慧玲ちゃんが毒を貪っていた理由、それから鴆の過去、どちらも気になっていました。
美しい月夜の情景の中でそれらが語られていて、とても好きな場面になりました。
皇后さまは何でも知っていて怖いですね。鴆が慧玲ちゃんを気にしていることまで知っていたのですね。いつになく感情的に行動する鴆を見ても、外れてるとはいえないような……。
でも、なんというか似たところのある二人の関係は、好きとか恋とか愛とかいうより、もっとあやうくて毒々しいですね。ヒリヒリ、ハラハラするような。毒恋?(•ω•*`)♡
慧玲ちゃんの中に麒麟の死骸から何かが入りこんできたときから、毒の効かない身体になり、毒を欲するようになったのですね。この正体は何なのでしょうね……。
夢の中で誰に向かって懇願していたのかも気になります。父帝……? 「喰らってください」とは……?
謎が明かされていくのを楽しみにしています!(ㅅˊᵕˋ*)♡
作者からの返信
松宮さま
お読みいただき、御礼申しあげます。
ふたりの関係はなかなかに距離が縮まったり遠ざかったりの繰りかえしですが、第四部でさらに進展するはず、とおもっております。仰るとおり、これが毒恋ですね(笑) こうした関係は私に刺さりますし、書いていても非常に楽しいので、毒恋、毒ラブというフレーズでぐぐっと需要があがらないかなとおもっております。
なかなかに謎が謎を呼んでばかりですが、最後には奇麗に伏線を回収いたしますので、安心して引き続き楽しんでいただければ幸いです。
慧玲ちゃんの体質はやはり想像を絶する苦しみを伴うものだったのですね……。誰にも明かせないその秘密を、同志でも恋人でもなく敵だからといって鴆にだけ打ち明けるこの関係、ゾクリとして好きです。「死が二人を分かつまで」なんて言いますが、彼らの場合は互いを道連れに死ぬことだけが結ばれる道なのかも……。
いやいやしかし。慧玲ちゃんには生きてほしいですが。
作者からの返信
板野さま
ふふふ、ふたりの行きつく先は何処でしょうね。地獄なのか。それとも。
慧玲と鴆は互いに信頼しあえる関係ではないのですが、理解はしあえる関係だとおもっています。あるいは理解できるからこそ、背く部分もあるのかも。
恋愛として売りこむには難しい関係ですが、私の好きの結晶なのでゾクリとしていただけて嬉しいです!