『クトゥルフお母さん食堂』は、「グルメ×クトゥルフ×ブラックユーモア」という無茶な三つ巴を、圧倒的な筆力でねじ伏せて成立させている怪作にして名作です 👀🔥
主人公は貧乏ライターの麓郎。彼の日々の楽しみは、コンビニ「ルリエーマート」で売られている“クトゥルフお母さん食堂”の商品を買い、レビューを書くこと 😺📝
ところがその商品は、邪神や神話生物を食材にしたメニューばかりで、食べるたびに体内で神々が暴れ、毎回のようにグロテスクな最期を迎える―― 😂💀
面白いのは、この作品が“ネタ”だけで押していないところ。料理の魅力がちゃんと読者の胃袋に届くレベルです 🤤🍽️
貧乏ライターが “神々の料理” をレビューするたびにおいしそうに食べては壮絶に死んでいく――食欲・笑い・恐怖・SAN値崩壊が一皿に盛られた、唯一無二のグルメブラックコメディホラー 👻🍛
クトゥルフ神話はずぶの素人でして、ニコラスケイジ主演『カラー・アウト・オブ・スペースー遭遇—』を鑑賞したことが初めてのクトゥルフ体験でした(ラブクラフト原作の映画です)。
そして鑑賞中から吐き気を催した私は、それ以来、自分の中で「クトゥルフ神話と食欲は、互いに相容れないものだ」と決め込んでおりました。
本作に出会い、その考えが間違いであることに気付かされました。
主人公・麗郎がクトゥルフお母さんの偏在するコンビニ「ルリエ―マート」にて美味しそうな商品を購入し、酒と共にレビューしてくれます。
その巧みなレビューのため、真夜中に読んでしまったが最後、腹はずっと鳴りっぱなしです。
しかし食材が神々で出来ているために、麗郎は様々な死を遂げます。(あるいは宇宙とひとつに!)
死にゆくにもかかわらず、麗郎は常にその死を受け入れている。
この死にざまを見て、私の中でクトゥルフと食欲が一つになりました。
命をいただくとは、こういうことか!と深く理解したのです。(間違った理解かもしれません、大変申し訳ございません)
ともかくも、ホラー食レポという新たな境地を堪能しました。
是非とも、ご一読ください。
いわゆる短編集。世界観を少しずつ出す仕事編、お酒+話タイトルの食レポ編、そしてこれが本作が正しくラヴしている――オチ編。
このオチに関しては、まぁ、タイトルを見れば察せられるだろう。有名どころからマイナーまで「愉快な仲間たち」が登場するのは大変満足させられた。
一応最終話まで読んだうえでレビューしているのだが、実にラヴしていた。素晴らしい。グルメが好きな方、ラヴが好きな方、コメが好きな方――には是非とも本作を味わって頂きたいと心から思う。
最後に、そして今更なのだが。なんでラヴ・コメなのか。普通「ラブコメ」なのではないのか。中央の・は何なの。というかラヴしているって何。と思う方、いるかも。
コメ、は説明不要だろう。米のことだ。米とは我ら「人類」の主食であり、つまりは食事の事である。
・、の意味するところはもちろんただ一つ。全ての源でありこれは前の単語が創み出したものを意味する。ラヴ・コメ、とは「ラヴが創み出したものによる食事」という意味だ。
では、ラヴは? そりゃあもちろんかの御大の略であり、つまりラヴk
…………ああ、画面に! 画面に!
ガッシャーン。
主人公は忙しい人で、毎日たちよる癒しの場所をもっている。
全国各地でフランチャイズしているコンビニエンスストアの
目当てはクトゥルフお母さん。どの支店にも遍在して出迎えてくれ
「あら、麓郎ちゃんじゃないの」
クトゥルフお母さんは頭から生えたピンク色の触手をクネクネさせる。
そこで手に入れたクトゥルフグルメに舌鼓をうつ主人公・麓郎さんは
まず絶品の旨さの表現でこちらのお腹をぐうぐうと鳴らしてくる
昼時に見てしまうと舌の根本がきゅうーとするほど美味しそうだ。
その美味からひろがる情景であったりストーリーにもうっとりしていると
そろそろ宇宙的恐怖がやってくる
食した食がこんどは麓郎さんを喰らいかえしてくるのだ。
彼に伴いついつい来店してまうのは
クトゥルフお母さんとの会話をたのしみ
内側から愛されるように喰われ尽くす快楽を味わいに。
クトゥルフの寵愛をうけに、あなたもご来店はいかがでしょうか。
突然ですが皆さんはコンビニご飯を利用されますか?
私はよく利用します。
お仕事が忙しい時期の夕食や夜食、ちょっと慌ただしい出張の時、そして休日のおやつ。
24時間365日、いつでもそこにあるコンビニグルメは私の心強い味方です。
主人公の麓郎さんも、忙しいライターの仕事の合間にしょっちゅうコンビニを利用する一人暮らしの社会人。
わかりますわかります、その気持ち。
帰ったら美味しいものが食べたいけれど作る気力も時間もない。
そんな時は近所のコンビニへ。
コンビニ『ルリエーマート』にはそんな家庭の味に飢えた社会人を癒やす『お母さん食堂』がありますから。
そこにいる『クトゥルフお母さん』はまさに慈母を体現するようなピンクの触手がとっても素敵なみんなのお母さん。
全国の全てのルリエーマートに同時に存在するので取り合いになっちゃう心配もないですね!
そんなクトゥルフお母さんのオススメのコンビニグルメ。麓郎さんの食レポもさすがプロのライターさんだけあって、味や匂いがとてもリアルに伝わってきます。これはすでに飯テロです。
ん?味や匂いだけじゃないですよ。
体の中を何かが這い回り蹂躪される感覚。
魂が宇宙へと引っ張られて行くような感覚。
はい、SAN値チェックのお時間です!?