主人公・大炊旺太郎はサラリーマン。ある日、ブラックな職場で悪魔として覚醒、嫌味な上司を飢餓で苦しめた後、女子小学生・笹垣紗季のもとに召喚されます。
彼女は魔術書(グリモワール)を読み解くことのできるほどの天才。そして彼女の目的は「人類を平和に導くこと」。
そんな天才少女に「何ていう悪魔」か聞かれるが、旺太郎は自分がどんな悪魔なのか分からない。とりあえず彼女の使い魔として、人類救済の大いなる目的のために働くことになるのですが……
登場する悪魔たちがとにかく魅力的です!
(個人的にはメフィストフェレスのキャラクターがすごく好きでした)
また、作者様の悪魔についての造詣が深く、その解説が簡潔でかつストーリーと結びついているために、楽しく読めて楽しく学べました。
是非ともご一読ください!
サラリーマンをやってたのに、急に悪魔として召喚されることになってしまった主人公の旺太郎くん(おっさん)。彼は小学生の紗季ちゃん(召喚者)に使役されながら、徐々に悪魔の力に目覚めて強くなっていきます。
紗季ちゃんは悪魔王女を名乗ったり神を倒すようなことを言ったりといろいろとヤバめの女の子ですが、超大物悪魔のS氏に悪魔王女と呼ばれたり千年に一度の天才と呼ばれたりしていて実際にヤバめの女の子です。
紗季ちゃんの関係者もヤバめな方々が多く、悪魔関係の事件に巻き込まれていくうちにあれよあれよと日本というか世界がヤバめな感じに。
そんな危機に立ち向かう旺太郎くんの成長と活躍も楽しくてヤバいですが、紗季ちゃんも(基本的には守られポジションですが)レールガンのごとき強く真っ直ぐな意志で突き進み、悪魔王女の名に恥じない活躍をしてヤバいです。
そんな紗季ちゃんの目指すのは神への叛逆。さて、どんなヤバい結末が待ち受けているのか……。
気になる方は是非お読みください!
主人公のおじさんが、忘れてしまっていた悪魔に目覚め、近くに住んでいる女子小学生に召喚されるところから物語は始まります。
主人公に目的はありません。
世界に平和をもたらしたいと願っている召喚主である少女のために、力を注いでいくような感じでしょうか。
その少女はクラスの友達の危機なんかを救っていくようです。
身近なとことからコツコツとみたいな…。
ふざけた内容の物語ではありますが、日本の社会問題ががっつりと取り入れられています。
主人公のおじさんについては、悪魔となり召喚された以降も会社へ通っております。
謎すぎる世界観。
読んでいて、目的のない旅をしていくような感じでしょうか。
ふざけたタッチの話が好き。なろう系は飽きている。自分のことを謎の生命体と思っている読者様にお勧めさせていただきます。
一読してみて下さい。
普通のサラリーマン、大炊旺太郎が、「悪魔女王」を自称する小学生に、否応なしに召喚されるお話です。
大炊旺太郎は何者なのか
小学生・サキは何を目的に悪魔を召喚するのか
次にどんな事件を解決するのか
など、興味ひかれる作品です。
「クトゥルフお母さん食堂」など、もともと作者さまが書かれている作品のテイストが独特で好きで、現在ファンタジーの本作でも活かされていると思います。
基本、女の子はゴスロリ風。
奇妙な姿の悪魔やそれらが食事をする姿が、いい感じで、気持ち悪いんです。
サタンの登場の仕方なんかもカッコいいです。
「悪魔」とか「ゴシック」とかお好きな方におすすめの作品です。