概要
明治のハイスぺ旦那さまは、化け猫に憑かれていました。
明治19年、青山宙子(ひろこ)は侯爵嵯峨野家の若き当主忠臣(ただおみ)に、突然求婚される。
イギリスに留学して外務省に出仕し、将来は公使(大使)にもなろうかという前途洋々とした忠臣。
宙子は面識のない忠臣からの求婚に戸惑うばかり。
青山家は没落士族で、お金もない名誉もないという家柄。宙子自身も美人でもなく赤い縮れ毛の容姿。
いったい忠臣はどういう思惑で自分に求婚したのか戸惑う宙子だったが、ある理由から忠臣の求婚を受け入れたのだが……。
イギリス仕込みの紳士的な忠臣が、新婚初夜から怪しい行動をとるようになる。
この侯爵家にはいわくつきの伝説があった。江戸の昔、化け猫が奥方を食い殺してなりすましていた。
その伝説は歌舞伎の演目になるほど、有名な話だったが。しょせん、おとぎ話。しかし、忠
イギリスに留学して外務省に出仕し、将来は公使(大使)にもなろうかという前途洋々とした忠臣。
宙子は面識のない忠臣からの求婚に戸惑うばかり。
青山家は没落士族で、お金もない名誉もないという家柄。宙子自身も美人でもなく赤い縮れ毛の容姿。
いったい忠臣はどういう思惑で自分に求婚したのか戸惑う宙子だったが、ある理由から忠臣の求婚を受け入れたのだが……。
イギリス仕込みの紳士的な忠臣が、新婚初夜から怪しい行動をとるようになる。
この侯爵家にはいわくつきの伝説があった。江戸の昔、化け猫が奥方を食い殺してなりすましていた。
その伝説は歌舞伎の演目になるほど、有名な話だったが。しょせん、おとぎ話。しかし、忠
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!華族に娶られた宙子は、化け猫のウワサにおののく
明治を舞台としたミステリー風味のホラー作品です。
華族・嵯峨野家の青年・忠臣に嫁いだ青山宙子は、そこで嵯峨野家に伝わる「化け猫伝説」を聞くことになった。
果たして化け猫とはどういうものなのだろうか。
嵯峨野家の若奥さまとなった宙子は、姿の見えない恐怖に次々と追い詰められていきます。
そして宙子が思ってもいなかった事実を知り、「化け猫伝説」と正面から向かい合うことになります。
果たして、宙子と忠臣は化け猫とどう対峙することになるのか。
物語はすでに終盤を過ぎております。
著者によると本日中に完結するとのこと。
「カクヨムコン9」直前の今だからこそ読んでいただきたい作品…続きを読む