概要
幕末日本からアメリカ大陸へ、幻の幕末最強コンビが乗り込む異世界探訪!
時は明治三年(1870年)真夏のサンフランシスコ。維新討伐の難を逃れ、勝海舟の差し金で逃亡した二人の国事犯が横浜から上陸した。一人はかの徳川家康を二度敗走させた真田昌幸の遺した極秘の軍術、『九度山信兵録』を解読した若き天才軍師、もう一人は幻の真田の錬人術を極めた幻の人斬り。二人が狙うのはただ一つ、慶応三年十一月十五日、京都近江屋に散った坂本龍馬が偶然、引き揚げたある怪物。アメリカ大陸に渡った怪物の目的は、遠い太古の歴史の彼方に葬られた邪神たちの復活だった。19世紀、幕末日本と黄金時代アメリカを股にかけた異色史伝クトゥルー神話!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!西部劇+侍+クトゥルー神話の欲張りセット!
本作は実は某最大手小説投稿サイトで既読だったのですが、カクヨムコン6に応募されているとのことで応援も兼ねてのレビューです。
有り得ないことは有り得ない——本編中幾度となく繰り返される言葉。
剣と銃の達人が新知覚能力者ドアーズと呼ばれる異能の者、そしてクトゥルーの邪神相手に血湧き肉躍る大立ち回りを繰り広げます。
粗筋だけでも面白いのに本編も期待を裏切らない面白さ。
特に風の邪神ハスター登場以降、物語はさらなる加速を始めます。
そして、ツインテール少女とクトゥグアとの対決の行方は、恐らくラスボスであろう尼二封妃ことニャルラトホテプの野望は阻止できるのか。
19世紀の幕末日本と黄金時代アメリカ…続きを読む