印象操作だ(苦し紛れの答弁)!

解答を知らされて、はい、お終いというミステリー作品は数あれど、尾を引く作品というのは難しい。真っ先に思いつくのはアガサクリスティーだろうか。

歯切れが悪いと取られるか、想像の余地ありと匂わせるか、作者の腕の見せ所だが、一部のミステリーマニアで何が何でも単一の解を求める読者の口には合わないのかもしれない。

本作は、ポリグラフ(嘘発見器)を用い、人間の心の弱さを突く話だ。自分の身に置き換えることで、楽しむことができた。

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