明日の黒板

作者 湊波

65

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★★★ Excellent!!!

心の声は叫び出すほどに必死なのに、それが伝えられないもどかしさ。
好きだからこそ、伝えたくても伝えられないことがある。
青春の一ページ、それもたった一日の出来事を、圧倒的な透明感で真っ直ぐ伝えてくる本作。
胸をぎゅっと鷲づかみにされます。

★★★ Excellent!!!

移ろう季節、春……夏……。彼らの時間も流れていく。「明日も明後日もこうして同じように」そう思っていたけれど。

卒業式後の素敵なラブストーリー、甘酸っぱい初恋物語です。
「初恋は実らない」なんて良く聞きますが、はたして夏男の告白は春子に届くのか、届く前にかき消されてしまうのか。

二人の卒業後の進路に想いを馳せながら、切ないすれ違いをも楽しんで頂きたい。純愛物語をご堪能あれ。

★★★ Excellent!!!

春子と夏男。

卒業を迎えた二人の、重なり合う気持ちの青春短編。

春子は、風のようだと私は感じた。
吹かれてきて、吹き抜けていく、どこか不思議な魅力を纏った女の子。
そして、春愁を胸に宿しながらも、けして誰かを傷つけることなく思いをそのままさらっていく女の子。

一方の夏男は、太陽のようだと私は感じた。
強烈な思いを抱きながらも、それが地に沈めば冗談めかしてカラッと笑う。
だけどいつか訪れる日の出をその身に宿している、温かく熱い男の子。

この物語は、春子と夏男の、たった一日の物語。
かけがえのない、思いのやまびこ。
皆さんはこの物語を読んで、二人がまるで季節のようだと感じるでしょう。
追いつかなくて、でも、忘れなくて。
そんな素敵な学生時代の瞬間が、この物語に閉じこめられています。

★★★ Excellent!!!


美麗にして華麗。繊細かつ巧緻な文章が織りなす、少年少女の青春物語

完成度の高い文学的な表現は一見の価値ありです。それでいて、どこか馴染みやすい雰囲気も漂わせています。まさに匠の技でしょう。

表現を学びたい方はどうぞこちらへ。

物語を楽しみたい方もどうぞこちらへ。

素敵な読了感が、あなたを待っています。

★★ Very Good!!

お調子者の夏男が良い味を出していて、きっとこのクラスのメンバは楽しかっただろうなぁ、と思えるそんな作品。自分もこのクラスに所属できればな、と思わせてもらえます。
それに、随所に光る文学的な表現が素晴らしい。こういうセンス、憧れます。ともあれ、爽やかで気持ちのいい作品。是非ご一読を。