仲野ゆらぎ

おっぱいは「吸うもの」という指摘について、説は否定しても解釈には誰も突っ込まないあたりにひとつの真理を見ました。 真面目におっぱい談義する（実際、どの説も着眼点は歴史や言語学に基づ…続きを読む

フェンリル（もふもふ族）の母親に多くの愛情を注がれてきた、まだまだあどけなさの残るヒロインが、この先どんな大人になっていくのか。 序盤から目が離せないお話ですが、全体的にあったかさ…続きを読む

この死神は別に「善いヤツ」ではない。 善人ぶってもいない。なんなら自殺教唆をするくらいで。 愚痴も吐くし、自分の都合ばかり考えているし、思ったことそのまま口に出すし。 けど、そ…続きを読む

大企業のスキャンダルを暴き出す「ミステリー・サスペンス」としての側面もありながら、最近では特に世間で疎まれつつある、マスコミに焦点を当てた「ドキュメンタリー」としても楽しめる物語で…続きを読む

当方、前シリーズからのファンです。 前シリーズはいろんな国へ赴いた作者さんの、 波乱万丈な「旅物語」ついでにワイン🍷って感じのストーリー構成でした。 今回は現在進行形で続いてい…続きを読む

本作の主人公はフランスからの「帰国子女」という側面があり、彼ならではなグローバルギャップ、プライド、性的嗜好などによる苦しさ、辛さをたくさん経て、育っていったことでしょう。 です…続きを読む

4,000字と少しで楽しめる、壮大なスケールのラブコメでした。

彼は「アンラッキーセブンボーイ」の呪いを払拭できるのか…？
楽しみです。

深夜の海から、ある種の絶対領域を感じました。
種族を超えたボーイミーツガールとして、これ以上なく神秘的で憧れちゃいます…溺れちゃいます。

うーん、許す。
この悪魔ならどんなに家を「ぐちゃぐちゃ」にされようが許しちゃいますね。
自分の「魂」くらいくれてやるよって言いたくなっちゃう。

レビュー不要。好き。

抱えた罪が骨髄へ沁み渡っていく思いで777文字を読みました。
この詩をみすみす平積みするわけにはいかないため、とりあえずカクヨムの「レビューを書いた小説」の枠に選り分けておきます。

金貨１枚払う価値があります。
あらかじめ本のリクエストを送れるよう、この店には異世界へ続く扉だか門だか箱だかに設置しておいて欲しいなって思います。

これがフィクションなのか、現実にこういうやりとりが繰り広げられる時代だったのか…当時のオタク文化に触れていない私では判断できません。 昔のオタク事情をこうしてネット小説の中で読んで…続きを読む

学校の七不思議を解き明かしたような、誰かの秘密基地を探し当てたような感動が、この物語にはあります。
私もいつもの棚に「穴」が空く瞬間を捉えたくなりました。

全体的にさらさらと読みやすい文章で二人の馴れ初めが書かれている中、タイトルにある「形而上学的」という堅苦しい熟語と、本文最後に出てくる「かんばせ」という読み慣れない単語が良い意味で…続きを読む

裏社会で生きる人々が、長らく迷宮入りとなっていた事件の謎を数十年越しに解き明かす物語。 しかしどれほど鮮やかに事件を暴こうとも、そもそも彼らはみな「循環し続ける闇」の住人。 救いは…続きを読む

ワイン缶飲みながら読んでいい奴じゃなかった。 今後はこちらのエッセイを教科書として、食卓にパソコンごと置いておきます。 お酒の肴が欲しくなった時にたいへんおすすめです。…いえいえ…続きを読む

身に沁みるエピソードは決して少なくありませんでしたが、働きかただったり趣味だったり、その話題が双方にとって「タブー」と受け取られてしまう現状こそ、現代の私たちは見つめ直す必要がある…続きを読む

「この辞典がすごい！2022」堂々1位。 教科書やビジネス書と一緒に持ち歩くのが特におすすめ。 読み進めながらビターな気持ちに陥るか、ちょっぴりブルーな感傷に浸るか。 でもすぐ…続きを読む

令和版G○NTAMAじゃねえかぁぁぁ!! ハリセン持ちながら学ラン男子高校生がグラウンド全力疾走。 …学校だからハリセンじゃなくて教科書のほうが面白いか？ いやどうでもえーわ！…続きを読む

展開がここまで読めない作品もなかなか無いと思います。 最終話が楽しみ過ぎて夜しか寝られません。 ……おや？　なんか布団から起き上がれない。もしかして金縛り……!? さあ。あなたは…続きを読む

鑑定士が見定める「商品」というものは、いつだって完成形であるはず。 この作品では、商品としての「結果」だけでなく、そうなるまでの「過程」をとてもていねいに描いてあります。 フォー…続きを読む

自分が吹奏楽をやっていたのは高校だけなので、中学の吹部事情はあまり知らない。 日本全国の至るところでこんなやり取りが繰り広げられているのかもしれないし、もしかしたら「美緒ちゃん」の…続きを読む

物語に大きな起伏があるわけではなく、猫を腕にでも抱きながら淡々と日々の暮らしを綴ったような作品です。 もはや純文学の領域。美しい。 さしずめ令和に産み落とされた枕草子といったところ…続きを読む

当方、７年交際した末に恋人と別れた経験がある者です。 お相手がどう思っているかは神と本人のみぞ知るところ…でも私自身は、なんやかんやと次の恋や新しい生活へ踏み出すのにかなり時間がか…続きを読む

それはあたかも、令和に復活したバラエティ番組かのよう。
とりあえず１話だけでも読んでみると、ありがた〜いトリビアを得られるかもしれません。へぇへぇへぇへぇ。

謎解きよりも、人間ドラマの要素のほうが強めです。 当事者にとっては決して些細な問題などではありません。復讐を企てる主人公の気持ちも大変よくわかる……が、客観的にもう少し冷静に見れば…続きを読む

ローズとかいう"イイオンナ"を眺めるためだけに読んでいると言っても過言ではありません。 特にキャラクターたちは、他のファンタジー作品では類を見ないほどビターな個性に溢れています。…続きを読む

日本をモチーフにした異世界へ飛ばされるのは、案外珍しい。 見知らぬ県で出会った人も場所も、 描写や言葉のひとつひとつすべてに新鮮さを感じられる力作です。 子どもは青春18きっぷを…続きを読む

かの有名な作曲家・モーツァルトも音楽家の家に生まれ、幼い頃から高い才能に恵まれながらも、自身が音楽に掲げた理想と社会の現状に大きな乖離を感じ、苦悩し続ける生涯を送りました。 本作の…続きを読む

どんなレビューを寄せても小説へのネガキャンになりそうで怖いです。 明日はナユタや身近な誰かが「食材」になっているかもしれないと想像すると、料理シーンも食事シーンもどんな顔で読めば…続きを読む

……というセオリーを日頃から抱いていますが、この作品はまさにそのセオリー通り。
ラスト一文で「アッ」とさせられます。
くれぐれも皆さんは、彼の話を"最後まで"聞くことがないように。

この男も、この物語も、そして読者も。 読み進めているうちに何が正しくて、誰に非があって、結局どうすればよかったのかわからなくなってしまう。 この男はお金を手にして、本当に幸せにな…続きを読む

見知らぬイケメンにカフェで声をかけられるところから新しい恋が始まる…。 こんなに素敵で運命的な出会い、きっと現実には起こらない…ううっ…。 いや、諦めるな！ まずはたくさんピアノ…続きを読む

以下は1章読了時点でのレビューとなります。 というのも、皆さまにはとりあえず1章まで通して読んでもらいたい作品だと感じたからです。 近年の主人公らしからぬ「ガラの悪さ」！ これに…続きを読む

私がこれを読んだ時点では、この作者様が公開している作品が他になく……。 だからこそ、当時の作者様がこれをどういった経緯でどんな心境の中執筆していたのか、非常に気になってしまいます。…続きを読む

こういうホラーがあっても良いのか！と読者サイドが胸を撫で下ろしたくなる一作。 ひたすら怖い思いをするだけではなく、化け物たちと邂逅し対話した末に、絶望から希望の道へと帰ってくること…続きを読む

波瀾万丈な旅路を読み耽っていたら、途中からこれが「エッセイ」であることを失念していました。 それほどまでに、作者さまの欧米談話は面白い…！ワイン好きはもちろん、フィクションよりも遥…続きを読む

読んでいてなぜか悔しい気持ちになりました。 もんのすごく面白いですが気分は複雑です。 「日記」というお題でこれを超えるアイデアとストーリーは自分からは出てこないと思います。 次回の…続きを読む

エルフという種族、そしてエリュウという個人のすべてが4,000字に凝縮されています。 彼は本来であれば日記を書く必要がありませんが、この物語はもしかしたら、自分の体験に何か思うとこ…続きを読む

ふと気がついてもスルーしてしまいがちな疑問。
それ以上思考を深めてしまったら、自分自身が"夜"の奈落へ落ちてしまうかもしれないから。

あなたはこれを読んで、どう思いましたか？

読めば読むほど不安になってくる、来週の授業参観。
真くんのお父さんはいったい何者なんでしょうか……？

PTAに訴えるのは、最後までお話を読んでからにしましょう。

「タヌキじゃダメなんでしょうか？」

お題を与えられた時点から気付きそうで意外と気付かない、ありふれた疑問と作者様が真摯に向き合った一作です。

しかし実際に繰り広げられていたのは、もっとずっと身近でありふれた物語でした。 他のコメントを拝見した限り、良い意味で意表をつかれたのは私だけじゃないらしい。 古くから人気がある「…続きを読む