98天毒の禍きたるへの応援コメント
そうか、親子対決でもあったのですね……。
度々顔を合わせたのにも関わらず気づかないとは、皇帝がまったく息子に興味ないのが伝わってきました。
鴆も父に愛があるわけではないのでしょうが、息子と名乗る時、なんらかの反応を期待していた様子がうかがえるのがつらい……。皇帝にとっては「毒」でしかなかったのですね。
天からの怒りを受けたかのような怖ろしい最期ですが、皇帝のやってきたことが積もり積もって返ってきたのかなあと感じました。
作者からの返信
松宮様
いつもお読みいただき、御礼申しあげます。
母親は彼の事を「私が創りだした、最強の毒」といい、父親もまた「あの時の毒か」という。鴆はどこまでも「毒」でしかなく、「子」でも「人」ですらなかった、とあらためて突きつけられて、乾いた嗤いを洩らす鴆の心境を想うと、書きながら胸が締めつけられます。
ここではじめて「天毒」があきらかなものとして登場しました。これまでは天毒地毒という言葉があっても「天毒」とはなんたるか、がわからなかったので。
さて、ここからは鴆と慧玲のターンです。お楽しみに!
95 白澤の薬の極致への応援コメント
今までの薬というのは見た瞬間にわかる料理でもあったわけですが、その究極系がこのような透明過ぎて「何もわからない」という形となったのは中々良いですね。(極めて濃厚だが純度の高い出汁、と私は想像しています)
作者からの返信
ラジオ・K様
ありがとうございます。究極の薬は「無のなかの有」という想像は連載をはじめたときからずっとあったので、こうしてかたちにできて嬉しいです(n*´ω`*n)
味はそれはもう、最高だとおもいます。
残念ながら私には食べられないしろものなので、かわりにハマグリのおつゆを飲みながら「この深み……!」と想像をふくらませていました。
94 毒と薬の決戦への応援コメント
ニューギニアに生息するピトフーイという鳥がこの鴆の元ネタではないか、という情報がありますね(羽毛に毒を持つそう)。何かのきっかけで昔の中国にこの話が伝わり、やがて鴆の伝説になったと考えると中々ロマンがありますね(もしくはピトフーイの仲間が古代中国に生息していて現在は絶滅してしまったという説も)。
作者からの返信
ラジオ・Kさま
お読みいただき、御礼申しあげます。
まさしくです。鴆については様々な文献、資料を読みながら原稿に落としこんだので、ラジオさまのように読みこんでくださる御方がおられると報われたかんじがして嬉しいです。
滅んでしまった種がいたのかもですね。中国の食材、漢方には謎めいたものもあり、絶滅種もいるのかなとときめいています。
97「そなたに寵を与えよう」への応援コメント
タイトルからしてすごく嫌な予感はしていたのですが、的中してしまった……。
憎い敵から言い寄られるなんて、どんなにおぞましいことか( ;ㅿ; )
しかも我が子を利用するつもりで子を欲していたのですね。
忘れていたけど、慧玲ちゃんは妃妾の立場でもあるのでしたね。
皇帝に逆らってまで助けてくれる人がいるはずもない……。
助けられるとすれば、鴆くらい、助けて!!
という気持ちで読んでいたので、きてくれたーーー!!となりました(*ˊᗜˋ*)
いや、彼が安心できる味方というわけでもないのですが。でも皇帝よりはずっと良い。
「彼女は僕のものだ」という断言、いいですねぇ。普通なら傲慢に聞こえるセリフも、これまでの二人の関係性があるから素敵で。本当に慧玲ちゃんのことを理解していた彼だから、かっこよく聞こえるんだなあと。
皇帝に毒を向けてしまえば彼の身も心配だけど、でもとにかくこの場から慧玲ちゃんを救って欲しい……!
作者からの返信
松宮様
いつもながらお読みいただき、御礼申しあげます。
皇帝……恋愛感情も欲望()もなく、ただ皇帝としての役割と薬のためだけにそういう発想にいたっているので、悪いやつですが、恋愛的には皇后ひと筋なんだよなあ……とおもいながら書いていました。
鴆は毎度、いい時にさっそうと現れてくれるので、私としても胸が空きます。鴆は紛うことなく慧玲ひと筋なので。
よくよく考えたらここは、親子対決になるわけです。
そんなクライマックス、続きをこうご期待ください!
96 毒師の失踪に風吹く後宮への応援コメント
鴆がいなくなって、慧玲ちゃんは動揺しているみたいですね。
でも宮中は比較的静かなのですね。毒師だということを知る人はほとんどいないですもんね……。
いったいどこで何をしているのかが気になります。
大活躍した藍星ちゃんに報いがあってよかった。゚(゚´ㅅ`゚)゚。
作者からの返信
松宮 様
久し振りの更新でした。
いつのまにか、慧玲にとって鴆はなくてはならない存在になり始めていますね。第一部から書き続けてきた身としてもなんだか感慨深いです。
いよいよ第1シーズンのクライマックスがせまっているので、引き続きお楽しみいただければ幸いです。
編集済
95 白澤の薬の極致への応援コメント
佛跳牆の香りとともに、皇帝の目に映った自然の風景が美しいですね。
そうしてこの食事そのものも不思議ですね。様々な味覚が調和を保って存在しているのもですし、目に見えないとても重い水のようなものというのも幻想的で、実際に体験してみたくなります。
慧玲ちゃんが一途に薬であったため、ようやく死刑の宣告も取り消され無罪となったのですね。良かった! 長かったですね……!
一安心しましたが、今度は鴆に動きがあった様子……。姿を消した彼が気になります。
後半の再開を、ゆっくりと楽しみにお待ちしておりますね。
もうひとつの後宮ものも追わせていただきたいです。
書籍化作業に連載にとご多忙の中、お知らせをありがとうございます。
このお話を文庫本として手に取れる日を、楽しみにしておりますね!
作者からの返信
松宮様
嬉しい御言葉を賜りまして御礼申しあげます。
佛跳牆は実際に食べられることができる料理ですが、私は食べた経験がないので、想像を膨らませて書きました(n*´ω`*n)
死刑の宣告が取り消されるまで、がこの小説の第1クールの最大ミッションでした。しかし第五部は続きます。今後どのような展開になるのか、様々な謎と緊張の対決、胸きゅんが待ち受けていますので、引き続き、お楽しみいただければ幸いです。
94 毒と薬の決戦への応援コメント
とても緊迫した闘いですね……! 料理シーンで、こんなにラスボスバトルのような壮大な闘いを表現できるなんてすごいです!
鴆の毒鳥を由来とした名前が、ここにきて大きな意味を持ってくるとは……。
彼は、雲日の羽を見たら、慧玲ちゃんがすぐに自分との戦いだと気づくと自信をもって忍ばせたのでしょうね。
恨んで当然の皇帝を前にして、心を完璧な中庸に保つのは非常に難しそうです。でも薬でありたいという慧玲ちゃんの強い気持も負けていないはず……!
作者からの返信
松宮様
お読みいただき、ありがとうございます。最終決戦となる調薬の場面をどのように表現するか、考えに考えて、このようなかたちになりました。彼女にとってまず倒すべきは毒のみずから。続けて、鴆です。どちらもおなじものでもあります。
鴆毒はぜったいに登場させたいものではありましたが、そのままだとあからさますぎるので、実際に鴆の異称とされる雲日をつかいました。鴆はすべてを見抜いてくれる慧玲を愛し、またそんな彼女だから敵と認めてもいます。慧玲もまたしかりです。
このふたりの関係は殺し愛ですが、時々少年漫画っぽいなとおもいます(笑)
93 毒と争うのは患者への応援コメント
藍星ちゃんが大変な時ですが、久しぶりの調薬シーンに、何ができあがるのかわくわくしました。
紅茶のゼリーとは意外でした。おいしそうですね。熱を持った毒に侵されているときは、ひやりときもちよくてのど越しもよさそうですね。
そして、鴆は解毒のために煙草を吸っていたのですね……!
藍星ちゃんも落ち着いてきたし、慧玲ちゃんが捕らえられることもなくてよかった……。
慧玲ちゃんは鴆を庇ったのですね。誘拐犯として手配されるのかと思っていましたので、ホッとしてしまいました。
「孤独に誇らしく」という一文が印象的です。庇ってしまうほどの相手でも、重ならない、相容れないところが切ないですね。
作者からの返信
松宮かさねさま
今週火曜日は突如休載になってしまい、申し訳ございませんでした。
ほんとうに久し振りの調薬でした( *´艸`)
グルメものだったんだ!とあらためて想いだしながら執筆いたしました。紅茶……(煙草葉)ですが、かおり高いイメージで表現したので、おいしそうと感じていただけて安堵です。
慧玲も慧玲でずいぶんと鴆にこころを傾けはじめていますね(笑)
孤独に誇らしく。を取りあげていただけて嬉しいです。孤独も一種の毒だとおもっているので、この言葉はこれからも「後宮食医の薬膳帖」のキーワードになりそうです(*^^*)
92 皇帝は金糸雀に冀うへの応援コメント
欣華皇后が麒麟の亡骸を喰らって、それで皇帝は自分が死んだら同じように喰らって欲しいと言っていて……。
あれ、もしかして、人間ではない……?:;(∩º﹏º∩);:
≫「奇妙なことに金糸雀を飼っているようで、吾われのほうが金糸雀に飼われているような心地になるのだ」
この気持ち、わかる気がします。インコたちを飼っているつもりで、逆にインコのかわいさに操られているのではないかという気持ちになることがあります。
つぶらな瞳と親しみのこもった仕草に惑わされて、お金も手間も費やして世話を焼かずにいられなくさせられているのでは? ちいさいものを保護したいという本能を利用されているのでは? それならむしろ嬉しい……なんて思うことがあります(∗ˊᵕ`∗)
作者からの返信
松宮かさねさま
お読みいただきありがとうございます。
段々と、ですが、皇后の素姓にせまりつつあります……ふふふ……
これは「猫」もそうだなあと想いながら、書いていたので共感いただけて、嬉しいです。インコちゃんたちもそうですよね。可愛らしい愛玩動物というのは飼いぬしを飼っているもの、なのかも、です。それこそが愛。時間もこころもすべてを惜しみなく奪われ、それでいて、なにも奪われていない……皇帝も皇帝で、皇后を惜しみなく愛せて、幸せなんだろうなと想います。
91 薬の廃姫に命を捧げるへの応援コメント
うわあああ。藍星ちゃんの覚悟がすごい!
ムカデの群れに襲われて刺されまくるなんて、虫嫌いにはたまらないだけでなく、拷問みたいな痛みでしょうに……。
でも、ここで離れたらもう二度と会えなくなる、という直観は正しいかもしれませんね。宮廷が慧玲ちゃんを捜し始めたら、鴆がいよいよ遠くへ連れ去って隠してしまうかも……。
極度の虫嫌いという伏線がここで劇的に効いていますね。藍星ちゃんの想いがそこまで深かったとは、壮絶にかっこいい……。
作者からの返信
松宮様 毎度お読みいただき、ほんとうにありがとうございます。
藍星頑張りました。藍星の頑張る姿は作者としても応援したくなるといいますか、胸が熱くなりながら執筆していたので、そのように仰っていただけて嬉しいです。
鴆はまさか、あの藍星が蟲と格闘して、慧玲を助けにくるとは想わなかったはず( ´艸`)
ここからいよいよ、慧玲大活躍です!
引き続き、お楽しみいただければ幸いです!
90 藍星はあるじを捜すへの応援コメント
藍星ちゃんは信じて待っていてくれるだろうと思っていたけど、捜してくれていたとは( ;ㅿ; )
卦狼が恩があると言ってくれて、協力してくれたのもありがたいですね。
慧玲ちゃんが隠されていた場所が、まさか霊廟の中だったとは意外でした!
皓梟妃が「人の亡骸は収められてはいない」と言っていた、あの謎めいた廟ですね……!
もしかしたら麒麟にまつわる秘密が眠っていたり……?などと思っていましたが、鴆だけが知る隠し部屋がこんな所にあったなんて。
作者からの返信
松宮様
第五部はひとつ、物語にきりがつくところなので、慧玲が助けたひとびとに今度は慧玲が助けられていくという流れになっています。藍星もしかりですし、雪梅もまた慧玲が助けたからこそ、彼女の支えになってくれています。卦狼もまたそうですね。
この霊廟にはめっちゃ大きな謎があるのですが……全貌が明らかになるのは、さらに後です笑
89 毒師と薬師は殺し愛うへの応援コメント
鴆が慧玲ちゃんを、混沌や白澤の姑娘とは思ってなかったという告白は、ぐっときますね。
単に皇帝の娘だという事実だけでも、皇帝の存在抜きにその子のことを考えることは困難だと思うのに。彼は因縁がある相手の一族だということよりも、ただひとりの慧玲ちゃんとして見てくれていたのですね。
囚われの身といっても扱いは悪くなく、鴆もどこか楽しそうですし、むしろこれまでの日々よりよほどのどかにさえ見えてしまいますが、宮中の様子は気になりますね。
慧玲ちゃんがもし皇帝の解毒を放棄した罪人とされてしまっていたら、藍星ちゃんは……。
あと鴆の烟草葉の謎が気になります。まさか煙草にも意味があったなんて……!
作者からの返信
松宮様
嬉しいご感想を賜りまして御礼申しあげます。
すでに後宮食医の薬膳帖は登場人物が勝手に動きだすところまできているので、この台詞も鴆がきめたものですが、慧玲が最も喜ぶところをおさえている鴆はただものではないなと著者ながらおもいました。
ほんとに鴆は楽しそうです。なんなら、ここまで機嫌のいい鴆は私もはじめてです。慧玲のことをいつまでも監禁できたら、鴆は幸せだったのだろうなとおもいます。ですが慧玲はすべてを投げだして蟲篭のなかに留まるような姑娘ではなく……(苦笑)
引き続き、楽しんでいただければ幸いです。
88 ここが地獄の底だへの応援コメント
慧玲ちゃんが薬として生きる決意をしたことで、鴆が殺しに来るのではないかと心配していましたが……。
彼の慧玲ちゃんへの執着はとても深いみたいですね。
ここで意識を失ってしまって、調薬はどうなるのだろう……。
作者からの返信
松宮様
鴆は慧玲にべたぼれですね(苦笑)
彼女にとても強い執着をもっています。彼女だけが同じ地獄に落ちてくれるひとだと確信し、道連れになってほしいと感じているからです。そして、もしかするとそれは慧玲にとっても同じなのかもしれません。
引き続き、お楽しみいただければ幸いです。
87「私は毒を絶つ」への応援コメント
雪梅嬪は舞が好きなのですね。こんなふうに、自分のやりたいことをはっきりとわかっているのは強いですね。
長年「やりたい」と思っていたことが、実は親の希望に応えるためだったり、世間の声に流されているだけだったことに気づいて愕然とした……みたいなこともありますね。
慧玲ちゃんは、過去に救うこととなった人たちと話をすることで、あらためて誰から命じられるわけでもなく自分は「薬でありたい」のだと実感したのですね✨ よかった……!
一人ではぐるぐるし続けてしまうことも、友達と話すことで迷いの霧が晴れていくのは素敵な展開ですね(,,>᎑<,,)
作者からの返信
松宮さま
毎度お読みいただき、どれほど励みになっていることか。執筆を優先しないと締切に間にあわず、なかなかに御返事が遅くなってしまい、申し訳ございません。
私にもこうした経験があります。
私は小説が最大の夢ですが、二十年ちかく追い続けていると何処かで惰性になったり、ほんとうに「やりたい」のかと惑うこともありました。そんなときに松宮様を含める様々な読者様の声で支えられ、進むべき道を再確認して参りました。
雪梅嬪はいつのまにか、慧玲の友人兼お姉さんのような存在になりましたね。こうして関係が進んでいくのも連載の楽しみのひとつです。
85 一緒に復讐をしないかへの応援コメント
ずっと薬であることを己に課してそれによって生きてきた慧玲ちゃんも、これまでになく心が揺らいでいますね。
薬として尊敬していた母親が、最後には毒に転じてしまったことを知ってしまったこともあり……。
そういう事情を鴆がどこまで知っているのかわかりませんが、今なら慧玲ちゃんの心を動かせそうなチャンスなのはよく理解していそうですね。すごい迫力を感じました。呪詛と毒の塊のような鴆は恐ろしくも美しい……✨
解毒の象徴である孔雀の笄を鴆が引き抜いたのが暗喩的ですね(。>_<。)
作者からの返信
松宮様
嬉しいご感想を賜りまして御礼申しあげます。
まさに薬と毒の攻防、絡みあいをふたりの関係で表現できたかなとおもっていたので、そのように仰っていただけて、想っていたものを表現できているのだと安堵いたしました(*ノωノ)
なんとしてでも彼女を落としたい鴆、ともいえます笑
ここから鴆の毒愛はさらに加速していきます。果たして慧玲に持ちこたえられるのか! 私も書きながらドキドキしています
84‐2 私が創った最強の毒《鴆 回想》への応援コメント
鴆にとってあまりに壮絶な母との別れですね……。
最後まで母親は息子に呪いをかけていったけど、でも息子を愛してもいたのだろうと感じました。
なんというか自立した愛ではなくて、己と息子の人生を別のものとすることのできない、憎しみと表裏一体なドロドロとした愛のイメージですが……。
よく鴆は生き延びることができたなあと思います(。>_<。)
作者からの返信
松宮さま
毎度のことながら丁寧に読んで御言葉をお寄せいただき、ありがとうございます。
ああ!私が言語化できなかったものを松宮さまが代弁してくださってる!なんて嬉しいのでしょう!感激です!
愛がなければ、きっと毒にもならなかったのに、なまじ愛があったから毒と転じてしまったのかなとおもいます。
さて、ここから物語は現在の時間軸にもどります!
84‐1 彼が毒になるまで《鴆 回想》への応援コメント
これは壮絶な鴆の子供時代ですね……。皇帝を憎むようにと鴆の母親は仕向けていますが、こんなことを幼い子に吹き込む母親こそが一番の毒な気がします。
ここまで壮絶な人生ではなくても、こういういびつな関係性の親子は現代日本でもいくらでもいる気もしてきて、それがまたリアルに恐ろしく感じられました。
しかも父親も彼のことを気遣ってくれないとは……悲しすぎますね。
鴆の母は、こんな風になってしまった自分が、妾腹とはいえ新皇帝の妃になれると信じているのかな……利用するつもりが利用される未来しか見えないのに;
言葉がいつもながらに美しくて、揺篭歌(こもりうた)みたいな素敵な表記は、どうやって思いつかれるんだろうと感動しました(∩ˊᵕˋ∩)・*
作者からの返信
松宮さま
お読みいただき、ありがとうございます。
みずからの望みをかなえるために子どもに夢を託す、というよりは望みを押しつける親は意外といますよね。鴆の母親はもとが恵まれていただけあって、とても不幸な御方で、だからこそおなじ不幸のなかで苦しんでくれる息子に依存していたところがあったのかなとおもっています。
俗にいう毒親ですね。
揺篭歌は中国語なのです(*^^*)
後宮食医の薬膳帖では中国語をベースにルビを振って、世界観を表現しているので、そうしたところも楽しんでいただけると嬉しいです(n*´ω`*n)
84‐1 彼が毒になるまで《鴆 回想》への応援コメント
これはあれですね、読者に想像させることで成立する描写ですね。
呪詛からの狂気は凄まじい……。
作者からの返信
ラジオ・Kさま
お読みいただき、ありがとうございます。
いきなり鴆の回想からだったので、戸惑わせてしまったのではないでしょうか💦
ひとつひとつ、母親が毒を施していく描写は確実に落としこみたいところだったので、作者も呪詛をこめて言葉を紡ぎました。鴆と慧玲は同じように地獄を渡ってきた仲です(*^^*)
81 四八珍の薬への応援コメント
知らないものが幾つかあったので色々と調べてみました。
・紅燕(キシャ)
→漢字では「 紅燕鷗 Sterna dougallii 」、ベニアジサシという鳥がヒット。見た目からどう見てもフクロウではないし、しかも分類的にはチドリ目カモメ科。
→カタカナではカガミガイの方言であるとヒット。愛知県一色町(現在の西尾市南西部)で採集されたとのこと。
→文中にある別名、鬼車で検索すると同名の怪鳥がヒット。「正字通」では「鶬虞(そうぐ)」の名で記され、文中の生態と合致する。これが元ネタか。
・紅頭鷹(ヒッポウ)
→漢字では「清代八珍」の満漢全席「四八珍」 、その中の禽八珍の1つにあった。読み方は記されておらず。
→カタカナでは「畢方」がヒット。山海経に登場する妖鳥。この鳥が現れると天下に怪しい火事が起こると恐れられているとか。これが元ネタか?
・彩雀(ラン)
→漢字では「彩雀鸟 Saltatricula multicolor」、何故か学名検索で日本語はヒットせず。
中国語のサイトによるとフィンチの仲間で、南米に生息するとのこと。カカオは中南米原産なので、方向は合っている。
→カタカナでは「鸞」がヒット。 中国での想像上の鳥。形は鶏に似て、羽の色は赤色に種々の色をまじえ、声は五音にあたるとのこと。文中の描写から元ネタはこれ?
・四八珍(しはっちん)
→検索すればすぐにヒットする。周代より伝わる八珍、その最終バージョン? 満漢全席「四八珍」 とある。清代のもので、現在の感性では「???」なものがあったり、何のことかわからないものがいくつかある。「驢窩菌」とか。
こういったものを元ネタとして作者様がこねくり回し完成したのが、作中の「四八珍」ではないか、と推測する。
ところで、最後に麒麟の骨のくだりはぞっとしました。真相が楽しみです。
調べたものは私の主観とネット情報が主ですので、どこまで正しいかわからないと、ここに記します。長文失礼しました。
作者からの返信
ラジオ・Kさま
……さすがです。全部正解です。
現在では素性が不明になってしまっているもの(特に禽八珍)は、中国の「山海経」からふさわしい禽を捜しました。現在では絶滅してしまった動植物が昔の書には記録されていて、現在は妖怪として伝承されていていてもおかしくはないとおもいましたので。
驢窩菌は「驢馬=飼いならされた」というところから「コウジカビ」に結びつけました。
これだけ読み解いていただけるなんて、作家冥利につきます。ほんとうにありがとうございます。
引き続き、楽しんでいただけるよう、いろんな知識を稼働させて頑張ります(n*´ω`*n)
83 毒の嵐は吹き荒ぶへの応援コメント
えええええええええ!?おおおおおお!?
まさか鴆が!?Σ( °ω° )
え、じゃあ、ふたりはいとこ同士だった……?
現帝が先帝に毒を盛ったのでは?とは何度か考えて、違うかなと思っていたのです。
身分の低い母から生まれた兄というのは動機としては十分だけど、そんな人ではないらしいし……と。
その「そんなことをする人ではない」は慧玲ちゃんから見た伯父像で、彼女も本当は疑いつつも信じていたかったのですね……。
蜂蜜酒が出てきたときに、「こういう風にして毒を盛って人格を変えたのかな」と思ったりはしてました。でもそうだとしたらあまりに慧玲ちゃんにとって残酷だし、違っていて欲しいと思って排除していたようです。
人間は、信じたくないものは可能性から除外してしまうものなのですね( >﹏<。)
しかし、衝撃は鴆です。まさか現帝の嫡嗣だったなんて……。
玉佩を持っていた時点で考えられたことでしたが、なんとなく、盗んだのかなとしか……(失礼)
どんな地獄の過去があったのか……聞くのが怖いですが、でもすごく聞きたいです(笑)
作者からの返信
松宮さま
お読みいただき、ありがとうございます。
半年前に書きだした時から、この展開に決めていたので、無事に回収できてよかったです。昔だと従兄弟とか叔父と姪とかだと普通に結婚しちゃうので、ふたりが結ばれるための障害にはならないとおもっていますが……なかなかに大変な血縁関係です。鴆と皇帝は割と似ているところがあって、執筆中にそんなところをみつける度にくすくすしていました( ´艸`)
ここから鴆の過去篇になります。ちょっとばかり御待たせしてしまいますが、よい原稿を書きあげますので、引き続き、お楽しみいただければ幸いです。
82 盤古経を紐解くへの応援コメント
麒麟と鳳凰は同じ魂を持つもの。
鳳と孔雀の翼はよく似ている。
麒麟に触れてから《毒を喰らう毒》は孔雀の刺青として表れる。
↓
鳳の文様だったのでは?
なるほど……! 皓梟妃にもっと詳しく教えていただきたいですね。
麒麟がいないということは、慧玲ちゃんやこの国の人々にとって、とても寄る辺なく悲しいことなのですね。
作者からの返信
松宮さま
おお、こんなに丁寧に伏線を憶えていてくださって御礼申しあげます。
陰陽をなすものでありながら、ふたつはひとつであり、天に現れれば鳳凰、地にいれば麒麟。中国の聖獣は勇ましくも神々しく、美しいものばかりなので、書いてとても楽しいです。
もっと麒麟についても語りたいのですが、なかなか物語を進めていくのと設定の説明のバランスが難しいです~(><ゞ
81 四八珍の薬への応援コメント
珍しい薬の材料となる生き物たち、聞いているだけでわくわくしますね(*ˊᗜˋ*)
最後がまさか麒麟の骨だとは……!
でもそんなもの、なかなか手に入らないだろう……と思っていましたら、皇后さまがお持ちだと……!?
昨年骨となったばかりのように……。慧玲ちゃんの出会った麒麟が思い出されますね。
皇后さまが関わっていたと……?
作者からの返信
松宮さま
資料と睨めっこしながら、幻想と現実の中間をとれるように考えたので、そのように仰っていただけて大変嬉しいです。ありがとうございます。
なぜ、麒麟の骨を皇后がもっていたのか。第五部は様々な人物が大幅に動きますので、引き続き、お楽しみに!
80 皇帝倒れるへの応援コメント
鴆は相手の心にもじわじわと毒を広げるのがうまいのですね。
慧玲ちゃん、お母さんのことを疑うのは苦しいでしょうね。
土の毒というのは最も強い毒なのですね。現帝の毒も誰かに盛られたのか、それとも他の原因があるのか……。
作者からの返信
松宮さま
毎度細やかな感想を賜りまして、御礼申しあげます。
卦狼と喋っていたときもそうですが、鴆はなかなかにいやらしいというか……人の心を掻き乱すのが得意ですよね。慧玲は母親のことを敬愛していますが、さて、どうなっていくのか……こっそりというと、この度の小説の裏の題材のひとつが「毒親」でもあるのです……なのでちょっと苦しい展開になるとおもいます💦
79 回想…先帝と現帝 いかにして渾沌の帝は討たれたかへの応援コメント
「ああ、……そうか、お前だったのか」
この先帝のセリフがすごく気になります……! 兄に何を見たのでしょうか……。
そうして、倒れた現帝が見たものは……? こちらもすごく気になります!
作者からの返信
松宮さま
いつもお読みいただき、御礼申しあげます。
先帝が最後に何を想ったのか。現帝がなにを視たのか。様々な謎が絡まりあって、作者でもそろそろ年表やらなんやらが必要になってきています笑
なにげにはじめて皇帝と先帝の名前が登場しました。執筆を始めたときから決めてあったのですが、なかなか登場の機会がなく……ようやく書けてよかったです。
83 毒の嵐は吹き荒ぶへの応援コメント
驚きの伏線回収ですね。
しかしまた二人は一段と複雑な関係になりましたね。どう転んでいくか楽しみです。
作者からの返信
右中桂示さま
お読みいただき、ありがとうございます。とんでもない真実が明らかになりました。ここから鴆の過去話に突入する予定なのですが、連載再開は1月末になります。手塩に掛けて原稿の準備を進めておりますので、御待ちいただければ幸いです(*^^*)
幕間 毒師の独りごと 其の二への応援コメント
このお話、はやく拝読しなきゃと思っていたので、こちらに上げてくださって良かったです。
突然蜘蛛の味の話をしだす慧玲ちゃんには、鴆と一緒に呆気にとられましたが……でも、ひとたびこの人しか居ないと心に決めると、どんなことでも愛しく思えるのでしょうね。
>寄りそうほどに孤独になるのに離れられない。
この、「デレてるワーイ」で終われない、切なさを伴った読後感こそ、二人の関係の魅力なのだと思います。
作者からの返信
板野さま
お読みいただき、ありがとうございます。
デレたらデレたで切ないのが夢見里の恋愛なのです(*´∀`)
しかし鴆はなんだかんだいいつつ、愛するひとに喰われたい側なんだなあと書きながら想いました(笑)
シヤンは喰いたい側だったので、同じくヒロインを翻ろうする悪いイケメンでも実はそういうところは真逆という……書いていてたのしいです
79 回想…先帝と現帝 いかにして渾沌の帝は討たれたかへの応援コメント
一体何を見たのだろう……咆哮だから……???
次回も楽しみにしています。
今年もお疲れ様でした<m(__)m>
よいお年を。
作者からの返信
ラジオ・Kさま
お読みいただき、ありがとうございます。
ふふ、いったい、なにをみたのでしょうか……あれやこれやと伏線を張りまくっているのですが、後々ちゃんと回収を頑張りますので、よろしくお願いいたします。
ラジオさまにとってよき御年となりますように!
70 毒師と毒師は剣をまじえるへの応援コメント
同じ一族の宿命を背負いながら、一人の女性に救いを見出せた卦狼と、未だ復讐を誓う鴆の対比が熱いですね。
それにしても鴆くん、物理でも強い。普段見られない一面が垣間見えて、彼のファンにはたまらないシーンでしょう。
作者からの返信
板野かもさま
鴆の戦闘描写は作者もノリノリで書いておりましたので、そのように仰っていただけれて嬉しいです。とはいえ、webにおいては戦闘描写があまり長いと読者様としては退屈かなとおもったので、かなり端折りました(苦笑)
これからも読者様に楽しんでいただけるよう、頑張ります(n*´ω`*n)
69 その華は愛を秘めるへの応援コメント
先に最新話まで拝読してしまいましたが……
初登場の時点では憎まれ役かと思われた卦狼が、口は悪くてもしっかり李紗様を愛し慕っているのが見えていいですね。家柄や立場ではなく自分自身を見てくれるのは彼だけ……という点で、この二人もまた互いにとっての無くてはならない関係だったのですね。
雪梅嬪が慧玲ちゃんに掛けた言葉……いつか宿命から解き放たれて、等身大の貴女を愛してくれる人と幸せになれたらいいね、というのは、夢見里さんの作品のヒロインにファンがいつも思っていることですが(笑)、でもそれは同時に物語が終わる時でもあり……。それも寂しいなと思うくらいに、彼女の旅路に惹き込まれています。
作者からの返信
板野かもさま
続々お読みいただき、ありがとうございます。
すでに最新話まで読んでくださっているなんて、感激でございます。
卦狼は普段私はあまり書かないタイプの男性ですが、登場するほどにいい味をだしてくれて……すでにお気に入りの人物になっています。第四部の後もまた時々登場するとおもいますので、そのときはよろしくお願いいたします(*^^*)
〉それも寂しいなと思うくらいに、彼女の旅路に惹き込まれています。
作家としてなによりも嬉しい御言葉をいただき、ありがとうございます。
慧玲と鴆の関係はまだまだ複雑化していきそうですが、いつか御互いに好意を自覚することがあっても、薬と毒であるかぎり、立場や状況が整わないはずなので、幸せになるまでの道のりは遠そうです(^^ゞ
でもきっと、互いにとって、互い以上の存在はいないとおもうので、あらゆる障害を乗り越えて最後は結ばれてほしいと作者ながらおもっています。
68 女を縛る血の鎖への応援コメント
この小鈴さんのエピソードは、本当に身につまされる話で……。
昔は「女は三従」なんて言ったそうですが、実家と嫁ぎ先に雁字搦めにされ、子を産むことだけを存在意義として求められる時代が……何も高貴な人に限った話でもなく、ほんの少し前まで普通にあったのですよね。
陛下の気紛れな(?)御渡りで、それまで抱くことのなかった望みが湧き上がってしまったというのも、なんとも残酷な話で。想像懐妊に至るほどの重圧に苛まれていた小鈴さん、やったことは過ちでも、幾許かの同情を禁じえません。
それでも、雪梅嬪の気風の良さに救われましたね。その雪梅嬪とて、慧玲ちゃんに救われた経験がなければこうも優しい対応にはならなかったかもしれず。慧玲ちゃんの行いが着実に周囲の人を変えている物語、やはり熱いです。
作者からの返信
板野かもさま
「女は三従」儒教の言葉ですね。仏教だと「女は三界に家なし」というのもありますね。後宮の飾り物であった女たちが今後どのようにかわっていくのか、というのも今後も課題にしたいなあとおもっております。
皇帝陛下は……すでに後宮のほとんどの妃妾に手をつけて、今度は女官めぐりまではじめているかんじですね(苦笑) かといって皇帝陛下は別に女遊びが御好きというわけではないので、よけいに誰も幸せになっていないかんじがあります。
慧玲との係わりも雪梅嬪によい影響を与えているのでしょうね(*^^*)
慧玲そのものが後宮の薬になっていけばいいなあとおもっております
67 春の命に祝福をへの応援コメント
なるほど、杏林大学とか杏林堂薬局とかの「杏」の字はそうした由来でしたか……勉強になりました。
知識は豊富でも人間的にはまだ若い慧玲ちゃんが、赤子を抱いて命の重みを感じるの、いいシーンですね。好きな描写です。
作者からの返信
板野さま
「杏」そうなんですよね。やたらと医薬関係に多い「杏」にはどのような理由があるのかとあれこれ調べていたのですが、なるほどとおもいました。慧玲に杏という名前がつく可能性もあったくらいには医薬に関係のある漢字で……ちなみに慧玲の「慧」は白澤が叡智の一族であり、慧眼の持ちぬしである、というところからきています。
抱っこするときの描写は想いをこめて書き綴りましたので、お褒めに預かり、嬉しいです。食も薬も「命」のためにあるもの。「命」の描写はこれからも丁寧にしていきたいものですね。
66 冬の妃と麒麟の死骸への応援コメント
冬の季妃様はまた一段と気品に満ちた方ですね。妃の中でも古株なのでしょうか、宮中の裏事情にも詳しそうで、今後のキーパーソンになりそうですね。
くだんの霊廟にはやはり麒麟の亡骸が……?
作者からの返信
板野さま
毎度細やかにお読みいただき、御礼申しあげます。
皓梟はなんだかんだで先帝の頃から後宮にいる謎の人物だったりします(*^^*) 学者肌の賢者なので、慧玲の力にもなってくれるはずです。……が、敵になるとこわい御方でもあるので今後に期待してください(*^^*)
霊廟は麒麟とはまた別の伏線になります、かならず全部回収するので、楽しみにしていていただければ嬉しいです!
65 根の深い木への応援コメント
鴆は窮奇の一族だったのですね、ふむふむ。
「清水に魚棲まず」は彼の好悪感情の根幹をなしていそうで……慧玲ちゃんに対しても、毒に染まったところに惹かれる一方で、それでも澄んだ心を持ち続けていることは無性に小憎たらしく感じているのかな、なんて思いました。
皇后も底が知れないお人で、いつ慧玲ちゃんの敵に回ってもおかしくなさそうな怖さがありますが、どうなることか……。この方も常人ではなく何かの末裔の匂いがしますね……。
作者からの返信
板野さま
お読みいただき、ありがとうございます。
「清水に魚棲まず」は仰るとおり、鴆の価値観の骨子となっているとおもいます。彼自身がけがれている、とおもっているからこそ、同じような地獄にいるはずの慧玲がけがれていないことにたいする嫉妬と憧憬と、寂しさを感じていますね。
皇后さまは……第五部以降に段々と本領を発揮していくとおもいます(笑)
63 水の毒は巧克力で弾けるへの応援コメント
フォンダンショコラトルは本当に美味しそう……。辣椒との組み合わせも味わってみたいですね。
雪梅嬪が治ってよかった……と同時に、出産に立ち会ってほしがるほど慧玲を頼りにしてくれているのも嬉しいですね。
作者からの返信
板野さま
毎度細やかな感想を賜りまして恐縮です!
雪梅嬪がまさかここまでレギュラーになるとは作者も想っていませんでしたが、慧玲のお姉さんみたいなかんじになってきていて、わたしも非常に嬉しいです。無事に御子が産まれて安堵いたしました。が、まだまだ犯人捜しはここからです!
61 彼ほど強い毒はいないへの応援コメント
「言葉の剣戟」という表現がクールですね。交わした刃を通じて相手の剣圧が直に伝わってくるようで。
慧玲と鴆の「仲」は、簡単に名前を付けて定義できるようなものではないのでしょうが……既存の表現に収まらない関係だからこそ、何者にも代えがたいのでしょうね。
作者からの返信
板野さん
いつもお読みいただき、ありがとうございます!
理解者でありながら、敵であるという関係はずっと書きたかったものなので、このふたりの関係を書くのは作者としても非常に楽しいです。実際に剣をかわして争うことはないふたりですが、時に命を懸け、言葉と言葉、毒と薬をぶつけあっています。第五部ではさらにその争いが苛烈さをますので、どうぞお楽しみに!(現在頑張って執筆中です!💦)
63 水の毒は巧克力で弾けるへの応援コメント
雪梅嬢のまったく揺るがない様に胸をうたれました。驚きです。自分はこういうシーン、人間が好きだったんだなあと目からウロコ。素晴らしい描写に感服いたしました<(_ _)>
雪梅御子、こちらの世界にようこそ!(この世界、毒が渦巻いてるけどきっといいところよ笑)
作者からの返信
枢様
お読みいただき、ありがとうございます。
そのように仰っていただけて嬉しいです。どのようなときにも誇りたかく、揺るぎない雪梅嬪は私もとても想い入れのある人物のひとりとなりましたので、読者様に、特に枢様にも気にいっていただけたとなれば、胸を張れます。
雪梅嬪の御子は、毒やら薬やらに揉まれながらもすくすくと健やかに育っていくことでしょう笑
78 日を喰らう蟲への応援コメント
なんと、皇帝が……!
「愛が毒に転ずるもの」という言葉がとても気になります。
慧玲ちゃんの両親が亡くなった理由と関係するのでしょうか……?
皇后様は皇帝を愛していると言っていましたが、もしかして現皇帝が毒に倒れたのも……??
慧玲ちゃんと鴆のやり取りも毒々しいもので、行く先に不穏なものが漂っていますね。
李紗妃と卦狼が平穏なしあわせを噛みしめているようで、それだけは救いです( ; ᴗ ; )
第四章もおもしろかったです✨ 続きを楽しみにしておりますね。
作者からの返信
松宮様
いよいよに長い連載になって参りましたが、追い掛けてくださり、さらには毎度丁寧なご感想をいただきまして御礼申しあげます。
ついに今度が第五部です。ふたりの関係にも決着がつくとおもいますので、どうぞお楽しみに。
李紗と卦狼は幸せそうで、作者ながらよかったなあとおもいます(n*´ω`*n) 物語がひと段落したときに細やかでも、ちゃんと幸せにしてあげられるのが著者の喜びのひとつでもあるとおもっておりますので(*^^*)
連載再開は一月頃ですが、その時までよろしくお願いいたします。
77 壁に耳あり障子に目ありへの応援コメント
藍星ちゃんは元気な子犬のようでかわいいですね(˃▿˂๑)
そして、皇后さま……。慧玲ちゃんが皇后さまに呼び出されるたびに、何か悪いことが起こるのではと緊張してしまいます。
欣華皇后の帝に対する愛は本物なのですね。後宮では、なかなか普通の夫婦や恋人のように1:1の関係でいられることはないので、愛が深いほど苦しい思いをしがちではないのかなあと邪推をしてしまいます。
その愛ゆえの恐ろしいことが起きないとよいのですが……。
作者からの返信
松宮さま
いつもお読みいただき、御礼申しあげます。皇后が皇帝にむける愛が本物なのか、皇帝が皇后にむける愛が本物なのか……このふたりの関係についても第五部で語れればよいとおもっております。
愛はときに毒になる。というのはこの小説で書きたかったもののひとつでもあり、今後もフェイリンの両親について語る際には切っても離せない言葉になるとおもいます。
76 道連れにさせてへの応援コメント
うーんなるほど、男女関係でこういうのも「アリ」なのか……色々と勉強になりますね…………ふむ…………(何かの扉が開く音)
作者からの返信
ラジオ・K様
お読みいただき、ありがとうございます。
ふふ、私の性癖に刺さる関係をぎゅぎゅっとつめこんでおります。(他ではあまりこういう関係は見掛けないので、自産自消でもあります(笑))新たな扉を開く一助となったのであれば幸いです。
76 道連れにさせてへの応援コメント
いつも気を張り詰めている二人の、ほんのいっときの安らぎの時……よいですねぇ(*´∀`*)
しかし、鴆の最後の言葉が不穏ですね……。かわいそうな藍星ちゃんを排除してまでなにをするつもりなんだろう。少しだけ一緒にいたかっただけという可能性もありますが、それにしては「道連れ」という物騒な言葉が気にかかります。
普段はまったく弱みを見せないふてぶてしいともいえる鴆が、なんだか心身ともに弱って、まるでなつこい子猫のように慧玲ちゃんとの触れ合いを求めている様子は萌えますね(*´꒳`*) 実に性癖にいいです✨(笑)
作者からの返信
松宮さま
いつもありがとうございます。いただく言葉のひとつひとつがどれほど励みになっていることか!
性癖にいい!いただきました!嬉しいです!
鴆はまだ動きだしませんが、第五部ではフェイリンを道連れにするべく容赦なく動いてくるはずです。このときはただ、毒と薬でもなく、一緒にいたかっただけですね(藍星は災難でした(笑)
75 毒が、彼の愛だったから(性被害描写注意)への応援コメント
春妃が死んでほしいと思うことも彼女の立場としては当然でしょうし、雪梅嬪のことも望んだだけ……。命令したようなものではあるけど、厳密にはそうではなかった。
手を汚すのはすべて卦狼が自分だけの責任として行い、李紗妃はそれを彼の愛だと思って受け取っていたのですね。
李紗妃は卦狼が好きなのに、帝と雪梅嬪のことも気になるんだ……。と不思議でしたが、「好き」だけでは生きていけないですしね。
卦狼が命を落としかけたことで、彼が側にいてくれるだけで一番だと気づいたのですね。
これは、私にも誰が悪いとは裁けないですが、ただただ卦狼のような愛の形はたとえ正しくなくてもとても好きだなあと思います。
作者からの返信
松宮様
お読みいただき、御礼申しあげます。
愛と権力(地位)は別……というのが哀しむべくかな、後宮という場所だとおもっています。ほんとうに皇帝を愛していた妃嬪というのはひと握りなのでは。そう考えると皇帝もまた悲しいですね。
李紗の一族は李紗が皇帝の寵愛を享けることに期待を寄せているでしょうし、……「愛があればいい」と言葉にするのにも非常に強く重い覚悟が必要だったとおもいます。
私も性癖に刺さりながら書いていたので、嬉しいです(n*´ω`*n)
60 造られた毒への応援コメント
犯人は女官の誰か……? と思わせて何か裏がありそうな……。
鴆に助力を求める展開……! 見返りに何を要求されるのやら楽しみです(笑)
(全然関係ないんですが、今たまたま横で付けているテレビで、ゴールデンカムイのアニメをやっていて、ちょうど毒の話が出てきました。フグ毒とトリカブトを同時に摂取すると互いの毒を打ち消し合うんですって。慧玲ちゃんが使いこなしそう!)
作者からの返信
板野様
お読みいただき、ありがとうございます。
ニガテな推理を頑張っております(笑)
教えていただき、ありがとうございます。
フグ毒とトリカブトの組みあわせは実際の事件でもかなり難解なトリックにつかわれていて、参考になるなあとおもっていたところでした(現実にはトリカブトの毒に遅延がでるだけで結局は死にいたるみたいでした。配分などにもよるのかもしれません)毒は奥が深くて楽しいです
59 華の舞姫に水の毒への応援コメント
水袖を検索して見てみました。なるほどこれは美しい……。美麗なるものに体を蝕まれていくのは花の話から共通していますね。
雪梅嬪も、慧玲ちゃん自身も、何かと嫌われがちな身の上だけに、数少ない心許せる相手の存在は有難いでしょうね。二人が信頼しあえる仲になっていて良かったです。無事に助かりますように……。
作者からの返信
板野様
丁寧なご感想を賜り、御礼申しあげます。とても励みになります。
創作の裏の話で申し訳ないのですが、どんな毒にするのかは毎度頭をなやましておりまして、特に綺麗で残酷な毒というところにはこだわりがあるので、そのように仰っていただけると非常に嬉しいです。
第一部が花の毒だったので、解けたら今度はどんな毒にしようかと考えていました。鱗の毒は第一話でやってしまったので、同じ水の毒でもまったく表れの違ったものにしたいとおもい、水袖のかたちに……雪梅嬪は舞姫なので、舞姫の要素も取り入れたかったので、しっくりくるかたちにできてよかったです。
58 毒の瞳にあばかれるへの応援コメント
鴆に褒められて嬉しかったのをちゃんと自覚している慧玲ちゃん。毒以上に本当は愛に飢えているのでは……?なんて思ったりもしますが。
先帝は何に飢えていたんでしょうね。今回の事件を通じてまた一つ過去の真相も明かされるでしょうか。
作者からの返信
板野様
おおっ、いいところをつかれますね。さすがです。
仰るとおり、慧玲も、そして鴆も、愛に飢えているところがあります。先帝は……それとはまた違った"あるもの"に飢えていて、それがこの物語の鍵でもあります。食を題材とした後宮ものを書くときめた時にこうした心の"飢え"についてもそれとなく触れられる物語にしたいなあと考えておりました。
57 可乐とひと匙のやさしさへの応援コメント
虫に関しては私は断然、藍星ちゃん派です。。。
妃妾たちのバタバタぶりがコメディタッチで面白いですね。慧玲ちゃんはたまったものじゃないでしょうが(笑)
しれっと可乐を欲しがる鴆も和みますが、慧玲ちゃんも、せっかく作った可乐を誰も喜んでくれなかったところに、鴆が旨いと言ってくれて嬉しかったんでしょうね。もう完全に惚れてしまっている……。
56 冬宮の願掛け桜は咲き誇るへの応援コメント
如才なく鴆に敬語モードを使い分ける慧玲ちゃん、今回の萌えポイントですね(笑)
美しい花に毒がある話はよく聞きますが、愛憎渦巻く願いの札はまさに毒ですね……。欲望を吸いあげ咲き誇るという表現にゾクリときます。
間が空いてしまいましたが、本章も楽しみに拝読させていただきます!
作者からの返信
板野様
おいそがしいなか、お読みいただき、御礼申しあげます。
欲望を吸って毒になった願掛けのなにか、というのはずっと書きたかったモチーフだったので、ひとつ、かたちにできて嬉しかったです。
第四部は割と長めなので、ゆっくりとお楽しみいただければ幸いです。
74 その愛は毒となるか薬となるかへの応援コメント
毒と薬の制作を通じて、慧玲ちゃんと鴆が対決するのは熱い展開ですね!
鴆の人となりを知ったことが解毒にも役立っているのですね。
蜜穴熊や火蠑の蛻など、薬の材料が独特で心をくすぐる響きのものばかりですね。
雪梅嬪と御子の毒殺未遂が卦狼の単独でやったことなら、彼が毒によって命を奪われるのも仕方のないことだったのかもですが……。でも自分の欲のためにやったのではなく、誰かの幸せを願ってのことだったと思うと、どうにか薬を飲み下して助かってほしいと願ってしまいました(・_・、)
作者からの返信
松宮様
慧玲と鴆は理解者でありながら、どこまでも好敵手なのだなあというのが際だつ展開ですよね。第四部は割と鴆が悪者というか、悪人然として動いてくれているので、悪い青年が好きな私はワクワクしながら書き進めております。
蜜穴熊はそのまま「ラーテル」でして、コブラ系の蛇の神経毒に強い耐性をもち、獰猛な蜂の巣まで食い荒らす、という話からこの度の薬にいれました(*^^*) 火蠑の蛻は完璧ファンタジーで、第一部から変わらずに幻想と現実の丁度中間を心掛けています。
仰るとおり、卦狼は悪人でありません。いつか、この時の恩で慧玲のために動いてくれるときがくるかも、です(n*´ω`*n)
19 毒の暗殺者は嗤うへの応援コメント
第一部、楽しく読みました。
慧玲も鴆もとても魅力的で、この二人がこの先どうなっていくのか、楽しみです。
まだいろいろと潜んでいる毒がありそうですし……。
第二部以降も楽しみに読み進めてまいりますね。
作者からの返信
くれは様
お読みいただき、御礼申しあげます。なんて嬉しい御言葉でしょうか。
ふたりの縁が毒になるか、薬になるかというのがこの物語の要なので、その部分に期待を寄せていただけると励みになります。
今後ともくれは様にお楽しみいただけることを祈っております。
73 怒りは薬にならないへの応援コメント
李紗妃と卦狼が互いを想うあう心は、とても強いようですね。
それなのに、どうして雪梅嬪(というか杏如?)を殺さねばならないと思ったのか……。なにがあったのでしょうか。李紗妃の地位の安泰にかかわることとか……?
これまでに登場した、後宮で毒をもって誰かの命を奪おうとした人たちは、決して性悪だったり残忍だったりするわけではなかったですもんね……。彼らにもよほどの理由があったのだろうかと気になります。
被害にあった当人である雪梅嬪は、許せる人なのですね。すごいなあ……。
慧玲ちゃんと同じく、非常に理知的な面も持ち合わせているのでしょうね。
私なら、鴆と同じことを言ってしまいそう(;・∀・)
そういえば、鴆が玉佩を持っていたのはなぜなのでしょうね。これも気になります。
作者からの返信
松宮さま
お読みいただき、ありがとうございます。
人の心程、毒にも薬にもなるものはないとおもっております。誰もが根からの毒ではなく、時に毒とならざるを得ない事情がある……でもそれは慧玲もまた同様で。いつか、慧玲自身が毒となってしまうこともあるのかもしれません。
雪梅嬪は優しくて強い御方です。もはや慧玲の姉御みたいな立ち位置になりはじめています(笑)
第四部もなかなかに緊迫感のある物語が続きますが、第五部はさらに波乱になりそうです。今需要のある「ノンストレス」には程遠い小説ですが、、今後も寛大な御心でご愛読いただければ嬉しいです。
72 化蛇の毒への応援コメント
え、えええ!? そうだったのですか。
李紗妃を疑ったけど、やっぱり違いそう……と思った矢先に……。
理由がとても気になります。
でも李紗妃が卦狼を大切にする想いはかなりのもののようですね。
なんで雪梅嬪に毒をもったのだろう……。
作者からの返信
松宮様
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
李紗が……正確には卦狼が雪梅嬪に毒を盛ったのは、御子が生まれると李紗の妃の座が危うくなるかも、と考えたから、だとおもっています。後宮で御子が生まれるというのはなかなかに大きなことだとおもいますので(*^^*)
でもどちらも悪人ではないので……引き続き、見守ってくださると嬉しいです(n*´ω`*n)
14 薬膳の宴 其の弐への応援コメント
毒と薬を巧みに使った見事な食事でした。
誰にとっても薬になるように、計算し尽くして用意したんでしょうね。
そして最後の舞がとても美しく華やかでした。
梅の花をこぼしながら舞うのはさぞかし綺麗でしょうね。
宴は無事に終わっても、まだあれこれと解決しなければならないことがありそうですが……続きもゆっくりになってしまいますが、楽しみに読んでいきます。
作者からの返信
くれはさま
お読みいただき、大変に嬉しいです。
毒と薬。中華物ということで、宮廷料理の美味しさをギュギュっと詰めこみたかったのですが、割と耳慣れない食材が多かったので、おいしさが読者様に伝わりやすいように頑張りました。楽しんでいただけたようで嬉しいです。
「美しい」とお褒めの言葉を賜り、感謝です。どんな分野を書くにしても、「美しさ」は私の骨なので、表現できるよう努めたいとおもっております。
また御時間のあるときのご訪問いただければ幸甚です。
71 怨みは血に融けるへの応援コメント
卦狼は李紗妃に恩があったから、鴆の誘いにのろうとしなかったのですね。
李紗妃をも疑って申し訳なかったなあ……彼女は、幼い時から今も心の優しい人だったのですね(´;ω;`)
鴆の幼い時にも、憎しみを植え付けるのではなく優しさをくれる人が側にいたら、その後の人生がもっと平穏なものに変わっていたかもですね……。
彼が何を落としたのか気になります。鴆や慧玲ちゃんがピンチにならないといいけど……。
有翼の毒蛇って恐ろしくていいですね✨ こういうクリーチャー好きです🎵 翼は鳥ではなく蝙蝠タイプだと予想しています(*´∀`*)
作者からの返信
松宮様
お読みいただき、ありがとうございます。
鴆が非常に悪者をしてくれて(おまえはやはり敵側の人間……!)となりました( *´艸`)
李紗妃は……ふふ、どうでしょうね(*^^*)
私の小説……特にこの小説においては、毒は薬にもなり、薬は毒にもなるというのが物語の軸となっていて、「優しい人」=「悪事をなさない」とは繋がらないのがなかなかに難しいところだとおもっております。どれだけ誰にとって優しい人でも、時に毒になる。でもだからこそ薬となる。
化蛇。可愛いですよね。こういう毒のクリーチャーもどんどん登場させたいなと想いつつ、現実と幻想のバランスを絶えず考えています(笑)
いつも細やかなコメントをいただき、連載の励みになっております。今後とも頑張りますね!
36 ふたりを結ぶは天毒の縁への応援コメント
恨みの苛烈さに引き込まれた章でした。彼女らに自分を重ねる慧玲にも負けない強い思いがあって物語がどう展開するのか気になりますね。
恋愛なのかシリアスなのかハッキリしない鴆とのやりとりも味わい深いです。
作者からの返信
引き続き、お読みいただき、御礼申しあげます。
怨みとは毒。よって「怨嗟」がこの小説の裏の題材でもございます。いかなる薬をもっても解毒できぬ人の心の毒にたいして、薬たる慧玲はどう争うのか。見届けていただければ幸いでございます。
鴆との関係にも触れていただき、重ねて感謝致します。あのふたりの関係は絶えず緊迫したものになりますが、互いの理解者が互いであることは間違いないので……まさに毒となるか、薬と転ずるか。お楽しみに(*^^*)
70 毒師と毒師は剣をまじえるへの応援コメント
卦狼は鴆と同じ窮奇の一族だったのですね……!
では雪梅嬪に毒をもったのはもしかして……? それとも彼の独断でしょうか。
鴆へ毒殺の依頼をしているのは、皇后なのか、先帝も絡んでいるのか、わかってはいないのですね。
鴆の過去のこと、それに絡んだ復讐のことも気になります。先帝がいなくなった今、鴆の復讐の対象は帝の一族となったのでしょうか……。
作者からの返信
松宮様
いよいよに事の裏側まで明らかになりつつあります。
ですがそれぞれがそれぞれの視野でみているので、どれが真実かはあきらかではありません。このあたりを作者が解らなくならないように整理しながら書き進めております。(めっちゃショックだったのがメモしていた年表を紛失したことです……)
まだまだ緊張感のある場面が続きますが、楽しんでいただけますように。
69 その華は愛を秘めるへの応援コメント
李紗妃と卦狼という宦官は相思相愛なのかしら……?
以前の「御子は春の宮の帝姫だと思いみなで愛しんで育てましょう」という言葉の真意が、ただの善意なのか、何が裏があるのかと気になっていました。
雪梅嬪が子供を心の中でだけ、殷春との子だと思って育てるという決意が切ないですね。
慧玲ちゃんの「胸の底にある潤んだ傷」とは一体どんな傷なのでしょうね……。
作者からの返信
松宮かさね様
いつもお読みいただき、ご丁寧なご感想を賜りまして感謝申しあげます。
李紗と卦狼は相思相愛です。雪梅嬪と殷春も川の隔たりはあれども御互いに想いあっているので、慧玲と鴆にはもっと頑張ってほしいところですね(笑)
慧玲の心の傷については段々と明らかになっていきます。第四部はもちろんのこと、第五部も楽しんでいただけるものになっているとおもうので(現在執筆中)今後ともお読みいただければ嬉しいです(n*´ω`*n)
19 毒の暗殺者は嗤うへの応援コメント
第一部楽しませてもらいました。
慧玲をはじめとして魅力的なキャラクターの活躍、美しい描写や毒と薬の理論も素晴らしいです。
今後も期待して読みたいと思います。
作者からの返信
右中桂示さま
お読みいただき、ありがとうございます。
とても嬉しい御言葉を賜りまして、重ねて御礼申しあげます。美しい描写は勿論の事、毒と薬のロジックは特にこだわっていたところだったので、とても励みになります。今後読者様に楽しんでいただけるよう、努めて参りますので、よろしくお願いいたします(*^^*)
68 女を縛る血の鎖への応援コメント
雪梅嬪……。信じていた女官に毒を盛られていたなんてショックでしょうね。
でも小鈴も酷い環境で育ってきたので同情してしまいます……。家族から出世の道具として使われるのが嫌だったのに、我が子を道具とみなしてしまっていたというのが、虐待の連鎖という感じでいたましいです。
この時代の貧しい家の女性が人生を変えようと思ったら、玉の輿に乗るくらいしか方法がないのだと思うと切ないですね……。
毒の主は誰なのでしょうね。やたらと皇后さまを疑ってしまっていますが💦、貴宮の女官の筆跡ではなさそうなのですね。
作者からの返信
松宮かさねさま
小鈴は第一部から登場していて、いつかは彼女の経緯も書きたいなあとおもっていたので、こうして綴れて嬉しかったです。後宮というものがあった、というだけでも、女が女だという理由で侮られ、物として扱われていた時代ですものね……雪梅嬪も段々と姉御化していて、私としては嬉しいです。
誰が毒を盛らせた首謀者なのか……まもなく明かされますよ(n*´ω`*n)
67 春の命に祝福をへの応援コメント
卦狼という仮面の宦官にはなにかありそうですね……。
帝はとても情の厚い方なのですね。冒頭の、慧玲ちゃんが処刑寸前だったシーンのインパクトから怖いイメージもあったのですが、本当は利用するためだけでなく、姪を想ってくれていたかもしれないのですね。
毒を盛たのは誰なんだろう……?
作者からの返信
松宮かさね様
お読みいただき、ほんとうにありがとうございます。感想もとても励みになっております。
皇帝はなにを想い、なにを望んでいるのか……このあたりから事の真相に迫り始めます。鴆の経緯についても明らかになっていきますよ。(こういう伏線の回収と情報の開示の順番がもう毎度緊張します💦)
これから細部にまで神経を張りめぐらせて頑張りますね!
66 冬の妃と麒麟の死骸への応援コメント
皓梟妃は威厳があってはきはきとモノを言う面白い方ですね。
麒麟の死骸の謎も気になっていました。慧玲ちゃんの身体に何かよからぬものをもたらした原因みたいなので……。でも当時のことは、本人もほとんど記憶にないのですね。
皓梟妃は本当に麒麟が生きていると思っているのかな……? 廟の謎を調べているそうですが、彼女自身は大丈夫かな……? 見つかったりしませんように。
廟の中には何があるんだろう? 麒麟と関係のあるもの……?
作者からの返信
松宮かさねさま
皓梟妃はひそかにお気に入りの人物だったので、ようやっと登場させられて嬉しかったです。それぞれの季節に季妃を、と想っています(秋の妃は存在感が薄いという設定なのでわざと登場させていません、漫画だったら背景にちらりといたかもです)
ここにきて謎が増え始めています。それだけ核心にせまっているということでもありますよ(n*´ω`*n)
麒麟はこの小説の鍵なので、引き続き御注目ください(n*´ω`*n)
65 根の深い木への応援コメント
先帝は鴆の一族を焼き討ちした。慧玲ちゃんは鴆の仇の娘だったと……。
最初は深い憎しみがあったりしたのかな……? 今も好意と共に憎しみがあるのかしら……。
鴆は窮奇の(称を戴いた)一族だったのですね。白澤や窮奇や渾沌などは、ゲームや小説や漫画などで馴染みの深い存在なので、個人的にイメージがしやすいです。聖獣白澤の慧玲ちゃんと四凶窮奇の鴆(*ˊᗜˋ*)
それにしても欣華皇后はやはりとっても怖いですね。
毒を自在に扱い人の命を絶つ鴆だって十分怖ろしい存在のはずですが、皇后さまの怖さはそれとも全然違っていて異質ですね。
鴆のように恨みから相手を殺したいと思うことは心情として理解できるのですが、皇后さまの行動原理がよくわからなくて、それで恐ろしく感じるのかもです。
花……というと真っ先に慧玲ちゃんが思い浮かぶのですが……どうなのでしょうね(。>﹏<)
作者からの返信
松宮かさね さま
お読みいただき、ありがとうございます。鴆の謎も徐々に明らかになってきております。窮奇の一族、四凶からの設定だと瞬時に理解していただけて嬉しいです。誤解をおそれずにいえば、こういう知識は割とマイナー寄りの創作者ならでは通じるものだとおもっているので、非常に嬉しいです。
実は後もうひとつ、饕餮をモデルとした人物も登場させるつもりでおります。
窮奇はその概要が書物によって違い、なやみましたが、四凶のなかで毒があると明記されているのが窮奇だけであること、「窮奇は広莫風(こうばくふう)を吹き起こす」ということで鳥の類として認識し、鴆と結びつけました。
皇后は得体の知れない御方です……ふふふふ( ´艸`)
63 水の毒は巧克力で弾けるへの応援コメント
フォンダンショコラでしたか!(ㅅˊᵕˋ*)♡
とろとろのチョコが流れ出るところがとても美味しそうです。「巧克力の蜜」という表現が素敵ですね。
底に激辛唐辛子のジョロキアが入っていたことにビックリしました。元は、薬として飲まれていた頃のカカオには、唐辛子が入れられていたのですね。
珪藻土が食べ物にもなることも初めて知りました。
雪梅嬪の腕も治ってよかった……。と、安堵しましたら、今度は続いて出産がฅ(º ロ º ฅ)
無事に産まれたみたいでよかった……。
雪梅嬪がすっかり慧玲ちゃんを頼りにしている様子が微笑ましいですね。
作者からの返信
松宮かさねさま
お楽しみいただいているようで、嬉しいかぎりです。
珪藻土は食べられる壁といわれた熊本城の壁が有名ですね。当時は籠城したときにどれだけ食いつないでいけるか、が戦いの要になりましたから、畳もすべて芋がらでつくり、壁は珪藻土にしていざという時には丸ごと食べられるように、と建築したそうです。
(ほんとは城の壁エピソードをいれたかったのですが、そこまで描写しては冗長かな……と)
はい、無事に御子も産まれました(*^^*)
御子は今後もちょっとずつ物語に絡んでくるはずです(n*´ω`*n)
62 巧克力の薬への応援コメント
チョコレートですか! また予想外のお薬でした。
いつも調理を始めるシーンでは、その材料を見ながら何が出来あがるのだろうとわくわくしてしまいます。
最初、謎の実は何だろうと考えてました。アケビ……?と思ったりして(^^ゞ
チョコレートなら栄養がたっぷりで、しかも美味しいので元気が出そうですね。
ガトーショコラみたいな感じでしょうか。出来あがりが楽しみです🎵
そして後宮の女官たちの態度が、さらに好意的なものに変わってきたのが嬉しいです。
藍星ちゃんは、お茶目でそそっかしくて、ほっと安心させてくれますね(,,>᎑<,,)
作者からの返信
松宮かさねさま
カカオの実って実際にみることはめったにないのですが、あらためて描写すると不思議な果実だなあとおもいました。薬膳、といわれる意外な食物ですが、実際にチョコレートには動脈硬化を防いだり腸内環境を整えたりと素敵な効能がたくさんあるので、適度に暮らしのなかに取り入れると薬として働いてくれるとおもいます(*^^*)
割と重めの話が続いているのもあって、藍星は程よく賑やかで、書いていても楽しいです(n*´ω`*n)
61 彼ほど強い毒はいないへの応援コメント
鴆が協力してくれるかドキドキしていました。
いいよ~ってわけにはいかないだろうなあとは思っていましたが(;'∀')
彼は、毒の慧玲ちゃんが好きなのですね。
タイトルを見た時あっとおもったのですが、53話で鴆が言っていた「貴女ほどの毒は知らない」と対になっていますね。お互いに同じようなことを相手に思っていたのですね。
にべもなく断った彼ですが、でも慧玲ちゃんが、毒の臭いで鴆の仕業ではないと見破ったことで態度が一変したのですね。鴆は、聡明で一人で果敢に立ち向かう慧玲ちゃんが好きなんだろうなあと感じました。
作者からの返信
松宮さま
お読みいただき、ありがとうございます。
鴆は強かな慧玲が好きなので、毒の質から鴆が犯人ではないと判断した彼女にこころを動かされたこととおもいます。
おお、余り意識はしておりませんでしたが、確かに対となっておりますね。気づいていただき、嬉しいです。いずれは「貴女ほどの薬は」となるか…それとも(*^^*)
それに加えて鴆にはもうひとつ、気になることがあったようで……そちらが実は第四部の核心部なので、引き続き楽しんでいただければ嬉しいです。
60 造られた毒への応援コメント
女官が……! 外掛に毒が仕込まれていたのですね。
後宮では嫌われ者の雪梅嬪が女官たちからは慕われているのが微笑ましくて、女官の誰かとは思いたくなくて、皇后さまを疑ってしまいました……ごめんなさい(笑)
鴆は慧玲ちゃんに協力してくれるのでしょうか? 彼の反応が楽しみです(,,>᎑<,,)
作者からの返信
松宮さま
皇后さまは疑われるだけのことをしていますからねぇ。
雪梅嬪は嫌われながらも、女官たちからは愛されていて、いい姉御だなあとおもっています。慧玲にとってもお姉さんのようなかんじで、人生経験(+恋愛経験)豊富ですし、頼りがいのあるひとですよね(*^^*)
鴆は慧玲には惚れていますが、仕事の上ではきっちりしていますからねぇ……。特に薬としての慧玲に力を貸すのは嫌がりそうです(苦笑)
毎度のことながらコメントを賜り、ほんとうにありがとうございます。すごく励みになっております。
59 華の舞姫に水の毒への応援コメント
雪梅嬪が慧玲ちゃんを頼りにして待っていた様子に、ほろりときてしまいます( ; ᴗ ; )
てっきり御子に何かあったのかと思いましたが、腕が消えて凍えているとは予想外でした……!
やっぱり誰かに仕組まれたことなのかな? 「彼女だけが触れて、女官がぜったいに触れないもの」とはなんでしょうね?
パッと浮かんだのは皇帝?でしたが……。そんなことが可能なのかな?(;´・ω・)
毒をもたらしたのが皇帝だったとしたら、仕組んだのは皇后さまくらいしか思いつかないですが……。なにかと皇后さまを疑い過ぎかしら(笑)
気になります……!
作者からの返信
松宮さま
雪梅嬪は慧玲に信頼を寄せていますから(*^^*)
久し振りに第一部などを読みかえすと温度差がすごいです笑
ふふふ、誰がこの黒幕なのか。一緒に考えていただければ嬉しいです。ちなみに第一部の時からちゃんと登場しているあのひとです。
……ミステリはあまり得意ではない割に頑張って練りながら、取り組んでいるので、こうして気になっていただけると非常に嬉しく励みになります。ありがとうございます。
58 毒の瞳にあばかれるへの応援コメント
鴆なら本当に後宮をガラガラにしてしまいそうですね(;'∀')
彼は先帝のことも知っていたのですね……! 妻子まで対象にしたひどい仕打ちは、禁毒を盛られたせいだったのですね……。
慧玲ちゃんであっても、犯人を恨むなという方が無理な事件ですね……。
そして雪梅嬪に何があったのでしょう……!?
作者からの返信
松宮かさねさま
お読みいただき、御礼申しあげます。
鴆が殺るといったら冗談ではなく殺りますからね……そんなところも毒デレのいいところ(?)です。
慧玲の父親は毒を盛られるまでは、賢帝だったようです。盛られた毒が禁毒であったことが明らかになり……さて、今後どうなっていくのか。謎が謎を呼ぶ展開ですが、どうかお楽しみに!
15 秘する華を解くへの応援コメント
幽婚、もしくは冥婚……ですか。
この言葉を知ったのはとあるホラーゲームがきっかけでしたが、言葉の響きからしてやはり渡来語なのかなぁと思ってました(古代中国にもそういった概念があったのかまでは、調べきれてないですが)
梅の花の香漂わす后と宦官に、どんな事情があったのか続きが気になりますね。
作者からの返信
大宮さま
お読みいただき、ありがとうございます。冥婚も中国系統の因習でしたね。この話は結ばれなかったふたりの心中なので、死者と結婚させる冥婚とはまた違った話なのですが、冥婚にもこころ動かされるものもあるので……いつか書きたいと考えています。
哀しくも美しい幕締めを書きあげましたので、引き続き楽しんでいただければ幸いです。
57 可乐とひと匙のやさしさへの応援コメント
Dr.STONEで登場したコーラとはまた別の作り方なのですね。
作者からの返信
ラジオ・Kさま
お読みいただき、ありがとうございます。
Dr.STONEの時は炭酸水がすでにあったのですが(千空にはガスをつかう技術が備わっていますがこちらはガスは縁遠いものなので)まずは発酵させて、微炭酸でもしゅわしゅわ感をだすところからはじめました。ということで作り方の手順は、コーラというよりはサイダーです(笑)
57 可乐とひと匙のやさしさへの応援コメント
ああ、藍星ちゃんは虫が苦手でしたね。鴆が隠している蟲の気配を感じとれるなんて鋭い!
可乐=コーラですか!! コーラも登場するなんてすごい。これまでで一番想像もつかなかったお料理です。
流行りのクラフトコーラですね。おいしそう🎵 鴆も気に入ったその味が気になります。
慧玲ちゃんがこれまでになく、鴆のことを異性として意識している……? ふたりの今後がますます気になります(∩ˊᵕˋ∩)・*
作者からの返信
松宮さま
藍星は意外にも勘がするどいのです(*^^*)
ありがとうございます!
さまざまなスパイスを組みあわせたコーラは意外にも漢方薬そのものだなあとおもいまして。いまはコーラというと砂糖がたくさん含まれているのもあって、健康によろしくないイメージがありますが、もともとは薬として開発されました。いまクラフトコーラとして健康にいい飲み物としても見直されてきてますね!
慧玲と鴆は段々と距離が縮んでいて、わたしもみていて微笑ましいです。ふたりの今後にご期待ください(n*´ω`*n)
56 冬宮の願掛け桜は咲き誇るへの応援コメント
鴆に対する藍星ちゃんの怯えは何なのでしょうね。
過去に何かあったか、何か不穏なものを感じたのか……?
呪詛と願掛けは紙一重のものなのですね。
雪梅嬪は無事に出産して欲しいですが、たぶん誰が呪っているのか見当もつかないくらいの多くの人が恨んでいそうで怖いですね……。
作者からの返信
松宮かさねさま
毎度お読みいただき、御礼申しあげます。ようやく第四部の幕をあげることができました。
鴆と藍星はそうとうに相性が……悪いとおもっています(笑)
これについては後々明かされます……
願掛けと呪詛は紙一重。自身の幸せを願うとき、その裏側には誰かの不幸を望む想いがあったりするものですから。勝利を願うときには、相手の敗北を望まざるをえなかったり。後宮という場所ではなおのことですよね。
雪梅嬪の呪っているのは誰か……引き続き、お楽しみいただければ幸いです
55 簪を貴女にへの応援コメント
いや、これはもう好きになってるでしょう(確信)
そして慧玲ちゃんも(?)お誕生日でしたか。おめでとうございますー。私が勝手に拝読が遅れていただけなのですが、夢見里さんのお誕生日と重なって不思議な気持ちです。
鴆は簪の意味を内心知ってて、さらに慧玲ちゃんが知らずに受け取ることも分かっていて渡してそうですね。後から誰かに聞かされて赤面するのを想像して楽しんでそうな……うん、コヤツはそういうことする(笑)
皇后様と鴆の一族の因縁も気になりますが、はてさて。続きを楽しみにお待ちしています。
作者からの返信
板野さま
一気読みしていただき、御礼申しあげます。
更新したのは今月なので、その段階で私の誕生日と重なることになりました(*^^) モリアも誕生日は秋です、偶然の一致ですが(笑)
鴆は知っていたでしょうねえ(* ̄∇ ̄*)
ちなみに簪の贈り物にさ「一生護りたい」と「あなたを乱したい」というふたつの意味もあるそうで、「あなたを乱すのは私だけ」というふうにも取れてなかなかに(*^^)です
第四部もなにとぞお楽しみに御待ちいただければ幸いです。おいそがしいなか、私の小説にお時間を割いていただきありがとうございました!
いただいた言葉を励みに原稿頑張ります!
54 孔雀の笄への応援コメント
鴆の服がさりげなく残されているのが、後朝の別れを思わせてドキリとしますね。実際、墓場まで持っていく互いの秘密を交換しあったのだから、もう一夜を共にしたのと同じようなものかもしれません。
篭の孔雀と言っていたのはそういうことでしたか。孔雀モチーフも今後お話に関わってきそうですね。
皇后様から頂いた品を換金したら流石に怒られるでしょー!とツッコミたくなりましたが、でもあの方ならそれも織り込み済みで笑って許してくれそうな気もしますね(笑)
作者からの返信
板野さま
おおっ、さすが!後朝の別れという言葉がとても好きなので、コメントを拝読しておもわず声をあげちゃいました!
孔雀は今後も関わってきます。実は孔雀もまたあるものの象徴、もしくは仮の姿として書いているのですが……ここからさきはまだ内緒です(///ω///)
褒美を換金するの、仰るとおりそうとうな不敬なのですが、皇后さまはきっと許してくれるとおもいます(笑)
53 貴女ほどの毒は知らないへの応援コメント
慧玲ちゃんの体質はやはり想像を絶する苦しみを伴うものだったのですね……。誰にも明かせないその秘密を、同志でも恋人でもなく敵だからといって鴆にだけ打ち明けるこの関係、ゾクリとして好きです。「死が二人を分かつまで」なんて言いますが、彼らの場合は互いを道連れに死ぬことだけが結ばれる道なのかも……。
いやいやしかし。慧玲ちゃんには生きてほしいですが。
作者からの返信
板野さま
ふふふ、ふたりの行きつく先は何処でしょうね。地獄なのか。それとも。
慧玲と鴆は互いに信頼しあえる関係ではないのですが、理解はしあえる関係だとおもっています。あるいは理解できるからこそ、背く部分もあるのかも。
恋愛として売りこむには難しい関係ですが、私の好きの結晶なのでゾクリとしていただけて嬉しいです!
52 慧玲 後宮に還るへの応援コメント
一ヶ月眠り続けるというのが本当に眠っているのか、他に何かしているのか……いずれにしても、やはり皇后様も只者ではないですね。慧玲のことも藍星のことも理解しているからこそ、敢えて送り込んだ、ということでしたか。
一旦は一段落したようですが、まだまだ誰も彼も裏に秘めている事情が多くて、先が気になりますね。
作者からの返信
板野さま
お読みいただき、ありがとうございます!
作者としては皇后が藍星を送りこんだのは刺客として、ではないと受け取っております。でも皇后の真意が知れないのもまた事実。皇后は想像以上に読者様に疑われているので、作者も楽しいです。いつか、皇后さまみたいなヒロインを主軸にした小説も書きたいですね(笑)
伏線は全回収するつもりなので、まだまだ道のりは長いですがおつきあいいただければ幸いです!
51 毒を解いて呪いを解くへの応援コメント
タピオカまで作れてしまうとは、彼岸花も慧玲ちゃんも万能すぎる……。もうね、次は巧克力火鍋《チョコフォンデュ》とか出てきても驚かないですよ。と冗談はさておき。
藍星ちゃんとも真に通じあえてよかった、と思った矢先、慧玲ちゃんの体にも深刻な事態が……。やはり何かを失わずに何かを得るということは出来ないのか、解毒の体質の裏には何か想像以上の宿業がありそうですね。
作者からの返信
板野さま
ぎくっ、さすが鋭い……カカオは近いうちに登場させたいと想っていたところでした。珈琲もそうですが、もとは薬ですものね。
慧玲の解毒のなぞについてもちょっとずつ明らかになるので、お楽しみに!
50 罅割れる胸への応援コメント
藍星ちゃんが先帝の死に感じた喪失感……私自身も、ずっとスケールは小さいですが若干の覚えがあります。怨みの対象であるべきはずの相手がこの世界から消えてしまうと、「お前に大切なものを奪われた私は何だったんだ」って凄く虚しい気持ちになるんですよね……。
凬様を救えなかった、救える力はあったのに眼前で死を選ばせてしまった――その悔恨があるからこそ藍星は強引にでも救おうとする慧玲ちゃん、まさしく涙を次の力に変えるヒロイン。素敵です。
作者からの返信
板野さま
お読みいただき、ありがとうございます。
共感いただき、重ねて御礼申しあげます。
愛の喪失感も重いものですが、怨みの喪失感も同様ですね。
怨みとまではいかずとも、みかえしてやりたい、報いてやりたいという想いは時に人の心を支えてくれるものです。私も意外と反骨精神旺盛なので(笑)
フォン妃は私もお気に入りの人だったというのもあり、部を跨いでひきずっております。藍星だけは救いたいですね。この部の結末は何種類か頭のなかで構想していたので、書きながら最善のルートに進むことを願うばかりでした💦
49 毒に交われば毒となるへの応援コメント
村人達は「蛟様に喰って頂いた」の一言で罪悪感を鎮めようとしていたのですね……。それでも誤魔化しきれない罪の意識は彼らの心を蝕み続け……村に毒が回ったのは天罰というより、彼らの心こそが毒されていたからなのかもしれませんね。
慧玲ちゃんが来てくれてよかった。あとは藍星ちゃんがどうなるかですね。
作者からの返信
板野さま
毎度御言葉をお寄せいただき、御礼申しあげます。
心の毒はおそろしいものですね。実は後宮食医のメインテーマはこの心の毒のほうにこそあったりします。特に怨み、はこの度の裏テーマです。
藍星の怨嗟のゆくえをどうぞ見届けてやってください!
48 食医の咖喱への応援コメント
なんとこの時代(?)に咖喱が!?とタイトルを見て一瞬思いましたが、そうか、印度にはずっと昔からあるのだから、中国に入ってきていてもおかしくないですよね。
ちょっと陰鬱な展開を見せた直後に飯テロで読者も元気にしてくれて、夢見里さんもなかなかの名食医ですね。
作者からの返信
板野さま
驚いていただいてありがとうございます!
本場中国の料理は素晴らしいものですが、日本人の私にはイメージが沸きにくいものもあるので、今後はどんどん私たちの慣れ親しんだ料理も登場させたいとおもっています! ハヤシライスはアウトですが、カレーは昔からあるはず!という勢いで乗りきっています(笑)
引き続き、楽しんでいただけますように!
46 月に叢雲 花に風への応援コメント
さりげなく慧玲の敵を毒殺している鴆に歪んだ愛を感じますが、しかし、彼女はそんなこと望んではいないのでしょうね……。まだまだすれ違いは続くかと思う一方、ちゃっかり心の声が届いていたりするのがニクイですね。
鴆の策士ぶりにも目を見張ります。案外、史実において予言や占いが奏功したと言われている事例も、裏にはこうした奸計があったのかもしれませんね。
藍星はさすがに敵ではないと信じたいですが……。「暗殺の命を帯びて潜入してきたけど、私にはあなたは殺せません」みたいな展開もそれはそれで萌えますけどね!
作者からの返信
板野さま
風水師も巫女等もその裏には意外なトリックがあったりしたのではと、私も想います。もちろん、ほんとうに神通力をもつものや地の脈から運気を図れるものはいたとおもいますが(いてくれたほうが浪漫もありますし)
鴆の愛情はまさに毒デレでゆがんでいて、書いていて楽しいです。よくいうモダモダとはちょっと違うかもしれませんが、新たなかたちもモダモダといってもありかなと想ったり(* ̄∇ ̄*)
45 触る神に祟りありへの応援コメント
ひぇぇ……。思った以上に村人の業が深かったですね。
途中まで、竜殺しのほうの生贄の話を思い出しながら読んでいたのですが、信仰に取り憑かれて悪気のないつもりで暴走してしまう人達と、自覚して悪事に手を染める人達と、どちらが御し難いのでしょうね。
作者からの返信
板野さま
ありがとうございます。生け贄の話にするという案もあったのですが、人身御供の話は竜殺しのときにわりとじっくりと書いたので、ミステリらしく殺人事件にしました!
罪は罪、ですがその裏に悲しみがあるのは竜殺しのときと同様です。
43 金の毒を診るへの応援コメント
村には何やら隠し事があるようですね。
石英から水晶になることで属性が変わる?というのが興味深いですね。西洋でも水晶は魔法と縁深いですし、以前から「要は珪素の結晶に過ぎないのになぜ魔力が宿るのだろう」なんて考えていたのですが、水晶になる過程のどこかで不思議な力を帯びるのかしら……。
村の女性達が慧玲ちゃんを受け入れてくれて、和む展開かなと思ったらしんみり切ない話になり。
救えない命もある、理不尽に恨まれることもある――医療物やレスキュー物、私の好きなヒーロー物などによく出てくるテーマですが、結局、手の届く範囲の人達を懸命に救い続けるしかないのですよね。それが未来に繋がると信じて。
それにしても皇后様、藍星ちゃんがこんなに料理ベタだと知っていながら送り込んできたのなら、なかなか意地が悪いですよ?(笑)
作者からの返信
板野さま
コメント、とても励みになっております。ありがとうございます。
なんらかの変化をすることで属性の変わるもの、というのは意外と自然には溢れているのではないかとおもっております。琥珀は樹液ですが、土のなかで眠ったものは土、もしくは金の性質を強くもつとおもうのです。後宮食医においては様々なものの属性を五種に分類するだけではなく、土が強いが水の要素もある、というより複雑なかんじにしています。
水晶の神秘性は素晴らしいですよね。好きです。
救うものは、救ってくれなかったものにも絶えずなりえますからね……辛い話です。ヒーローほど絶望を知るものはないとおもいます。
藍星は過ぎたるは猶及ばざるが如しタイプですねえ(笑)
42 腹が減ってはなんとやらへの応援コメント
前話まで「藍星ちゃんが程よく賑やかし役になってくれているなあ」と思いながら読んでいたのですが、彼女の空気に引っぱられたのか、今回は慧玲ちゃんまでコミカルになっていますね(笑)
こうした農村の人々には、仮に食材があってもそれを手間暇かけて調理して食事を楽しもうという発想はほぼないのでしょうから、ちょっとしたメニューでもとんでもないご馳走に感じるのでしょうね。
ひとまず昆虫食の話にならなくてホッとしました……。
作者からの返信
板野さま
第三部は重めの話が続くところがあるので、バランスをとれるように心掛けました!
農耕になれてしまうと、作物がない=食べ物がないという思考に陥りがちなのではないかとおもったので。
でも救荒食物について調べていると、人の知恵と逞しさを感じました。
来年は現実にも世界規模の食物危機がくる、なんて噂もありますね。昆虫食はわたしも現実にはなるべく避けたいです💦
編集済
41 飢饉と病に見舞われた農村への応援コメント
夢見里さん名物・急に服を脱ぎだすヒロイン(笑)……ですが、恥じらいも持ち合わせた慧玲ちゃんが本気を見せるために素肌を晒すのは、ゴディバ夫人の逸話を彷彿とさせますね。
現実でも少し前に軽石の漂着がニュースになっていましたが、石英の砂とはまた大変なことに……。この状況で果たして何を調理するのか。引き続き拝見します。
作者からの返信
板野かもさま
お読みいただき、御礼申しあげます。
……吹きました! (〃゚艸゚)
「鶴に殉ず」のときに同じ事を想いました。どの頁をみても、だいたい脱いでる!?と(笑
ゴディバ夫人……!ふふふ、好きなんですよね、あのエピソード(*^^*)
そうした好みもあらわれているのかもしれません。夫人の頃もそうですが、いまとは裸の重みが違う時代だったのでしょうね。
石英の砂というと、日本だと恐山の砂がそうだとききました。あのあたりも不毛の大地ですよね……後は海外ですが、レンソイス・マラニャンセスは真っ白な砂漠で綺麗ですよ(*^^*)
40 篭の孔雀と毒の鳥への応援コメント
私はこれまで、「篭の鳥」と言うとインコや文鳥くらいの小鳥を想像していたのですが、慧玲ちゃんは孔雀ですか。なるほど中国の人はスケールが違う……。
正体不明の毒疫の話はここ数年の世界情勢を思わせますね。鴆の出自にも何やら先帝との因縁がありそうで……。
それにしてもこの二人、口先では好かれたくないとか好きになりたくないとか言っていますが、きっともう無意識に互いの存在を求めてしまっているのだろうなというのが伝わってきて微笑ましいです。
作者からの返信
板野かもさま
お読みいただき、ありがとうございます。
篭の孔雀はこう……もはや檻の孔雀だなあと想いながら、書いていました笑
さすがは中国人です笑
こうした地毒というものについては、実は現実の情勢からも発案しているところがあります。例の流行り病だけではなく、実際に旱魃が続いて「水」の元素が乏しくなると、有り触れた「モロコシ」が青酸の毒性を帯びて牛が死んだり……という事例もあるそうですね。
ふたりは背きあうほどに惹かれあう、奇妙な関係です(笑)
ちなみにこの話、「好きになりたくない」「好かれたくない」と言いあっているのですが、なろうではガンガンブクマが減って悲鳴を上げたくなりました。(だいじょうぶ、毒デレですよ……!と想いました)
39 毒となれへの応援コメント
皇帝からの命で急展開、かと思いきや、慧玲ちゃんを試していたのですね。画面の前で慧玲ちゃんと一緒に胸を撫で下ろしつつも、流石に帝位に就くだけあって切れ者だなと身震いしました。
農村では果たして何が起きているのか、藍星ちゃんは色々な意味で大丈夫なのか(笑)……拝読が遅くなってしまい申し訳ありませんが、続きも楽しみに読み進めてまいります。
作者からの返信
板野さま
毎度丁寧にお読みいただき、ひとつひとつにコメントを残してくださいまして、御礼申しあげます。とても励みになっております。
皇帝は臆病というか警戒心の強い人物なので、姪である慧玲のことも終始疑っています(苦笑) そしてたぶん、慧玲も皇帝のことを信頼はしていません。が、父親を制してくれた、という恩義もあります。このあたりはまた掘りさげていきたいところですね(^^ゞ
こうして読んでくださるだけで、非常に嬉しいです。おいそがしいでしょうから、どうかご無理はなさいませんように。重ね重ねになりますが、素敵なレビューにも御礼申しあげます。
99「怨みを喀きだせ」への応援コメント
傷ついた慧玲ちゃんに、鴆がやさしく?接してくれてよかったです。
慧玲ちゃんが恨んでいるのは、復讐をしたかったのは、先帝でも現帝でもなく自分……。それは苦しかったでしょうね。
どうしてそこまで自分を恨んでしまっていたのか、慧玲ちゃんの心のうちが気になります。
作者からの返信
松宮さま
お読みいただき、御礼申しあげます。
鴆は……毒なりにやさしいですよね(苦笑)
でも彼のやさしさが慧玲にとっては最も心地よくて、理解されているという安堵感もあって……このふたりの関係は書いていてほんとうに楽しいです。