お手本とすべき、ミステリー短編ですぜ!

殺人事件の担当刑事と、科捜研の女性心理士の物語。
見事です。わずか六千字弱の短編でありながら、ミステリー(アンチミステリー?)の醍醐味を味わうことができます。
登場人物のカラー、展開はさすが手慣れていらっしゃる。
ポリグラフなるアイテムの使い方もリアリティがあり、まさしく短編のお手本とすべき秀作です。
筋とは無関係な名前のこだわりは、作者特有のお遊びなのでしょうか。

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