旧秋立の2年次までという中途半端な読了状態のまま、かなりのフライング覚悟で拝読いたしましたが、要らぬ心配でした。いきなりの本格SF描写に面喰らう展開、こちらもデジャビュしまくりです。
遅読の故に本編的には懐かしのキャラも、あ、こっちにも出てるんだ、相変わらずだなーとついドライに読んでしまいますが、むしろ旧作との違いが鮮明に判って楽しくもありました。数年置きにやってくる(と思われる)、狂乱のロボットアクション文化祭。類似のシチュエーションでも、メインが違うとこうも変わるのか! あと二人の距離はこうも変わらないのか! と色々な楽しみ方ができるのもポイントでしょう。
しかし! そんな比較をせずとも、部外者がふらりと立ち寄っても問題なく楽しめるのが文化祭。一見さんでも旧来のファンでも、どのみち挿話のド迫真SFにポカーンとした後、シリアスとギャグのワンツーに打ちのめされるのは必至なのです。