対話形式で繰り広げられる、ポリグラフとその驚愕の顛末とは……!

ポリグラフなるウソ発見器で二人の容疑者を篩にかけるという、非常にシンプルかつ求心力のあるストーリーなのですが、それを連作短編ミステリの名手が手がける以上、何か仕掛けがあるに違いない! ミステリはその仕様上、「どんでん返しがある」ことを予感させてしまう、ある意味リスキーなジャンルでもあるのですが、ご安心ください。いやでも上がってしまうハードルを易々と飛び越えてしまうその跳躍力はさすがです。

タイトルからして単なる借用の域を遥かに超えてますからね……いやはや、相変わらず凄い!

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