このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(63文字)
ところで、筋肉のどこかに「月」で例えられてる部位があるだろうかと思い調べました。「月が綺麗ですね!」ってこの子に叫んであげたいんだけど…。残念ながら自分の検索能力では見つけ出せませんでしたが、頑張った主人公には、代わりにこの言葉を贈ります。「眠れない夜もあっただろう!」
世の中って世知辛い。なんとも上手く行かないけれど、それでも生きていかなきゃいけないから。 ムーンダイエットからのジム通い。ふわふわと打算ゼロの新しい気持ち。 そしてラストの出来事からの彼女の行動。 流れるような筆致で女心が描かれてる物語。うーん、やっぱそういうものだよねえ、という諦めのような気持ちになりつつも、でもこれもまた人生さ! という潔さも感じるような。 言葉選びや文章リズムがスタイリッシュで、都会のおしゃれさも感じる文面。 刺さる人、たくさんいるお話だと思います。おすすめです!