こういうホラーがあっても良いのか!と読者サイドが胸を撫で下ろしたくなる一作。ひたすら怖い思いをするだけではなく、化け物たちと邂逅し対話した末に、絶望から希望の道へと帰ってくることができます。まさしく"歩き出す"ための出会いと別れの物語です。