一度読めばファンになります。

「国をひとつ横取りしてほしい」
昔の上官から指令を受けて立ち上がる、もと兵士のジェリコ。
対する王は残虐で理不尽な公開処刑を見世物とする、最悪な君主だった。
王の主宰するパーティーに潜り込んだジェリコはそこから一転、潜伏活動を開始する。

まず目を引くのは銃や火器に対する造詣の深さです。もと傭兵だったんじゃないかと思うくらい。
その説明がこ気味いいリズムに乗って紹介されます。

全体を通じてアクションシーンでも静かなシーンでもウィットのきいた会話が場を盛り上げてくれます。

爽快なスパイアクション全開なこの作品。これを一度読めば誰もが「真野てん」さんという作家の虜になってしまうでしょう。

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