第六感で犯人を決める。いやだめでしょ。と思いつつ読んでみたら、やっぱり。まず犯人を逮捕して、証拠集めや追加の捜査はその後から。冤罪を生み出すやり方の典型すぎますね。結果よければ全てよし。それでいいのかな?きちんと推理と捜査の手続きを踏んでから犯人特定をしていくという、ミステリのお約束の[意義]を問うている興味深いシナリオだと思います。
面白かった。第六感で犯人をぴたりと当ててしまう名探偵という設定に、上手いこと恋愛要素が絡んできていてとてもよい。テンポよくさくさく読めて、鮮やかなオチ。短編としての完成度がとても高い。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(103文字)