先帝は鴆の一族を焼き討ちした。慧玲ちゃんは鴆の仇の娘だったと……。
最初は深い憎しみがあったりしたのかな……? 今も好意と共に憎しみがあるのかしら……。
鴆は窮奇の(称を戴いた)一族だったのですね。白澤や窮奇や渾沌などは、ゲームや小説や漫画などで馴染みの深い存在なので、個人的にイメージがしやすいです。聖獣白澤の慧玲ちゃんと四凶窮奇の鴆(*ˊᗜˋ*)
それにしても欣華皇后はやはりとっても怖いですね。
毒を自在に扱い人の命を絶つ鴆だって十分怖ろしい存在のはずですが、皇后さまの怖さはそれとも全然違っていて異質ですね。
鴆のように恨みから相手を殺したいと思うことは心情として理解できるのですが、皇后さまの行動原理がよくわからなくて、それで恐ろしく感じるのかもです。
花……というと真っ先に慧玲ちゃんが思い浮かぶのですが……どうなのでしょうね(。>﹏<)
作者からの返信
松宮かさね さま
お読みいただき、ありがとうございます。鴆の謎も徐々に明らかになってきております。窮奇の一族、四凶からの設定だと瞬時に理解していただけて嬉しいです。誤解をおそれずにいえば、こういう知識は割とマイナー寄りの創作者ならでは通じるものだとおもっているので、非常に嬉しいです。
実は後もうひとつ、饕餮をモデルとした人物も登場させるつもりでおります。
窮奇はその概要が書物によって違い、なやみましたが、四凶のなかで毒があると明記されているのが窮奇だけであること、「窮奇は広莫風(こうばくふう)を吹き起こす」ということで鳥の類として認識し、鴆と結びつけました。
皇后は得体の知れない御方です……ふふふふ( ´艸`)
鴆は窮奇の一族だったのですね、ふむふむ。
「清水に魚棲まず」は彼の好悪感情の根幹をなしていそうで……慧玲ちゃんに対しても、毒に染まったところに惹かれる一方で、それでも澄んだ心を持ち続けていることは無性に小憎たらしく感じているのかな、なんて思いました。
皇后も底が知れないお人で、いつ慧玲ちゃんの敵に回ってもおかしくなさそうな怖さがありますが、どうなることか……。この方も常人ではなく何かの末裔の匂いがしますね……。
作者からの返信
板野さま
お読みいただき、ありがとうございます。
「清水に魚棲まず」は仰るとおり、鴆の価値観の骨子となっているとおもいます。彼自身がけがれている、とおもっているからこそ、同じような地獄にいるはずの慧玲がけがれていないことにたいする嫉妬と憧憬と、寂しさを感じていますね。
皇后さまは……第五部以降に段々と本領を発揮していくとおもいます(笑)