鑑定士が見定める「商品」というものは、いつだって完成形であるはず。この作品では、商品としての「結果」だけでなく、そうなるまでの「過程」をとてもていねいに描いてあります。フォーマットこそ今時の「なろう系」ですが、ただ流行にのみとらわれず、結果論だけで語りがちな昨今の風潮に一石を投じる物語として、いつかはより優れた「作品」へと昇華していくかもしれません。
王宮鑑定士長を引退したリサンが様々な問題を解決する物語。 山小屋と麓で行き来する悠々自適な生活を始めたはずが、知人たちから様々な問題の解決を依頼されます。 この作品は四話、長くても八話くらいで一つの問題が解決します。 非常に読みやすく、数分で一つの問題が解決します。 読者にとってはスッキリする作品ですね。 物語が進む度に、リサン以外にも魅力的な登場人物がどんどん出てきます。 また、山小屋風景の描写が素敵で私は好きでした。 とても魅力的な作品です。 是非読んでみてください!!
会話がテンポよく進んでいて読んでいて楽しいです。これからも頑張ってください。