ヤクザな商売

作者 真野てん

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★★★ Excellent!!!

壮大なスケールの仕事を請け負った一見やる気のなさそうな主人公が、仲間を巻き込み、巻き込まれながら少しづつ心を開き動かされていく過程に心を掴まれます。

どのキャラもセリフと仕草だけでその人物像が容易に想像できる描写の素晴らしさに、戦争という残酷な状況の中での人間の本質が見せる負の感情まで伝わるようなリアルな心理描写。

俺が石油王だったら資本提供して書籍化&映画化させるのに。
石油王じゃない自分が恨めしい。

まずは、シリーズ化してもらうためにみんなで投げ銭しよう!!(ぁ

★★★ Excellent!!!

国をひとつ横取りしてほしい。
横取り屋の灰色鴉。ジェリコ・クレイヴがかつての上司に依頼された仕事。

ガンアクションが好きな方。必見!
痺れるシーンが盛りだくさん。とにかくスピード感があってカッコイイ。
ジェリコは片目が機械になっていて戦闘はお手の物。それでも現場によって条件が変わる。
そこを長年鍛え上げた勘で即座に判断し、ピタリとターゲットを撃ち落とす。
淡々と仕事を実行する彼だが、内面は情が深く、優しい。そのバランスが絶妙で、惹かれる主人公だ。

彼が忍び込むのは、独裁政治の砂漠の国。
狂気に侵された国王と、皇太子が主導する反乱軍が、骨肉の争いをしている。
恐怖政治による支配。無実の罪によって頭を砕かれる、断頭台のような処刑場のシーンから物語は始まる。

砂漠の国には、原油のような巨万の富を生む資源があった。
周辺諸国が、この国の内戦に干渉しないわけがない。
そこで、ジェリコの登場である。

堅実な世界設定と、なにより勢いのあるアクションシーン。
ガンアクションを読みたい人、書きたい人には特にお勧め!

★★★ Excellent!!!

「国をひとつ横取りしてほしい」
昔の上官から指令を受けて立ち上がる、もと兵士のジェリコ。
対する王は残虐で理不尽な公開処刑を見世物とする、最悪な君主だった。
王の主宰するパーティーに潜り込んだジェリコはそこから一転、潜伏活動を開始する。

まず目を引くのは銃や火器に対する造詣の深さです。もと傭兵だったんじゃないかと思うくらい。
その説明がこ気味いいリズムに乗って紹介されます。

全体を通じてアクションシーンでも静かなシーンでもウィットのきいた会話が場を盛り上げてくれます。

爽快なスパイアクション全開なこの作品。これを一度読めば誰もが「真野てん」さんという作家の虜になってしまうでしょう。