★★★ Excellent!!! 数の暴力 搗鯨 或 多数決って、恐ろしいですよね。 特に(少し僕の偏見なのですが)日本は多数派が正しい、数こそが正義というケースが多くそれが強いのですから、現実でも全然有り得そうな話だなと感じました。 ラストの語りは、背筋がゾクっとしました。とても面白かったです。 レビューいいね! 1 2021年1月15日 22:09
★★★ Excellent!!! 怖い怖い!多数決怖い!! ひさよし はじめ 学級という狭い集団の中での身近にそっと忍び寄りそうな恐怖感が、短い文章ですごく上手にまとめられていることにより、より一層の恐怖感を生んでいます! もう「う・・・うわぁ~・・・」って感想しか出てきません。 レビューいいね! 2 2020年11月9日 19:44
★★★ Excellent!!! 人間らしい気持ち悪さと、非人間的な気持ち悪さ 砂条楼花 奇妙で残酷な学級裁判を描いた作品です。クラスに存在するかもわからない、なんの証拠もない、そんな中で犯人を求めて責任を押し付け合う姿は実に人間的な悪性に満ちています。主人公はそんなクラスメイトをニヒルに客観視し、その行動を心中で批判していくわけですが……。最後に物語は多面体的な回転を遂げ、別の構図をあらわにします。 罪がバレれば糾弾される立場にありながら、他人事のように涼しい顔で観察し、他人の悪性を指摘できるその非人間性。 感情的でヒステリックな人間性と、冷静だがすっぽり罪悪感の抜け落ちた非人間性。 果たして、どちらが本当に気持ち悪いのでしょうか……? レビューいいね! 1 2020年5月6日 07:53
★★★ Excellent!!! 閉鎖的空間での会議とはこんなもの 如月芳美 なんと言うか取調室みたいだな。 警察なり検察なりで決められたストーリーに従って裁判が進んでいくのと同じ光景。 それを真犯人はどんな気持ちで眺めるのだろう。 スケープゴートを決めたらそれでストーリーの出来上がり。 そんな「キモチワルサ」を油のように漂わせた作品です。 レビューいいね! 2 2019年11月2日 01:39
★★★ Excellent!!! 人間は斯くも―― 灰槻 人間の本質をこれでもかと浮き彫りにした良作。 貴方も読めばわかります。議論をなあなあで締める事の意味が。 レビューいいね! 1 2018年8月21日 14:13
★★★ Excellent!!! 最後が衝撃的! 一条真銀 多数決が生み出す悲劇。 多くの人が賛成していてもそれが正解とは限らない… 特に最後が衝撃的でした。 レビューいいね! 1 2018年8月21日 12:31
★★★ Excellent!!! 多数決アレルギー 木遥 私も学生時代は多数決が嫌いで、それゆえに何度かバトルに発展したことがありました。今作はその多数決の穴をわかりやすく提示されているなと思いました。ひんやりとした後味が楽しめました。 レビューいいね! 1 2018年8月20日 17:47
★★★ Excellent!!! 確かにこの世は多数決で溢れている! 夷也荊 緊張感が終始あって、読み手を引っ張っていく感覚だった。 学校である事件が勃発するところから始まるこの物語は、学校における多数決の多さを実感させられる。そして、その事件の成り行き、結末でさえも、多数決で決まっていく。まさしくホラーだ。 疑心暗鬼に捕らわれ、荒れるクラス内。始まった犯人探し。そこで教師がとった最悪最低の行動とは? そして、ラスト三行で、物語は思わぬ展開を見せる! 多数決で何でも決まっていくという恐怖と共に、もう一つの恐怖が貴方を襲うだろう。 5分でこれだけのメッセージ性のある作品を描く作者様は、凄いと思う。 是非、是非、ご覧下さい。 レビューいいね! 1 2018年8月8日 06:11
★★ Very Good!! 最後の三行でドン引き(誉め言葉) あおいしょう 多数決って、なんでしょうね。 賛成する人が多ければそれが正しいことになる。 よく考えたら無茶苦茶な論理ですよね。 このお話を読むと、多数決の使い方を間違えると本当にヤバい、というのが伝わってきます。 レビューいいね! 1 2018年2月22日 22:21