もう影を潜めてきたコロナウイルス。
だが、これは完全に消えることはなく、特効薬と万能ワクチンができない限りはただの風邪にはならないだろう。
これは、実際にコロナに感染した家族の物語であり、リアルをかなり克明に書いてある。
第四波の時に、あちこちの自治体では対応に追われていた。変異株の脅威がすごかったのである。ただ今はオミクロン株の台頭で弱毒化しており、ワクチンと治療薬の普及で、よほどのことがない限りは死に至ることはない。
ただ、自治体や国の対応がうまく行かずに、たくさんの死者が出てしまった。
この物語を、コロナ政策に携わった関係者に読んでほしい。
ニュースや情報番組で多くのコメンテーターがあれやこれや言う中、ここに現実があります。
多くを語る必要はありません。
読んでください。
けーすけさんの家族に起こった事、これが現実なのです。
今も同じかそれ以上の逼迫感があります。
コロナという新たなウイルスに、私たちは人としてどう関わっていかなければならないのか。
私たちの住む国はこんなにも脆かった。
その現実をここで自分のことのように感じて欲しい。
これが現実なのだと、自分の中に落とし込んで欲しい。
オリンピックなどしている場合ではなかったのに……
心に深く刻みたい現実が、ここにあります。
目を逸らさず、彼と共に日本という社会性を考える必要があると思います。
辛い事をよくここまで書き、私達に知らせてくれました。
読んですぐに、どうしようもない気持ちになりレビューを書く事ができなかった。
けーすけさんとご家族に、感謝と敬意と心からのエールを送ります。
けーすけさんのお父さん、ありがとうございました。
貴方が家族を守ったのですよ。
この手記は作者様とご両親がコロナに感染した、事実に基づく手記です。
なぜ事実だと思えるか。
それは手記を締めくくられた「さいごに」を読めば分かると思います。
ご自身の体験なので、自分に都合の悪いことは書かなくても問題ありません。誰にも分からないことです。そうすれば作者様はコロナで父を亡くされた被害者である、それだけで済みます。
ですが作者様はあえて、ご自身の中にあった「油断」や「うぬぼれ」を赤裸々に綴られました。それが後悔となって今も作者様を苦しめている。そう感じました。
それがこの手記が「事実である」と確信した理由です。
そういう意味で「最後まで読んでください」と書かせてもらいました。
この手記がコロナ禍の「現実」として広く読まれることを願ってます。
亡くなられたお父上様のご冥福、心よりお祈り申し上げます。
まずはお父様のご冥福をお祈りいたします。
以前ツイッター上でのお話から気にはなっていましたが、このように医療崩壊の現実を目の当たりにすると、とてもではありませんが、言葉にできない悲痛な思いがします。
現在の医療における対応の遅さは危惧しますが、何より突如として家族がいなくなることは、私も考えただけで恐怖を感じます。
しかもまともな別れもできないと考えると、胸が締め付けられます。
私のような他者が言えた義理ではありませんが、せめてこの言葉を送らせてください。
今回お父様が自らの身を挺し、危険を伝えてまで救ってくださった作者様のお命。どうか天国へ旅立たれたお父様のためにも、未来のためにお使いください。それが残された者にできる、最大の供養と私は感じております。
それが厳しいことは承知の上ですが、苦しい時は身近な相談者にも頼り、「これから」を乗り切ってください。
改めまして作者様のお父様のご冥福をお祈り、作者様及びそのご家族様の今後と健康を願わせていただきます。
これは現実です。
妄想でも空想でもなければ、作り話でもない。
医者も看護師も為政者も政治家も、親も大人も、できることしかできません。
今の現状は、これまでのわたしたちの選択の積み重ねの結果です。
家族や自分たちが住む街、暮らしている国のことにどれだけ親身になって考え、少しでも良くしようと行動してきたか、行動しているか、一人ひとりの姿勢が問われています。
過ぎていく時は止められない。
起きてしまったことはやり直せない。
いまの状況で、いまの状態で、できることを最大限、この瞬間からやるしかない。
自分と向き合う誰かのため、なにかのために、自分のできることを精一杯するしかないのです。