概要
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません※
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!孤独が導いた恋の行方は
王女の側付きになった少年を中心に描かれる、異世界ファンタジー作品です。
王城に入るのもギリギリな主人公の仕事は、とある王女の発言を記録すること。
異世界の知識を有すると語る王女から、こちらの世界でも活かせる知識を聞き取るのが仕事です。
本来ならば、女性が付いていたはずの仕事。加えて、騎士になることを夢見ていた彼にとっては、あまりにも方向違いと言える仕事。
しかし、彼に不満はありません。夢は遠回しでありながらも、叶っていたのですから。
異世界からもたらされる知識は、世界を変化させるに足るのか。
そして、二人の関係はどのように変化していくのか。
ぜひ読んでみてください。 - ★★★ Excellent!!!面白いです! 身分差のピュアな片思い。
ヒロイン、アリサ王女は転生者。
前世の記憶があるものの、前世は、普通の女性で、チート能力があるわけでも、どでかい魔法が使えるわけでもない。
むしろ、前世の記憶を喋るせいで、奇人扱いされてしまう、残念な王女。
そんなアリサに、彼女の孤独をわかってくれる少年との素敵な出逢いがあります………。
物語の視点は、アリサ王女ではなく、彼女の書記官となった少年、カイの視点で進んでいきます。
カイは、アリサ王女が好き………。
きゅん、とする、甘酸っぱくてピュアな雰囲気が、物語全体にただよっています。
それでいて、アリサ王女をめぐる、ひそかな陰謀の魔手が、アリサ王女をとらえようと忍び寄っていて………?!…続きを読む - ★★★ Excellent!!!甘くて可愛らしくて精巧なケーキのような、非テンプレな転生ファンタジー!
いわゆる転生ものには明るくない私ですが、転生もののテンプレといえば、異世界に転生した主人公の視点で、チート能力で無双したり成り上がったりするストーリーを語るというものでしょう。
でも、本作の語り手は転生した本人、アリサではなく、アリサの幼なじみである異世界の少年、カイです。
しかもアリサはチート能力もそなえていなければ無双も成り上がりもせず、むしろ前世の記憶のせいでまわりから「変わり者」と思われ、孤独感や疎外感を覚えています。
その設定がまず新鮮で、引きこまれてしまいます。
魔法や神様の設定も、丹念に練られていることがよくわかります。
相思相愛の二人ですが、身分違いであることとカイの鈍感さ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!転生王女様と書記官――幼馴染みの二人のかわいらしい恋模様を追いたい。
■こんな方向け
☑身分差のある恋愛小説を読みたい方
☑無双しない転生ものを読みたい方
☑生き生きとした明るさのある物語を読みたい方
■あらすじ
異世界転生を自称する第七王女アリサと、彼女に仕える書記官のカイ。
彼は、周囲から“変わり者”扱いされるアリサ王女に恋心を抱いていた。
そんなアリサに、求婚を持ちかける者がいた。
上級貴族のファビオである。
アリサの為を思ってその想いを諦めようとするカイ。
ところが、この求婚の背後に裏があると知り、彼女を守るために動き出すのだったが……?
全53話(第一部)の長編恋愛ファンタジーです。
■おすすめポイント
(1)物語を織りなす魅力的なキャラた…続きを読む - ★★★ Excellent!!!転生者だけど全くちやほやされない王女と、彼女を見守る少年の物語
地球から転生したら異世界で特別なスキルや知識を持ってちやほやされて――とはならないのがこの物語!
むしろ、「前世の記憶がある」とか言ってる頭のおかしい王女という、残念な扱いを受けるヒロイン。
確かに・・・こうなるよなあ、と思わせるリアリティがあります。
でも彼女の言葉を唯一信じてくれるのが、主人公の少年カイ。
優しいけどオクテで恋にはにぶいカイと、元気な王女のもどかしい恋を軸に物語は進んでいきます。
意外な人物が黒幕だったりして、あっとおどろく仕掛けもあり!
人物の感情を丁寧に描きながら、ほのぼのと進む物語ですので、ぜひ安心して読み進めてください! - ★★★ Excellent!!!二人に身分差の違いこそあれど、その想いは……
異世界転生の記憶がある王女アリサ、その補佐官を勤めるカイ。
異世界転生というと、それを活かした新たな開拓や開発といった物語が多い中、アリサは王女として生きています。
前世の記憶を活かすどころか、不思議な事を口走る変人扱いまでされてしまう始末。
もちろん、全ての人物がアリサの言葉を否定する訳ではありません。
アリサの側で、アリサの事を支える人物――それが、幼馴染でもあるカイです。
二人は幼馴染で王族と下位貴族の立場でありながらその信頼関係は序盤から大きく映ります。
その信頼こそが、この物語の鍵とも言えます。
そして、アリサの異世界転生前の記憶は物語のスパイスです。
その記憶が、面白さを…続きを読む - ★★★ Excellent!!!転生者を見守る、専属書記官が綴る物語。
『第七王女は精神を病んでいて、現実と妄想の区別がついていない』と噂される、アリサ王女であったが、時折驚くような考えや知識を発揮することに気付いた王妃。
自分は転生者だといい、前世の話をしては、不思議ちゃん扱いされている模様。しかしそれを才能と考えた王妃が、アリサ王女の話を記録するためにその内容を書き留めさせることにした。
それが、この物語の主人公、カイ(僕)の仕事で、第七王女専属書記官という肩書である。
物語の視点はこのカイ(僕)の視点で展開されるため、アリサ王女(転生者)視点ではないのが一番の魅力。
個性的な仲間とともに繰り広げられる物語や、カイ自身の謎まで。
さまざまな伏線があ…続きを読む