作るのも遊ぶのも、楽しいのは同じ

「どうだ? 使い方は覚えたか? ……って何やってんだお前! 街の中に200体もキャラを配置する奴があるか。これじゃ道歩けないだろ!」

「すみません。つい夢中になって。……ていうかめっちゃ楽しいです。ウチに持って帰っていいですか?」

「アホか。会社でやる分には問題ないが、今は勤怠がうるさいからな。でも慣れる為に個人的に触っているだけなら大丈夫だろ」

 昔は作るのが楽しくて自分で会社に籠ったものだ。

 自分で楽しんで夢中になっているうちに、気がついたら完成していた。そうやって生まれた名作もある。

 だが今は残業代や勤怠やらと厳しい制限も多い。

「制作環境としては難しくなったがな、反面社内に若い女の子が増えたというメリットはあるけどな」

 わたしの事ですかー? という真奈美の言葉をスルーして髭は操作を続ける。

「これで吹き出しが出てくるだろ。この中に書き込んだセリフが、ゲーム中このキャラに話しかけた時に出る」

「へえー、簡単ですね」

「選択肢が出たりすると少し難しくなるけどな。スクリプトというプログラムを組まなきゃならん。まあアホでも作れるプログラムだと思え」

「そんくらいじゃダメです。猫でもつくれるくらいにしてください」

「まあ、今回は難しい事はオレがやる」

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