嵐のような日々

 帰ってきたディレクターに、真奈美が事態を説明できるようになるまで丸一日。

 ディレクターが事態を理解するのにもう一日。

 そして顔を真っ赤にして怒鳴り散らす事17分。

 幸い真奈美も焦っていた事と、ディレクターの興奮も極まって何を言っているのか全く聞き取れなかったので、萎縮する事はなかった。

 髭の男が散々悪口を言っていたが、ディレクターもやはり社会人には違いない。離れていたスタッフを呼び戻し、テキパキと指示を与える。

 真奈美は各方面に頭を下げて回り、一日の大半を地面を見て過ごす事になった。

 文字通りの目の回るような日々に時間の感覚も分からなくなる。

 そして嵐のような二か月は過ぎた。

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