無意識のお供え物

作者 江田 吏来

69

26人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

 語り口が優しいのが不気味で、もう読み始めから話がどの方向に進むのか身構えていたら、予想外のタイミングで恐ろしい場面に遭遇し、面食らいました。
 しかし、その後です。恐い思いをした後の揺り戻しもあり、その後のストーリーには感情移入してしまいました。読了後の満足度が非常に高い、恐さと暖かさが詰まった、濃厚な短編です。
 とても面白かったです。

★★★ Excellent!!!

 作品の紹介文に惹かれて、興味津々で拝読しました。
 妻が不思議に思う夫の行動。
 その行動には、深い、いや、根深い人々の想いがあった。
 初めのうちはその夫の不可解な行為が許せなかった妻も、ある経験を通してその行為の意味を知る。
 それからは妻も夫の行動に理解を示す。
 この作品には確かにホラー的な要素がありますが、人間が一番怖いのではないか、と考えさせられる物語でもある。
 あなたの周りには、ちょっと理解できない行動をする人はいませんか?
 あなたはその意味を、考えたことがありますか?
 平和な今だからこそ読んでおきたい一作。

 是非、御一読ください。