文芸部に所属している主人公が、とある小説賞にカクヨムから応募。
結果は……。
落選でした。
その時、彼女の作品に読者からコメントが来て……。
こちらは約4000字程の短編なのですが、主人公の気持ちがとてもよく分かる。
というか、公募に応募した事のある方なら誰もが共感するのではないでしょうか。
賞に落ちたから、その作品がだめなわけではなく……。
特に、カクヨムでは、投稿作品が読めますから。
選考に外れても、読者さんからは、「面白かった!」「楽しかった!」というコメントが届いたりします。
それに、どれほど励まされることか……。
この作品を見つけてくれてありがとう、と何度泣いたことか。
なので。
私自身もせめて「応援ボタン」は押すようにしています。
自分の嬉しかったことは、誰かにとっても嬉しいことかも知れない。
私はそう思っています。
カクヨムに投稿し、コンテストに応募した女子高校生の短編です。
コンテストに挑戦し、落選した経験のある方なら、きっと思わず共感してしまうことでしょう。
私自身、ちょうど落選したタイミングだったので、とても心に刺さりました。
心をこめて書いた小説が落選するのは、何回経験しようと哀しいです。
けれど、カクヨムだと一人じゃない。
連載していた時の楽しさ、大変だったけれどもそれを上回るコメントやレビューをいただけた時の喜び、それらを思い出すだけで、自然ともう一度、前を向けるようになります。
主人公のように、痛みを乗り越えて、もう一度……と言わず、何度でも挑戦したくなりました。
この作品がたくさんの方の心に炎を灯してくれたらと願います。
小説を書く。理由は人それぞれだと思います。書けば読んでもらいたくなる。だって小説って、誰かに読んでもらって初めて完成するものだから。
書いてカクヨムに投稿して、そこから賞に応募するのは、これ自然の流れ。でも、落ちることあります。というより、ほとんどの場合落ちます。
そんなに力を入れて応募していなくても、そのショックは案外大きいです。だって、その小説は、出来不出来にかかわらず、一生懸命書いたものだから。
そんな思いを小説という形で書き綴った本作。
すでに落選のショックを経験した人はもちろん、それを知らない方々も是非読んでください。
ちょっとだけ癒されます。
そして、そう。落選したときの、つぎの一歩を踏み出すための解答は、結局ひとつしかない。
「もっと面白いものを書く!」