概要
□ □ □ □ □
加筆修正版はこちら。
限界集落・オブ・ザ・デッド
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882236879
□ □ □ □ □
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!限界集落の魅力的なジジイたち
まるでギャグにも思えるようなタイトル。
百人にも満たぬ限界集落の中で起こるゾンビ騒動という内容。
「なんだ、変則的なゾンビ物か」と思わせるようなキャッチコピー。
だがそこから想像される、ともすれば一般人が「ゾンビ物」と聞いて想像するパニックホラーとは一線を画した良質な一作。
それがこの「限界集落・オブ・ザ・デッド」。
1話において「留人(ゾンビ)」となった老人の姿は物悲しさすらあり、それを処理する「送り人」である恐山の姿は、淡々としながらも胸にくるものがありました。
限界集落でありながら、出て来る爺さんたちが格好いいんだ。
「留人」の存在を受け入れ、それでも生きていく…続きを読む - ★★★ Excellent!!!リビングデッドは愛する人の夢を見るか?
死とは常に、傍に寄り添う影のようなものだ。
ぴったりと背後にいて見えないときもあれば、自分の進む先で長く長く伸びて道のような姿をとることもある。
死は命の終着地点であると同時に、自分が進む道なき道の一生において、灯台のように指針となりうるものなのかもしれない。
パニックホラーとエンタテインメントの融合として、1968年のロメロ映画作品以来、ゾンビものは脈々と進化を続けてきたジャンルの一つである。
そこには死と生の間で揺れる人々のドラマがいくつも生まれ、多くの観客を恐怖させ、感動させ、魅了してきた。
幽霊や悪霊によるホラーとは全く異なる、生ける屍“リビングデッド”を相手にするがゆえに生まれる…続きを読む - ★★★ Excellent!!!爺さん、すげえよ……!
ゾンビとなった人々を再殺する老人と、彼の住む村を巻き込むゾンビの大量発生事件を描いた物語。
老人の郷愁やプロの誇り、そしてそれを目近にした老人の孫の成長や、家族の絆は一度読めば胸の中に深く刻み込まれる筈です。完成されたストーリーが魅力のA級ゾンビ物です! B級じゃないよ? だって作りが綿密で話としてレベルが高すぎるもの……。
と、レビューはここまでにして個人的な感想。実写化で映画とかスゴク見たいですね! 孫の役で佐野岳さんあたり嵌めたら絶対に似合うと思うんですよ! ネタバレなので言えない一部の登場人物についても色々妄想が膨らみます!
この世界観で別の話をぜひ読んでみたいです! - ★★★ Excellent!!!二時間で読める「ゾンビx限界集落」
ゾンビ物の舞台は大別できる。
「学園」「病院」「商業モール」等の屋内型と、「世紀末」「孤島」「田舎」等の屋外型に分かれる。
両者に明確な境界線は無いし「豪華客船から孤島」みたいに複合されたりもする。
ゾンビという恐怖の曲がり角が何処に隠れているかを想像させる舞台選びはゾンビパニックの為の重要な装置に違いないはず。
そこに人口50余前後の限界集落を選んだ理由が気になってしまった。これが『介護施設・オブ・ザ・デッド』だったなら見向きもしなかった。
どうしてこの村でなければならなかったのか?それは読んで知るべし。読み終えて何を思うかは皆さん次第なので読みたくなったキッカケをしっかりと書いてみた…続きを読む