如月芳美

もしも今、宇宙の中に一人だけ放り出されたら？ 想像したことがあるだろうか。 漆黒の闇。完全な無音。 四肢を伸ばしても、触れるものが何一つない空間。 上下も左右もわからず、地面もない…続きを読む

お爺ちゃんの病院の費用を稼ぐため、ターゲットを秒で始末する凄腕キラー。 彼女の名はキヨコ。清掃員のおばあちゃんである！ 狙った獲物は必ず始末する。 その理由や目的は様々だが、「基本…続きを読む

一人の人形・ソフィアとの出会いを通して三姉妹の旅の目的を見せた作品。 ……という事になるだろう。端的に言ってしまえばそれだけだ。 それなのになぜこんなに感情が揺さぶられるんだろう？…続きを読む

暗闇が苦手な人ってね、もうどうにもなんないわけ。 だって暗いんだもん。それだけで怖いんだもん。 そんな時ってさ、誰でもいいから来てくれー！って思うわけだけどさ。 でもやっぱり、来て…続きを読む

もう、これはね、恋するよ、誰でも！
先輩が素敵過ぎて倒れるレベル。
こんな初恋したいよね、美しい。
ハートぶち抜かれました。
（なんでこれにレビューがついていないのか謎だよ）

とにかく最後まで読んでくれ、最後まで、だ！ 先に言っちゃうけどね、私ね、異世界もの好きじゃないの！（きっぱり） だってさ、ゲームがベースになってたりするじゃん、 ゲームなんかしな…続きを読む

っていうかね。 そもそも古事記って普通に読んでも笑えるのよ。 設定からしてめちゃくちゃだし、「誰がこんなこと考えたんだよ( ﾟ∀ﾟ)o彡ﾊﾞｼｯ」ってツッコミどころ満載だし。 ただ…続きを読む

いやいやいや、私は騙されないよ。 まあね、お約束の展開だしね。 異世界のテンプレだしね。 まあ、オプションの女神も大体見当つくよね。 バレバレすぎるよ、これ。 ……なんて思ったら…続きを読む

　作家になる人とはどういう人だろう？ 　そう考えたことはないだろうか。 　お話を書くのが好きで、必死に書き続けていれば作家になれるのか？ 　才能のある一握りの人だけが作家になれる…続きを読む

伝えたい、それは自分の為に。 伝えられない、それは相手の為に。 大事な人だから、大事にしたい。 ほんの数秒の間に決断しなければならないけれど、その人のためにできることは決まってる。…続きを読む

うああああああ、甘い❤
どりゃああああああ（ﾉ＊´∀`）ﾉ⌒┻━┻ ❤

それは一番の幸せを一秒でも長く感じるため。
素敵な夫婦の物語でした。
あったかい気持ちになりたい方は是非。

この文字数でこれは……凄い。 短編でサックリとまとめられているが、長編で読みたい内容だった。 とにかくキャラがいい。 その心理と言動がピタリと合っていて、読んでいて心地良い。 人…続きを読む

『釣った魚に餌はやらない』って教えてくれたじゃない。
老いては負うた子に教えられって言うほど老いてないけど。
てへっ。

プラネタリウムに魅せられた女の子。 彼女が少しずつ成長していくのを追ったストーリーだが……。 ある地点から一気に『既知の世界を越えた場所』へと飛び出す。 それは物理的な空間ではな…続きを読む

生きること、死ぬことの価値。 お金に対する価値。 個人の社会的な存在価値。 それらには多数派がいて、同じように少数派もいる。 少数派は、文字通り『少数』なのであって、決して『間…続きを読む

先に言っておくが、喘息持ちの方は吸入器を準備してから読んだほうがいい！ 死ぬほど（物理）笑える。腹抱えて呼吸困難になって笑える。 とにかく高男子力男子の男子力が高すぎる！ （なん…続きを読む

オレンジ色の大地、抜けるような青い空。 この強烈な反対色がずっとストーリーの背景に存在する。 灰色のアスファルトやショッキングピンクのランニングシューズの存在が消えてしまうほどの圧…続きを読む

『書かないと死ぬ』 ドキリとさせられる言葉だ。 モノカキを自称する人ならば、皆一度は経験しているのではないだろうか。 だがこの世界観の美しさよ。 脳のひだの隙間を文字で構成された…続きを読む

【横取り屋の灰色鴉】ことジェリコのもとに舞い込んだとんでもない依頼。 いくら横取り屋と言えどもブツがデカい。 国だぜ国！　どこのキチガイだそんな無茶振りして来るのは！ 依頼を受ける…続きを読む

こんなにも一行一行を愛おしく読んだことがあっただろうか。 全ての行からチラチラと見え隠れするそのわずかな一瞬が、 一コマずつ切り取られた写真のように美しい。 少年の持つ透明感、…続きを読む

そういえば、昔話はみんな「めでたしめでたし」で締めくくられている。 だがそれは「今は昔」で始まる今昔物語のようなある種の『定型文』として、深く考察したことのある人は殆どいないだろう…続きを読む

一見すると甘い甘い二人のお話。 だけど安易に読んで満足しないで。このお話には大変なことが隠されてる。 満足のいく演奏ができなかった響子ちゃん。 新作ケーキを発表するたくちゃん。 …続きを読む

年を取ると『老眼』なるものがあってだな。 なぬ？　年寄りの話はつまらんだと？ まあ、聞け。 『老眼』というのは近くがよく見えんのだ。 もちろん遠くも見えんのだが。 簡単に言うとな、…続きを読む

まったりとした昔話感もそのままに、不思議にミステリーへと昇華。 刑事さんたちも賢いのかマヌケなのか、いかにも昔話に出てくるすっとぼけキャラを再現した感じで微笑ましい。 思いがけない…続きを読む

のほほんとした主人公の雰囲気がのたのしいマダム京子シリーズ。 今回は…… 我々読者には「大変だ！」な状況でスタート。 そして「ああ、良かったね」と安堵するのも束の間、それは我々の…続きを読む

パン買いに行ってるパシリ低所得層ピーポーの僕。 パシリと呼ばれるのは気に食わないので（だけどそれを言うのも嫌なので） 『何でも解決するマン』と名乗っている。カッコイイだろ！ しか…続きを読む

誰にアリバイがあって誰にそれが無いのか。
誰ならばできるのか。
そもそもアリバイとは？

この短さで完璧なクローズドサークルミステリー。
あなたも謎解きを楽しんでみては？

事件です。人が死んでます。 それを置いても、とにかく全てが美しい。 女性の一つ一つの所作。 日本庭園の緑、南天の赤、土蔵の白と黒。 西洋の人形と仏像。 文章の隙間からにじみ出てく…続きを読む

鹿せんべい売り……鹿せんべいと呼ばれるせんべいを売る売り子のことである。 鹿せんべいを売る、ただそれだけの商売だ。 だが、それは繊細な感覚と、周到な準備と、鋭い観察力と、弛みない肉…続きを読む

異世界へと誘いに来た女神様。 もちろん、目的は読んで字の如く『異世界へ召喚』だ。 しかし、後悔はして欲しくないという。 今の生活に本当に後悔は無いか？ それを捨ててしまって本当に後…続きを読む

このババァは一筋縄じゃ行かないよ！ 敵対（？）する組の下っ端を手なづけて、若頭を旅に出し、組長すら敵じゃない。 さて、このお話、特筆すべきは出てくる人たちの名前だろう。 とにかく…続きを読む

「なんだこりゃ？」と思って読んでいた。 途中で気づいた、これはとんでもないものに手を出してしまった！と。 最初から読み直した。 佃煮でなければならなかったんだ。 感触はでゅるでゅる…続きを読む

心の声は叫び出すほどに必死なのに、それが伝えられないもどかしさ。 好きだからこそ、伝えたくても伝えられないことがある。 青春の一ページ、それもたった一日の出来事を、圧倒的な透明感で…続きを読む

心の結びつきというものがある。 その人がいるから強くなれる。 その人がいるから安心できる。 相手の全てを受容し、理解し、尊敬することで生まれる感情。 それは自分に無いものを相手に…続きを読む

みなさん似たようなレビューになってしまい、かく言う私もそうなりそうなので、敢えて異なる切り口から。 ターゲットが完璧すぎて腹抱えて笑うわｗｗｗ 注意書きがご尤もすぎて腹抱えて笑…続きを読む

書籍化。 受賞。 そういう最終目標もあるだろう。 だけど、その前にも、その先にも必ずあるもの。 それが読者の存在。 自分の作品を「作品」としてそこに存在させてくれるのは、作者じ…続きを読む

ぶっちゃけ軽いノリで開いてみた。 モノリスで第一波が来て、クララで第二波が来た。 ジワジワと第三波が押し寄せて来た。 ニヨニヨして読みたい方にお勧め。 ああ、私？　まだニヨニヨし…続きを読む

主人公は霊が見えちゃう系女子。 左遷されて初めて顔を出したオフィスには、なんと幽霊が！ しかもなんだか犬みたいになついてくる！　可愛い！ てか、霊だよね！！！ 霊が見えるという特殊…続きを読む

とにかく驚いた。 何が驚いたって、この作品の世界観だ。 物理法則に則った理論の構築によって、物語世界を設計している。 まて、物理？　そんな生易しいものではない。 数学に化学に生物…続きを読む

これはちょっとやそっと計算した程度で書ける代物じゃない！
しかもこの短さで！　これだけの濃いものを！　こんなに面白く！
絶対リプレイ……じゃない、もう一度読みたくなるから。

重厚且つ軽妙。
圧倒的なリアリティ。
キャラたちの鮮やかさ。
洒落たオチ。
ぐいぐいと引き込まれ、気付いたら終わってた。
全力でお勧めできます。

これはうまいわー……。
これ、うん、一番ゲスいのは誰なんだ（笑）

なんと言うか取調室みたいだな。 警察なり検察なりで決められたストーリーに従って裁判が進んでいくのと同じ光景。 それを真犯人はどんな気持ちで眺めるのだろう。 スケープゴートを決めたら…続きを読む

何を書いても陳腐になる気がして書けないんだが、とにかく、いい意味で、鳥肌が立った。物理的に。
この体験をしてみたかったら、黙って読むしかない。読め。

主人公の心情をオレンジ色の液体と黄色いリボンだけで表現してしまうところに陶酔を覚えた。
この僅か2000文字弱に酔った。

政治的な発想とか、倫理とか、哲学とか…… そういう小難しい事を一蹴するかのような爽快感。 幸せならそれでいいじゃない？ そこに書いてあることはメチャクチャなんだけど、読み終わって「…続きを読む

旦那さん、悪いことは言わん。
夕ご飯は家で食べなさい！

姉がブラコン過ぎて、いろいろ泣ける。 こんな姉ならブラコン過ぎても許しちゃう。 旦那さんが彼女を好きになった理由がものすごーくわかる。 これから家族ぐるみの付き合いが始まるんだろ…続きを読む

なんとかして接点を持ちたい。 どうにかして話したい。 ちょっとでもいいからこっちを見て欲しい。 １秒でもいいから。 そんな気持ちからちょっかいを出す不器用男子。 いるいる、いつの…続きを読む