概要
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!それ、食べるのですか……!?
人間牧場という熾烈な環境の中を、カブで旅する兼平沙織と深敷那由多。
クトゥルフ神話に登場する邪神たちが跳梁跋扈する世界の中で、二人は邪神と戦い、食材として調理を始めます。
「えっ……それを食べるの!?」
そんな言葉がつい口を出てしまうような食材たち。
(第十六話 煮込みカレーの回には驚かされました!)
しかし、食材のグロテスクさを忘れさせるような、見事な調理過程の描写にはお腹が鳴ること必至です!
そして、本作においては「命を食べること」の意味にも言及していると感じました。
人葬……とても深いと思います。
私はクトゥルフ素人ですが、それでも十分に楽しめました。
クトゥルフ神話への愛に溢れ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!クトゥルフがなにか私は知らない
なんとなく愛嬌のあるペンネームの方だと誤解したのが、はじまりでした。
主人公たちのネーミングセンスも好きでした。
毎回、料理の時間がはじまります。
……ホラーって、ちゃんと書いてあるのに、私は見落としていたのでした。ホラー、私、読まないんです。とたたとスーパーカブを駆る少女の風景に誘われてしまっただけなんです。
とある回で、「離脱するかも」と恐怖に陥りましたが、誰に強制されたわけでもなく読み進めてしまったよ。♡押すのも忘れてましたが、最後まで読んでます。
クトゥルフ神話、図書館の日差しが入らない書架で背表紙だけ見たことがあります。しらべれば、ニャル……についても、すぐわかるだろうけど、あえ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!おちおち飯も食っていられないグルメ小説
どんなレビューを寄せても小説へのネガキャンになりそうで怖いです。
明日はナユタや身近な誰かが「食材」になっているかもしれないと想像すると、料理シーンも食事シーンもどんな顔で読めば良いのかわかりません。
料理も毎度毎度、登場人(神?)物たちは美味しそうに食べてる(ナユタは時々怪しい…)けど我ら人間目線では美味しいんだか、美味しそうに見える代物なんだか分からないというか、文面では美味しそうに描かれていてもなんだか騙されているような気分に陥るというか。
食欲がかきたてられそうでかきたてられないグルメ小説。
じゃあなんで私は読んでいるのだろう。なんのために読んでいるんだろう。
頭ではそう思いつつ…続きを読む