★ Good! 確かに。。。後味悪い味。。 岬 嘘発見器について、「知りたい欲求」が満たされて良い。 微妙な後味の悪さ、これが「味」って気がする。不思議だけれど、文体のせいなのか。 読んでて、ずばりプロっぽい。俺がそういう印象を持つ作品の作家さんは、キャリア長い人・プロの人が多い…。 カクヨムに来て、「短編作品」の価値を再確認した俺です。 レビューいいね! 0 2018年6月7日 02:42
★★★ Excellent!!! いいえ。違います。私では…… 雹月あさみ 一人の男が殺された。二人の女性が容疑者としてあがった。 ポリグラフと呼ばれるウソ発見器を使って容疑者を調べるのだが……。 ポリグラフでの検証方法はこうやるんだ、と関心しながら読んでいると、無事に犯人が分かり、良かった、良かった。 ……とならずに、衝撃のラストに驚きましたっ。 まさか、そうなるとは……。 面白かったです♪ レビューいいね! 0 2017年12月16日 13:26
★★★ Excellent!!! 導き出された真相は、本当に真実なのか? 楠秋生 読みながらう~んと唸り、読後もまたう~んと唸る。後をひく作品です。 レビューいいね! 0 2017年7月1日 09:03
★★★ Excellent!!! 真相は如何に? 短編ながら奥深い。 時織拓未 面白いですねえ。 容疑者が直接的には登場しない運びがニクい演出です。 色々と脚色して中編に仕立て上げると、焦点がボヤけてしまう。短編こその小気味良いリズム感。 既に(私の基準では)十分な評価を得ていますが、作品タイトルを捻れば集客力が増すと思いました。作品から作者の力量を推察するに、もっとタイトルも改善できるはず。一読者の勝手な要望ですが...。 短編にはMAX2つが信条ですが、星3つ付けました。 レビューいいね! 0 2017年6月23日 13:12
★★★ Excellent!!! 嘘の中の真実は。 甘音 奏 まず、最初の出だしにドキッとしました。そこから一気に引きこまれ、緊張して読み進め、なんと途中でくすっとさせられたという作者マジックがすごいです。 ポリグラフ(ウソ発見器)の使用過程が丁寧で分かりやすい。ポリグラフを知らなくても、キャラたちと一緒になって楽しむことができました。ラストはやはりドキッとさせられ、読者の想像の余地がぐっとひろがります。気分爽快とはいえない読後感がまたいいですね! ポリグラフという機械に焦点をあてながらも、機械には人の心は測れない。そんな味のあるミステリーだと思いました。短いストーリーのなかに、伏線も散りばめられていてよかったです。とても面白かったです。ありがとうございました。 レビューいいね! 0 2017年6月22日 19:05
★★★ Excellent!!! 印象操作だ(苦し紛れの答弁)! 濱野乱 解答を知らされて、はい、お終いというミステリー作品は数あれど、尾を引く作品というのは難しい。真っ先に思いつくのはアガサクリスティーだろうか。 歯切れが悪いと取られるか、想像の余地ありと匂わせるか、作者の腕の見せ所だが、一部のミステリーマニアで何が何でも単一の解を求める読者の口には合わないのかもしれない。 本作は、ポリグラフ(嘘発見器)を用い、人間の心の弱さを突く話だ。自分の身に置き換えることで、楽しむことができた。 レビューいいね! 0 2017年6月14日 11:32
★★★ Excellent!!! 対話形式で繰り広げられる、ポリグラフとその驚愕の顛末とは……! 空っ手 ポリグラフなるウソ発見器で二人の容疑者を篩にかけるという、非常にシンプルかつ求心力のあるストーリーなのですが、それを連作短編ミステリの名手が手がける以上、何か仕掛けがあるに違いない! ミステリはその仕様上、「どんでん返しがある」ことを予感させてしまう、ある意味リスキーなジャンルでもあるのですが、ご安心ください。いやでも上がってしまうハードルを易々と飛び越えてしまうその跳躍力はさすがです。 タイトルからして単なる借用の域を遥かに超えてますからね……いやはや、相変わらず凄い! レビューいいね! 0 2017年6月10日 15:26
★★★ Excellent!!! カクヨムミステリー界の貴公子がお送りする掌編推理小説 真賀田デニム 照れろ、作者(笑↑↑ キャラミスということもあり、まず主人公がぶっ飛んでいますね。 ズボラで地味で不潔と言えば、「ケイゾク」の柴田純を思い浮かべますが、そんな感じでしょうか。全く持って頭脳派らしくないところが逆にいいですね。 ちなみに私は、ポリグラフとは単にウソ発見器という認識しかないので、小説内で仔細に描かれている内容を食い入って読んでしまいした。なるほどこういう風に使うのかぁ、と。 相変わらず、作り込んである内容ですね。 さて、肝心のミステリー部分ですが、うまいの一言です。 「事件は解決で、はい終わりっ」のあとの、衝撃のエピローグ――。 うん、いいミステリーだ。 レビューいいね! 0 2017年6月10日 12:38
★★★ Excellent!!! お手本とすべき、ミステリー短編ですぜ! 高尾つばき 殺人事件の担当刑事と、科捜研の女性心理士の物語。 見事です。わずか六千字弱の短編でありながら、ミステリー(アンチミステリー?)の醍醐味を味わうことができます。 登場人物のカラー、展開はさすが手慣れていらっしゃる。 ポリグラフなるアイテムの使い方もリアリティがあり、まさしく短編のお手本とすべき秀作です。 筋とは無関係な名前のこだわりは、作者特有のお遊びなのでしょうか。 レビューいいね! 0 2017年6月7日 09:43
★★★ Excellent!!! 高い完成度。面白かったです。 梧桐 彰 まずはシンプルに面白かったです。犯罪捜査に使うポリグラフってのは全く知識がなかったので興味を引きましたし、それを使ったおおっと思わせるラストも楽しめました。 加えてすげーなと思ったのが、キャラクター、展開、取材、文章力などの全てが高いレベルで、終始手を抜いていないところです。短編とはいえ、ここまで骨子も肉も整った形に持っていくにはかなりの安定した技量が必要なのではないでしょうか。作者の創作に対する真剣な姿勢を感じました。連作にするのは難しいかもですが、このタイプの話はまた読みたいですね。 レビューいいね! 0 2017年6月7日 08:14
★★★ Excellent!!! ポリグラフが示す悲しい嘘 片瀬智子 ポリグラフ、別名・嘘発見器と呼ばれる機械で、心理状態を見抜いていく短編ミステリー。 こちらの作家さんならではの入念な下調べによる内容、軽妙なセリフ、心理を巧みに操作した二転三転する展開が、私たち読者を引き込みます。 心が犯す殺人。 どれも物悲しくて、ハッとさせられました。 ラスト、作家さんの視線が垣間見える仕上がりに。馴染みの作風、作家さん独特の持ち味(個性)にうっとりします。 レビューいいね! 0 2017年6月6日 09:44
★★★ Excellent!!! 深層は闇の中…… 黒蛹 ポリグラフ検査から全ての謎を解き明かせるのか……。 犯人と思しき人間は二人。どちらも似たり寄ったりで、数度に渡るポリグラフでも判明せず。やはりポリグラフでは解決の糸口は見出せないのか? そう諦めかけた時、女史は最後のポリグラフで事件解決の糸口を掴もうとするが……!? ポリグラフ(嘘発見器)と一言で言っても、多種多様な種類が存在するなど小説という面だけでなく、ポリグラフに関する知識を知りたいという人にも御勧めの小説でございます。 そして全てを読み終えた時、もしかして……という後ろ髪を引かれる思いになって、もう一度読み返すこと間違いなしです。 レビューいいね! 0 2017年6月5日 13:25
★★★ Excellent!!! 血塗れの夜、彼に対する想いを抱いた女は何をしたか。 秋保千代子 ポリグラフというと聞き慣れないけれど。嘘発見器といわれると、なんとなく馴染みがあるような。 そんな犯罪調査手法が絡んだミステリー。 捜査についての簡単な説明も作中にあります、気軽にお読みいただけるのでは。 ガイシャは一人というと地味な小説との印象を持たれるかもしれませんが、がっつり濃厚・骨太な物語です。 さくっと読んで、背筋を震わせてきてくださいませ。 レビューいいね! 0 2017年6月5日 12:45
★★★ Excellent!!! ラストに驚き! 是非最後まで読んでください! 歌野裕 とある殺人事件に浮かび上がる二人の容疑者。それを解決するは一人の女史と一つの機器――嘘発見器。 そこから導き出された答えは――? 最後の最後でひっくり返される後味の悪いダークな終わりかたに短編小説ならではの気持ちよさがありました。 とても面白かったです! レビューいいね! 0 2017年6月4日 00:29
★★★ Excellent!!! 最後にあれ? って思わせてくれるくせ者です。 春川晴人 徳憲忠志さんと、忠岡悲呂さんの会話(!?)から始まる今作ですが、最後まで読むと、してやられた、と思うはずです。この、してやられた感が悪い気がしないのが、作者さんの技量だと思います。おもしろかったです。 レビューいいね! 0 2017年6月3日 22:01
★★★ Excellent!!! 下心を名に刻まれた者たちのオルタナティブ おおさわ どこかで見聞きしたようなタイトルに口元を歪めつつ、我々読者は2人の女性、二者択一の犯人捜しを迫られる。 心の底を濾すように行われるポリグラフ。 恋愛か。 殺意か。 その、どちらか ――AlterNaTIve mystery―― 犯人は、なるほど。 だが、そこで考えさせられる。 愛を、惜しみなく恵んだであろう。 だが、恩讐もまた忍んだのではないか。 結末をさらなる謎で包み込む後味に、最初とは異なる歪みを口元に浮かべてしまう。 どちらかが? 本当に? これぞ ――ANTI mystery ―― レビューいいね! 0 2017年6月3日 12:21
★★★ Excellent!!! アンチミステリは健在だった 宵時静空 読み始めは二人の会話劇や地の文から推理するものと考えていた。そして読み進めていく程、犯人が気になり——。 結末は、もう一つの可能性を提示する。 誰が犯人だろうな、って考えてたけど、「織田さんの作品じゃん」を忘れてました レビューいいね! 0 2017年6月3日 09:47
★★★ Excellent!!! 脱力系で地味なヒロイン×アンチミステリー こじらせた青 ズボラで地味ヒロイン、忠岡悲呂の会話が面白くて、犯人は誰だろう……と思いながら読み進めていくと、見事に騙されます。 タイトルから、実は騙されていたのか……という素晴らしいアンチミステリー作品だと思います。 レビューいいね! 0 2017年6月3日 08:06
★★★ Excellent!!! 「地味子可愛い!」と読み進めていたら結末にやられた! 青龍明良 作者の織田さんは、『よくある兄妹』のルイちゃん(ブラコン・パンツ可愛い)、『絵・美・死』の美憐ちゃん(発情・パンツ可愛い)など、魅力的なヒロインを今までに生み出してきましたが、今作品も短い文字数内で悲呂さん(ずぼら地味子可愛い)という印象に深く残るヒロインを描いています。(きっと文字数の問題で泣く泣く削られたのでしょうが、残念ながらパンツの描写が彼女にはありませんが……) 普段、地味系のヒロインというと、なかなか注目されません。 でも、短い文章内でヒロインの性格を特徴づけるさり気ない仕草や言葉を入れることによって、「あれ……? ずぼらで地味系な女の子って、もしかしたら可愛い……?」と思えてくるから素晴らしい。 成人女性が袖でよだれを拭くとか、可愛すぎるやん!! 気が抜けた感じの喋り方も、可愛すぎる!! ……と、まあこんな感じで「地味でずぼらな悲呂さん、可愛い! こんな可愛い子にならポリグラフ検査受けたい! ぶひぃぃ~!」とかすっかり油断して読み進めていたわけですが……。 うん……。忘れていたよ、織田さんが一筋縄でいく結末を用意しているわけがないことを……。 悲呂さんの脱力した喋り方につられてこっちまで脱力して読んでいたら、最後の数行を思わず二度見してしまいました(汗) みなさんも、地味系ヒロインの可愛い脱力お喋りを楽しみましょう。そして、最後の数行を二度見しましょう! あと、私も宮崎牛食べたいっ!! レビューいいね! 0 2017年6月3日 02:43