概要
鏡の社(かがみのやしろ)に伝わる古文書によって警告されていた大厄災……この世の終焉を意味する恐ろしき事態が現実のものとなった。宮司の親子は特別な精霊を持つ少女と、戦で郷を失った精鋭の忍び達と共に、この世を守る為大厄災に挑む事となる。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!この世の終焉を防ぐために守り人が闘う
鏡の社の宮司父子が忍びたちと力を合わせて、予言された大厄災を防ぐために修行や旅を続ける物語。
厄災を防ぐ手立ては古文書に示されており、祭壇に供えられた剣を使用することは分かったが、その剣に力を与えてくれる精霊を持った者を探しださなくてはならない。その者を指し示す勾玉を手に旅が始まる。大厄災まで残された期間は700日。
旅の途中で出会った人たちが織りなす人間ドラマ、親子愛、夫婦愛にほっこりしたり、悲しい同胞兄弟の死に目頭が熱くなる場面もありと、練り込まれたストーリーに引き込まれてしまう。
何といっても、物語に笑いを添えてくれるのがすずという女の子のキャラである。方言が可愛くて、彼女が出る…続きを読む - ★★★ Excellent!!!大厄災に挑む、守り人達の壮大な物語
物語は主に、大沢の忍び小平太を中心に展開されていきます。この小平太は忍びの域を超えた幻であり、とにかく強い! 時折挟まれる忍術の仕組みも興味深く、強さと優秀さに納得感を与えています。
彼の強さと忍びらしい活躍は、とても清々しく読み応えがあり、とても好みでした!
ヒロインのおすずはとっても可愛い女の子で、登場人物達を和ませてくれます。作品を読まれた方も、彼女の可愛らしさには思わず笑顔になってしまうことでしょう。
他にも魅力的な登場人物が多く登場するので、絶望的な大厄災がきても、きっと彼等なら乗り越えられる。そう信じることができました。
是非、読んでみてください! - ★★★ Excellent!!!圧倒的な熱量で語られる、壮大なる歴史伝奇ロマン
序盤からのツカミが強く、ぐいぐいと続きを読まされる作品でした。
道具立てとして「古文書に記された大厄災」、「使命を帯びた忍」、「力を持つ勾玉」などが登場し、芳醇なまでのロマンの香りが漂います。
そしてこの作品でもっとも評価されるべきだと思われるのが、その時代の空気が緻密に描かれていることです。過酷な自然環境の中で生きる人々、そして応仁の乱の後で荒廃して無法と化した状態。そういう環境の中で力強く生きる人々の姿が活写されていて、自然と作中の登場人物たちに感情移入させられることになりました。
「邪神」とはどんな存在なのか。それに対してどうやって打ち克つか。そういう興味も刺激され、一気読…続きを読む