概要
女子大生の『自殺』を巡る、ヒューマンミステリー群像劇!
ある日、焼却炉から女子大生の焼死体が発見された。
彼女の部屋から発見された遺書から自殺と断定されたが、この死を中心に事件は動き出す。
事件の関係者から語られる言葉から事件の真相が導かれ、登場人物の想い、葛藤が見え隠れするヒューマンミステリー群像劇!!
彼女の死は自殺か、他殺か、それとも――……
彼女の部屋から発見された遺書から自殺と断定されたが、この死を中心に事件は動き出す。
事件の関係者から語られる言葉から事件の真相が導かれ、登場人物の想い、葛藤が見え隠れするヒューマンミステリー群像劇!!
彼女の死は自殺か、他殺か、それとも――……
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!現世と幽世を渡す"渡し船"。果たして誰が生者で、誰が死者なのか
焼却炉に身を投げた女子大生が「私が生きている限り、あいつはずっと傍にいる。(…)この死を持って、私――相澤恭香は自由を手に入れるのだ」
という遺書とともに大きな謎を残したことから物語は始まった。
しかし、必ずしも相澤恭香が「なぜ」死んだのか、そして「あいつ」は誰なのかが重要なわけではない(それは作中ではっきり明かされるのだが)。というのは、本作で重要なのはむしろ『人生相談センター~渡し舟~』の存在だからである。
これは「傍観」「幇助」「模倣」「転換」という四つの方法で自殺者をサポートする組織だが、特に後者の二つにはギミックがある。
模倣は、自殺を別な動機や事件の出来事に仕立て上げること。…続きを読む