官戸の横暴に村人は苦しめられていた……。これは村人が強硬策に出てしまったのもわかる……それだけ追い詰められていたのでしょうね。
それでも人を害して殺せば毒が生まれて、自分たちの身も危うくなるのですね。恨みが毒を生んで、その毒がまた恨みを生んで、人の世はその繰り返しで。
罰は続くとはいえ、村人のみんなは前に進めるようでよかったです。
村の毒の治療が終わった今、最も気になるのは藍星ちゃんです。
どんな理由があったのかとても気になります。慧玲ちゃんに本心を打ち明けて向かい合わなければならない時が来たら、お互いに辛い思いをしそうですね。
作者からの返信
松宮かさねさま
引き続き、お読みいただきまして御礼申し上げます。
人を毒する人の毒。というものですね。許されることではないけれど……償うすべあるはずです。慧玲もそう感じたのでしょうね。
「季節殺し」「竜殺し」のときも書きましたが、どんな逆境のなかでもまた前をむいて歩きだせるのが人間の強さだとおもっています。日本人は特にそうした気質が強く、私は尊敬しています(*^^*)
藍星は……この旅を経てなにを想い、なにを感じるのか。今晩更新の話で藍星とも決着がつきますので、どうぞお楽しみに!
村人達は「蛟様に喰って頂いた」の一言で罪悪感を鎮めようとしていたのですね……。それでも誤魔化しきれない罪の意識は彼らの心を蝕み続け……村に毒が回ったのは天罰というより、彼らの心こそが毒されていたからなのかもしれませんね。
慧玲ちゃんが来てくれてよかった。あとは藍星ちゃんがどうなるかですね。
作者からの返信
板野さま
毎度御言葉をお寄せいただき、御礼申しあげます。
心の毒はおそろしいものですね。実は後宮食医のメインテーマはこの心の毒のほうにこそあったりします。特に怨み、はこの度の裏テーマです。
藍星の怨嗟のゆくえをどうぞ見届けてやってください!