壮大な物語を匂わせるタイトルで…

しかし実際に繰り広げられていたのは、もっとずっと身近でありふれた物語でした。

他のコメントを拝見した限り、良い意味で意表をつかれたのは私だけじゃないらしい。
古くから人気がある「天体観測」を、インターネットを駆使した現代っ子の学生ならではの方法で行っているのもポイント高いです。

少し気になってしまうのは、主人公が放った最後のひとこと。
なるはずだった……はずだった……?
彼らの未来に一抹の不安を残しながらも、最後まで心地よく読める名作でした。