。物語が進んでいっても、心の動きに説得力があった。 文章はほんの少し荒いけれど、読み…続きを読む

ここまで文字数の少ないデスゲームものは初めて読んだ。二度読み必至。

小さな街から出たいという若者らしい願いを持った筆者が、ふと気づいた「懐かしさ」という感情。それは故郷だけにとどまらず、国内のいろいろな場所の人々の暮らしを思うと湧いてくる不思議な気…続きを読む

ケガれを知らないということは、自分を守ることやその方法も知らないわけで。見たそのままを受け入れてしまう無垢な瞳。その瞳に映るモノは。 とても短いけれど、それは怖いところだけを切り取…続きを読む

金縛りは生理現象？　本当に？　頭が起きているのに体が寝ているだけ？　本当に？　もしかしたらその中に、ホンモノが混ざっているかもしれない。金縛りにあったら報告するという奇妙なルール。…続きを読む

魔王討伐を成し遂げた勇者が、失踪した他国の勇者の足取りを追いながら、魔王や魔王を倒す存在である勇者とはなんなのかを探っていく。神や世界の秩序というシステマチックな設定の中で、「魔王…続きを読む

言葉は少ないのに、少女がゆっくりと沈んでいく様子が目に浮かぶ。深度とともに変化していく感情の表現がいい。ラストの終わり方もよかった。 静かな場所で、ゆったりとした気持ちで読みたい一…続きを読む

悲しいことにそれが現実。読み終わってからタイトル見直して、上手いなあと思った。