海野しぃる

　自らのキオクを失った主人公。 　その肉体の変容と心の変容を描いた物語です。 　不気味な工場の空気感、そして突如として悲劇に見舞われた主人公の悲惨なる運命、その結末。 　冒涜…続きを読む

　人間が好きなものってそう変わらないと思うんですよ。 　だからなんでしょうか？　この作品もあのカクヨムが誇る名作インゴルヌカの空気を感じます。 　作者である富士さんの作品に流れ…続きを読む

　僕は書店が大好きです。きっとこのエッセイを読もうとしている人もそうでしょう。 　 　十年前、二十年前までは街に多かった書店がすっかり減ってしまった現状に胸を痛めている人も多いと思…続きを読む

　桜子さんの脳内CVなんですが、能登さんと沢城さんで決めかねてしまっています。どうしてくれるんですか。 　さて、この物語は愛の物語です。人の心の光を見せる優しい世界の物語です。一…続きを読む

　クトゥルフ神話は自由だと思うんですよね。 　人間が翻弄されるのも、神に一泡吹かせるのも、全ては作者裁量次第です。 　大事なことはたったひとつ、自分なりに真正面から神々と相対するこ…続きを読む

　ロボット物っておおまかに分けるとスーパー系とリアル系ってのが有って、此処らへんの区分けは非常に複雑です。 　でもこれはThe・リアル系って感じのむせる空気が漂っております。ロボ…続きを読む

　大気に溶け込む水気が、露になり、肌にまとわりつくように染みていく恐怖。 　自分が一体何者なのか。自分が一体何をしたのか。分からないままに進んでいく日常の、人格の崩壊。 　あまりに…続きを読む

　名前を知ることをテーマにした恋愛小説でした。一万字程度ですっきりと読めて、非常に良い作品だと思います。 　名前を知らないからこそ美しいという側面。名前を知ってしまうことで生まれ…続きを読む

　私もちょうどフリースタイルダンジョンから興味を持った口です！ 　youtubeでの公開が終わってしまったのは非常に残念でした！ 　あのバトル漫画のような熱い魂のぶつかりあい、そし…続きを読む

にごたんに参加してないので書かせていただきました！ 今回はとある切っ掛けから“手紙”を読ませていただいたのですが、とつとつと静かに進んでいく物語と最後のどんでん返し、そして静かに染…続きを読む

　一人残らず食えない連中な辺りが実に良い！ 　毒と耽美に溢れたキャラクター像が推理小説をキャラ萌えだけで読んでしまう私のような人間にもぶっ刺さりました！ 　私は推理小説には疎いの…続きを読む

　恐らく世代が近いと思われるので筆者の方の哀しみは良くわかりました。 　今、私も哀しくて仕方有りません。 　このレビューを読んでいる貴方はポケモンのアニメを見たことは有りますか？…続きを読む

　壺を漁る理由、そしてどうしようもない無職達。愉快でダメダメな勇者と黒騎士が、同じく無職の盗賊に騒動に巻き込まれるファンタジーコメディーです。 　捻りの効いた題材で思わずクスリとし…続きを読む

　予言します。この作品は流行る！ ホラーランキング一位を取る！ 　それだけの力強い恐怖と得体のしれない怖気を匂わせる筆力を感じました！　 　古めかしい文体を見事描ききる技量に引き込…続きを読む

　神々のストレートかつヒロイックな活躍、その中に潜む各々の苦悩、そして人間達の宿す切なる祈り。 　爽やかな読後感と今後へのワクワクが湧き上がる良い物語でした！ 　神々がいずれも魅力…続きを読む

　夢枕獏の書く作品のような、空気感の形成が上手い！ 　まだ導入部分ですが、今後に期待して今のうちに先に星を出させてください！ 　伝奇物としての王道をいく作りになると思われるので期待…続きを読む

　シェアードワールド！ 実に甘美な響きです！ 　ラブクラフトが文通をした時代よりも遥かにお手軽に世界観の共有ができるなんて今は良い時代です！ 　カクヨムの特産品になるようなシェアー…続きを読む

　この作品を読んだ時、皆さんは何を感じるでしょうか？ 考えるでしょうか？ 只の娯楽作品に留まらない、各人の心に残る物語が間違いなくここにあります。一人でも多くの人にこの作品を読んで…続きを読む

まずは欲しいところだけつまみ読みできるのが非常に秀逸です！ 勿論ヒロインのキャラの立て方にもつながってくるので、もっと可愛い女の子を書きたい人には絶対おすすめ！ じっくりでもライト…続きを読む

　やべえぞ！？ 　雪瀬さんが恋愛の名手だからこそ書ける、恋愛の名手だからこそギリギリまで気づかなかった、この物語は―――――！ 　後は　読んでみての　お楽しみです！ 　本当に凄いの…続きを読む

　アメリカの大地、凄腕の侍と拳銃使いの少女、ニャルラトホテプを追いかける旅、まだ始まりの段階ですが時代ネタとも絡めて非常に魅力的な空気が出ています！ 　場所が場所だけに今後もニヤニ…続きを読む

　実際のところ外見的には老いていないのですが、国の危急を前にして立ち上がった歴戦の王の姿に胸を躍らせる“王道”ファンタジーでした！ 　最後のギリギリまで追いつめられ続ける展開に手に…続きを読む

多くは述べません。
皆に読んで欲しい。
そうしたら、此処はもっと素敵な場所になると思います。

　限界集落オブ・ザ・デッド良いですよね！
　とても共感できます！
　自分の読んだ名作に関して同じこと思った！アレ良いよね！って言いたい方は是非読んでみましょう。

　開いた！ 読んだ！ 星つけた！ 　これが本物のクトゥルフだ！ 　日本（かつ伝奇）という舞台を存分に使って、クトゥルフの調理法で仕上げた傑作です！どうしてもクトゥルフというと海外…続きを読む

　ゾンビとなった人々を再殺する老人と、彼の住む村を巻き込むゾンビの大量発生事件を描いた物語。 　老人の郷愁やプロの誇り、そしてそれを目近にした老人の孫の成長や、家族の絆は一度読めば…続きを読む

　第一話の引きでワクワクしてきました。 　紅茶じゃなくてロボと来たか！ 　最初がアメリカンな空気だったので「スチームパンク？ ロボ？」となってたところであんな風にメカがバーンされて…続きを読む

当たり前だけどあまりに悲しい。 そんな事実を粛々と、そして巧みに描き出した傑作。 少し変わったやり取りの真相を知ると締め付けられるような痛みを覚え、読み終えた後にはぽっかりと心に穴…続きを読む

　切なく、胸が痛む。 　一つの世界が終わって消える瞬間は何時だって悲しい。 　この子の元に父親は帰ってきたかもしれないが、あの星にはもう神様は居ないのだ。 　それはきっと世界の終わ…続きを読む

　なんとなくしっとりと湿った夜霧の中を歩くような感覚がするダークファンタジーです。 　決して明るくはないものの、先の展開が気になって引きつけられる魅力を放っています。 　 　カラス…続きを読む

　ネタバレになるので細かいことは避けさせてもらいましょう。 　しかし唐突に暴走した彼の行動の理由が本当に最初に指摘されたものだけなのかということや、二人の探偵の今後など、気になる要…続きを読む

　待てよ！ 良いだろうスパッツ！？ 　ああわからないか主人公よスパッツというものの魅力が……あの女子に活動的な輝きを与える黒き薄布の魅力が……。 　人間ドラマが好きな作品ですね。…続きを読む

近頃、カクヨムを騒がすオレオなるものを読みき。
創意工夫に満ち、いとをかしき作品なればここに推薦す。

　惜しい。実に惜しい。 　視点の切り替えが分かりづらいところを除けば実に好みな作品です！ 　というのも恐らく私と作者様の好んで視聴している作品が類似している為にやりたいことやイメー…続きを読む

　一言で言えば性癖の洪水。尖りに尖ったストーリーです。まだ第一話しか読めませんが、わかります。このダーティーでセクシーなアトモスフィアはあからさまに腕利き作者＝サンなのだ！ 　とは…続きを読む

八艘飛びで飛んできました。 凄いですこの作品。 一昔前に父や祖父の書棚で読んだようなSFの空気を色濃く残しております。 まさか！ このカクヨムという環境でまさか！ まさか！ こんな…続きを読む

　画面の前の物書きを趣味くらいにはしたいなあと思っている中高生諸君（プロじゃないのでプロになりたい人にはどうこう言えません）は是非とも読んで欲しい。 　極めてシステマティックに話を…続きを読む

　雪瀬さんの作品は特に恋愛物がおすすめとは聞いていたのですが、正義の味方ですとかヒーロー物っていうのが大好きな自分はこちらの方に飛びついてしまいました！ 　確かに思春期のキャラクタ…続きを読む

　良いレビュー集です。作者が作品を書く側だからこそ、細かく具体的な配慮や様々なぶっちゃけが嫌味にならない。 　しかも毒専と言っておきながらその根底にあるのは作品への愛というか深い観…続きを読む

　中華料理といえば鉄鍋のジャン！だった私は中華料理という時点で「きっと奇人変人が料理で殴りあうクッキングバトルに違いない！！」と勝手に思い込んでいたのですがそんなこと有りませんでし…続きを読む

屍者の帝国、ニンジャスレイヤー、その他SF的な世界観を好む方々には間違いなくおすすめです。 ネクロパンクという言葉を今まで知らなかったのですが、この作品は正しくネクロパンクというべ…続きを読む

　並み居るクトゥルフ作品の中に新たなる歴史が刻まれてしまいました。 　クトゥルフ×グルメというとかの有名な妖神グルメを思い出すかもしれませんが、この作品に流れる暖かな雰囲気とフラン…続きを読む

　完結おめでとうございます！ 　現代風にラノベナイズされながらも、脳内でジブリ絵の世界が広がる素敵な作品です。今っぽさとクラシックな美しさが融合した独特の魅力を持っています。 　時…続きを読む

　スーパーロボット好きのスーパーロボット好きによるスーパーロボット好きの為の小説です。そうそう、こういうのでいいんだよこういうので！ いいんだよ気合と根性で！ 同じスーパーロボット…続きを読む

　ツイッターで最初にヒューマが扱う機体の画像を見た時、思わず「ブルーディスティニーだこれ！？」となって作品をチェックしてしまいました。 　実際チェックしてみると、どちらかといえばハ…続きを読む

　あの李白が武侠って時点で「こいつはやべえ！ 傑作の予感だ！」となったのですが、実際読んでみるとその予感は確信へと変わりました。 　武侠小説特有の空気感を持つ文体、魅力的に躍動する…続きを読む