病に冒された少女と、不思議な紳士との会話劇。終わりと思ったことが、次へのステップに過ぎないと気づく時、新たな物語が始まる。
フロリダ生まれ浅草育ちです。おっさん。
現実にはない要素でありつつも、現実を描写しているようにも見える秀逸な【酸化】という概念。ここについて詳細な説明はない。それゆえにこの物語は、読者にとって自由に、理想的に映像化できると思う。不…続きを読む
水と炭素とその他もろもろの有機物でできている私の身体が、鉄でできた機械のように錆びつくことなんてあるはずがない。なのに、どうして私はこの小説にどこか共感しているのだろう。「錆びる」という表現の…続きを読む
日常のなかにふっと出てくる錆びるという表現。酸化というものが、当たり前にあって、感情をトリガーに症状が現れるらしい。主人公は酸化している少女。話すときに喉がキーってスキール音を立ててしまう…続きを読む
タイトルの『酸化少女』が強すぎます。少しでもこの文字に惹かれたら、絶対読むべきです。私もタイトルを見てなんだろう?となり、あらすじを読んでなんだろう?となり、タグを見るとガールミーツバスジャ…続きを読む
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