この手記は最後まで読んでください

この手記は作者様とご両親がコロナに感染した、事実に基づく手記です。
なぜ事実だと思えるか。
それは手記を締めくくられた「さいごに」を読めば分かると思います。
ご自身の体験なので、自分に都合の悪いことは書かなくても問題ありません。誰にも分からないことです。そうすれば作者様はコロナで父を亡くされた被害者である、それだけで済みます。
ですが作者様はあえて、ご自身の中にあった「油断」や「うぬぼれ」を赤裸々に綴られました。それが後悔となって今も作者様を苦しめている。そう感じました。
それがこの手記が「事実である」と確信した理由です。
そういう意味で「最後まで読んでください」と書かせてもらいました。
この手記がコロナ禍の「現実」として広く読まれることを願ってます。
亡くなられたお父上様のご冥福、心よりお祈り申し上げます。

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