最近、詩に興味を持ち始めました。この作品はまさにタイトル通りですね!紡ぐ風景。風景だけではなく色々な目線で、そして状況で淡い恋を描いています。時には切なく、時には暖かく。心理描写が丁寧な上に1つ1つの詩に恋物語があり…見ていて楽しいです!次はどんな詩なんだろう?と読む手が止まりません
この短い文字の物語に季節の情景、登場人物の心、そして胸に響く結末を収めた職人技のような超短編集。あっという間に読んでしまえますが、その読後感は短編小説のそれと変わりません。お見事と拍手を送りたくなる作品です。
作者さまの想いで綺麗な纏いで着飾られて、何倍もの魅力になって言葉を形作っている。そんなイメージが伝わりました。
僅かな文章の中で季語を巧みに使い分け、そして優しい言葉遣いとバランスよく組み合った素敵な短文集。読んでいるだけで心が温まり、情景すらも見えてきそうです。忙しい人でもスラスラと読めるし、風景の勉強をしたい人にもお薦めの一作です。
なんだろう。自分のことを言われているような気がする。年甲斐もなく、切なくなります。今はもう逢えない人に逢いたくなります。ぜひ、他の季節編も味わいたいです。
ひとつひとつが短い文章の中に深い物語を秘めている…と感じました。素敵で自由な言葉の世界だと思います。
ボクも詩(もどき)を書いていますが、同じテーマでも全く違いますね。人格同様、文章は十人十色だと改めて感じました。幸葉さんの文章は心にスーっとしみてくる感じがあります。ホッとする瞬間が味わえます。
心の奥にしまった、忘れていたものを見つけたような感動があります。遠い昔の教室の匂い。日差しの暖かさ。ざわめきが甦るよう。丁寧に綴られた言葉が心地好いです。