多数決って、なんでしょうね。賛成する人が多ければそれが正しいことになる。よく考えたら無茶苦茶な論理ですよね。このお話を読むと、多数決の使い方を間違えると本当にヤバい、というのが伝わってきます。
少しのダークさとともに、人の感情のせつなさを描くのが好きです。 読んでくだされば幸いです。 敬称は『さん』で、呼んでいただきたいし、呼ばせていただければと思…
多数決って、恐ろしいですよね。特に(少し僕の偏見なのですが)日本は多数派が正しい、数こそが正義というケースが多くそれが強いのですから、現実でも全然有り得そうな話だなと感じました。ラストの語りは、…続きを読む
奇妙で残酷な学級裁判を描いた作品です。クラスに存在するかもわからない、なんの証拠もない、そんな中で犯人を求めて責任を押し付け合う姿は実に人間的な悪性に満ちています。主人公はそんなクラスメイトをニヒル…続きを読む
なんと言うか取調室みたいだな。警察なり検察なりで決められたストーリーに従って裁判が進んでいくのと同じ光景。それを真犯人はどんな気持ちで眺めるのだろう。スケープゴートを決めたらそれでストーリーの…続きを読む
緊張感が終始あって、読み手を引っ張っていく感覚だった。 学校である事件が勃発するところから始まるこの物語は、学校における多数決の多さを実感させられる。そして、その事件の成り行き、結末でさえも、多…続きを読む
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