こないだレビューした仁科朝丸先生の『VRエロゲーやってたら異世界に転生したので、美少女魔王を奴隷化する ~クロスアウト・セイバー~』と共に、ファミ通文庫のtwitterで注目作扱いされてるエロラノベ。
既に先月発売してて、カクヨムで公開されてるのが一巻まるまるだと書籍版を読み終わって判明したわ。太っ腹ね。
ファミ通文庫から今月三〇日発売予定のエロラノベツートップ『VRエロゲー』『黒堕ち白魔道士』を足して二で割ったような作品。
次々美少女を絶頂させるけれども決して本番には入らない、処女を大事にする作風。一人一人をゆっくり時間を掛けて堕としていき、本番に臨むことも厭わない作風。
その二つの中間に位置してるわ。
主にターゲットとなるのは神聖アルテミス王国第四王女のスピカと、そこで信仰されている女神であるアルテミス。
おっぱいを揉んだり、下着の上から女の子をこすったり、陥没せし乳※(原文ママ)にむしゃぶりついたり、『魔装学園H×H』よろしくラブホで3Pしたり。もうやりたい放題。
アルテミス含め、敵である女神サイドもいいキャラしてるから、二巻でどう魔王にイカされるか楽しみね。
個人的に、【カクヨムのR15はどこまで性表現、及び描写が許されるのだろうか】とずっと思い悩んでいました。
ガイドラインに
■表現・描写などにより著しく性欲を刺激するもの
はR15の範疇から逸脱する恐れがあるとありますが、“著しく“とは、結局人によりけりな部分もあり、明確なラインは曖昧でしたので。
しかし本作により、その曖昧なラインが鮮明になったのではと思っています。なんといっても公式連載ですから。
つまり本作レベルのエロなら、確実にR15の枠内に収まると言っても過言ではないでしょう。
そしてその本作のエロレベルですが、いい具合に性欲を喚起してくれますね。「おお、そこまで描写するのか」と驚きつつ、「ああ、ここまで書いていいのだな」と安心感を得ることができます。
この性描写は大丈夫なのだろうか……などと不安を抱いている作者の方は、是非一度読んでみてください。きっとあなたの不安は払しょくされて、もう一段階上の性描写へと挑戦することでしょう。