概要
ずっと好きだった。ずっと謝りたかった。
夏休み、親戚の子達の面倒を見る事になった中学生の啓太。
事ある毎にアヤにちょっかいをだすコウジを叱るが、それを見ながらかつての自分を思い出す。本当は好きだったあの子を毎日のようにイジメていた自分を。そして、その度にそれを叱っていたアイツを。
※拙作、『初恋と幽霊』シリーズの番外編として書いたものですが、本作だけでも分かる内容となっています。
『初恋と幽霊』の本編、及び本作と同じくその番外編である『霊感少年の初恋』と、一部共通している場面があります。
『初恋と幽霊』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886240001
『初恋と幽霊2 ラストソングをあなたと』
https://kakuyomu.jp/wo
事ある毎にアヤにちょっかいをだすコウジを叱るが、それを見ながらかつての自分を思い出す。本当は好きだったあの子を毎日のようにイジメていた自分を。そして、その度にそれを叱っていたアイツを。
※拙作、『初恋と幽霊』シリーズの番外編として書いたものですが、本作だけでも分かる内容となっています。
『初恋と幽霊』の本編、及び本作と同じくその番外編である『霊感少年の初恋』と、一部共通している場面があります。
『初恋と幽霊』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886240001
『初恋と幽霊2 ラストソングをあなたと』
https://kakuyomu.jp/wo
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!不器用な男子の精一杯
なんとかして接点を持ちたい。
どうにかして話したい。
ちょっとでもいいからこっちを見て欲しい。
1秒でもいいから。
そんな気持ちからちょっかいを出す不器用男子。
いるいる、いつの時代もいるんだ。
そうやって嫌わループに嵌っちゃう。
でも、いまさら優しくなんかできないじゃん。
あれだけ意地悪しておいて、今日から急に優しくなったら気持ち悪がられるし、オレの柄に合わねえ。
そうやって突っ張って、結局いつものようにイジワルしては嫌われる。
恋敵が白馬に乗った王子様のように颯爽と現れて、カノジョを攫っていく。
でも、悪いのはオレ、全面的にオレが悪い。
わかっているけど、今更どうにもできないんだよ!…続きを読む - ★★★ Excellent!!!特別な、大切な、初恋。ずっとずっと、大切な恋。
好きな子イジメをしてしまう親戚の子どもを見て、かつての自分を思い出す中学生の啓太。特別な大切な初恋。ずっと謝れなかった。ずっと謝りたかった。はじめての『ごめん』に返ってきたものは――。
こちらは『初恋と幽霊』のスピンオフですが、単体でも十分に甘酸っぱい、ほほ笑ましい物語になっています。
またシリーズを読んでいると、そこに過去と未来の、なんともいえない懐かしさがプラスされて、しみじみとじんわりと感慨深い。
単独のほほ笑ましい初恋物語として。あるいはシリーズの入口として。シリーズ読破した方には嬉しいスピンオフとして。
このシリーズの、切なくて爽やかであったかい『空気』にぜひ一度触れてみて…続きを読む