山本弘のリハビリ日記

作者 山本弘

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★★★ Excellent!!!

ご病気になる前から、科学的におかしな主張や、歴史を無視(あるいはねつ造)した主張には厳しい態度で臨んでこられた方でしたが、その怒りは今も変わらないと知って、安心しました。
武田邦彦氏の主張は全く酷いものですが、話が面白ければマスコミ(というか、バラエティー番組)は持ち上げます。いつの間にやら、自分とは全く関係ない分野についてもしたり顔でコメントしてますね。高須克也氏もしかり。面白ければ、話がうまければ、マスメディアは取り上げてしまう。これが一番問題だと思います。
しかし、一番怖いのは「自分は高須院長を支持するので、彼が言うことは信じる」という人が出てきたこと。これは、自分で考えて判断することを放棄した、と言っているわけですが、その恐ろしさを本人が認識していないことに恐怖を感じます。
このような人達に対して、病気前と変わらずに反論する山本先生の姿勢に敬意を表します。私も、出来る範囲で「おかしいことはおかしい」と言っていこうと思いました。

★★★ Excellent!!!

今回の文章を拝見しまして、書かれている内容、文体、きめ細やかさには、以前の山本さんの熱い文章と遜色ないと感じました。
JIS配列を思い出せないのは大変ですが、お時間かかっても最終出力された文に変わりなないのかなと…。
私も一昨年、事故で脳挫傷とくも膜下出血を体験し、脳波を計られたりと不安でした。
どこか「告知しても仕方がない所に損傷があるかも…」と思いますが、今、自分の頭で闘うだけという気分です。
山本さんに置かれましても、段々と良い状態になる様お祈り申し上げます。

★★★ Excellent!!!

闘病の大変さについて細かく書かれているのかと思いながら読んだが、内容としては、うさんくさい都市伝説への提言や、特撮やアニメの面白さについての言及であった。

思っていたものと違っていたのでかなり面食らったが、よくよく考えてみれば、なるほど、「娯楽について考える」以上のリハビリもないのかもしれない。

娯楽とは、すなわち刺激。面白い刺激とは、人の生きがいである。

私が思うに、病気から立ち直る際に最も有効なものは、外部からの治療もあるが、一番は自分自身の「生き続けたい」という執念だ。

「生きたい」という強い思いを生むためには、「生きる楽しみ」が不可欠。
つまり、娯楽に興味を抱くことで生きる楽しみを獲得し、「生」への執念が募っていく。それこそが病気から立ち直るための原動力であり、娯楽に親しむことは、内面的なリハビリと呼べるのではないだろうか。

少々考えすぎかもしれないが、興味・関心・好奇心というものの大切さを考えさせられるエッセイであった。

それはそれとしてSSSS.GRIDMANいいよね。主題歌のUNION最高。特に二番のサビ直前の歌詞が心に響く。
「ヒーローになれやしないんだって、主人公は誰かやるでしょって、知らぬ間に諦めたりしないでよ」
病気になっても、心が挫けても、自分の人生の主人公は、自分でいたい。