概要
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作品紹介⇒ http://fbonline.jp/02sp/02_1701Butsurihousoku/index.html
第4巻は初夏発売予定! もちろんカクヨムでも連載しますよ!
高等専門学校=高専に通う雨ケ谷幹人たち11名の学生(+1名)が、朝目を覚ますとそこは異世界でした。そんな彼らがまずやったのは、物理法則の確認! 重力、摩擦、大気構成――自分たちの知識を駆使して周辺を調べ上げるメンバー。そして始まるであろうサバイバル生活を想像して落胆するのだが……。そんな中で見つけたひとつの魔法具。それが彼らの運命を大きく変えていく――!! これは、のちに魔法技術の礎を
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- ★★★ Excellent!!!高専生ではなくとも、科学を愛する全てのひとに
高専生とは裏なのか対偶なのかよくわからん位置にいる生物学基礎分野畑の人間ですが、登場人物たちの情熱の発露っぷりに非常に既視感が。
未知の現象を見つけたら瞳が輝くのはサガ。
生物学徒の端くれとしてはまず、神農もしくは某国民的RPGよろしく図鑑を作りつつ、ザザさんの身体測定をだな……
真面目な話、個人的に高専生が使えるある能力を現地の人が使えないのは生物学的な差による、と仮説を立てています。脳の器質的な。
そもそも異世界人が高専生たちと子孫を残せる(生物学的に)同種かも謎ですが。
でも種差があろうがなかろうが、泣き笑い、感情を交わせる点では変わらない。論理を共有できるのも変わらない?
その辺りの…続きを読む - ★★★ Excellent!!!☆☆☆自分じゃここまでやらないけど、読んでる分にはめっちゃ面白い
異世界行って最初にやるのが重力加速度の測定。空は青いからレイリー散乱はあるね。生きてるから空気の組成は問題なさそうだ。って、そんなんばっかり。異世界きて気にする所? ねぇそこ気にする所!?
そして始まる魔道具の分解と解析。検知する仕組みはどうなっているんだとか伝達の方法はとか。彼らなりに推測を立てて一応の納得を経ないと話が進まない。
わかる。わかるよ。理系脳ってそうだよね。でもちょっと、いやかなりやりすぎじゃないかな!?
突っ込みどころ満載だが、一巻のラストは感動して泣きそうになってしまった。
カクヨムで読んだ後、書籍も買った。イラストがあるのが嬉しい。
※「2巻 一章 神殿ってサー…続きを読む - ★★★ Excellent!!!エンジニアたちの青春物語と、ザザ本に関する推察
高専は行ったことないからわからないけど、エンジニアとしてはすごく共感する。特に最後のエピソードはとても涙腺崩壊ないい話だった。エンジニア的にはとても共感する(二度言った)
さて感想はここらへんにして、ちょっとした考察など。
異世界にもオライリー必要では?むしろ彼らが新たな動物表紙本を作る勢いだろう。表紙は当然例のザザが見た鳥だ。ここではザザ本と仮に呼称するとして、ザザ本はどういう内容になるのか?例の言語や端末についての本になるのだろうと思う。まぁ作中で言及のあった組み込みハード・言語の本に近い感じにはなりそうだ。たとえば端末の接続・起動・操作方法、言語の解説、接続できるモノとその制御AP…続きを読む - ★★★ Excellent!!!変人しか気にしないから普通は書かれない部分が気になる変人にオススメ
例えば二次元の女子高生が突然受肉して主人公と一緒に暮らすラブコメがあったとしたら、「少女には戸籍がないはずだが、どうするのだろう?」といった変人しか気にしない部分は普通書かれない。なぜならどこにでもいる、ありふれた人物がベースの主人公なら少女に戸籍がないことよりも先に気にすることは沢山あるし、それは普通の読者にとっても同じだからだ。
しかしこの作品の主人公達は普通ではない。「いや、異世界の物理法則を確認するのは普通だろ」と自分は変人側だと認めたがらない読者もいるだろうが、この作品の主人公達は間違いなく変人達だ。そしてそれが同じ変人側の読者にとっては読んでいて、かゆいところに手が届くような…続きを読む