プレ・ドライブ

作者 凍龍

8

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★★★ Excellent!!!

木星近辺に突如現れた異星船を、人類が知恵と勇気とかなりの無謀さをつぎ込んで追いかけまわす。

こう書くと荒唐無稽に思えますが、膨大な宇宙技術の知識に裏づけられたその筆致は、とことんリアル。専門用語が羅列されても、物語の疾走感を損なうどころか、圧倒的な臨場感に呑み込まれていきます。

そして主人公のひとりは不愛想だけど繊細な、脛に傷持つ天才エンジニア&宙航士。もうひとりは破天荒だが乙女心を失わない、コンピューターとの親和性抜群な美少女。このふたりが心を通わせていく過程が物語のもう一つの軸となって、やがて異星船追跡にも決定的な意味を持っていきます。

宇宙人を相手取った太陽系規模の鬼ごっこの行き着く先を、是非見届けてほしい。SF好きなら是非一読してほしい作品です。

★★★ Excellent!!!

 美しハイセラミック船殻を持つアローラム、太陽系内を飛び荷を運ぶ。
 出発直後、予定以上の質量を検知、うら若い女の子の密航者を見つける。
 湊は女の子(香帆)を船外に放棄せず、目的地まで臨時のアルバイトとし
て雇う事にします。

 衝突警報、微小惑星、すさまじい衝撃音、強烈なショックが船体を襲う。
 香帆が、エンジン制御や天測が可能な様にシステム改変、その際微小惑星
の軌道を逆算、偶然ではなく、誰かに石を投げつけられた事が分る。

 何とか生き延びるも今度は、異星船の捕獲に加えられる。
 アローラムⅡは、各国の船をその快走で出し抜き、謎の異星船を捕獲。
 しかし異星船は。

 SFでスペースオペラです。
 多くの知識を用いて、どれほど時間を掛けて、調べ練り上げたのだろうか
と感嘆します。
 又、湊と香帆、二人の心の動きも、気になる所です。
 長編です、ゆっくり読んで頂きたい作品です。