自分を励ますような気持ちで読みました。

 時間をどうにか捻出して、必死になって物語を書き上げても、大抵の場合はそのあとすることがなくなり、ただただ結果を待つだけという、辛い時間が待っています。だれも見ていないのに期待しないふりをしてみたりと、非常に滑稽な自分と長い時間向き合った挙句、落選の知らせを受け取るのは、本当に酷です。
 あの日のあの瞬間のことを知っている人なら、主人公のことを応援せずにはいられないでしょうし、そばにいてくれる彼女の友人の大切さも痛い程理解できるはずです。
 元気が出ました。面白かったです。

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